東京競馬場ではGⅠ・日本ダービーが行われ、ロジャーバローズがレースレコードを更新する2分22秒6というタイムで優勝した。これは、2015年にドゥラメンテがマークしたタイムを0秒6上回る好時計となった。開催前に大量の雨が降ったが週末までには良馬場になり、しかもB→Cコース替わりだったため、この時計が生まれたのだろう。
東京競馬場の芝コースは、3週連続でレコードが出る高速馬場。ダートコースは、土曜日には少し水分が残っていたが、日曜日には乾燥してパサパサになり時計が少し掛かってた。バイアスにも多少の変化があった。
京都競馬場の芝コースは、最終週になりコースの内ラチ沿いの荒れが多少目立ったが、時計は速めで相変わらず良好な状態。ダートコースは、ほぼパサパサに乾燥していて時計は標準位。ただ、土日でバイアスの変化がある難しい馬場状態だった。
では、2019年5月25～26日のトラックバイアスの結果を紹介する。
目次
東京競馬場
芝
5/25 予想
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪 枠 超内、内、フラット、外、超外 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
2019,5,25土曜日 トラックバイアス予想(東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
5/25 結果
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
枠 超内、内、フラット、外、超外
直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
5/26 予想
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪 枠 超内、内、フラット、外、超外 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
2019,5,26 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
5/26 結果
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
枠 超内、内、フラット、外、超外
直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
5/25 予想
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い 枠 超内、内、フラット、外、超外 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
2019,5,25土曜日 トラックバイアス予想(東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
5/25 結果
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
枠 超内、内、フラット、外、超外
直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
5/26 予想
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い 枠 超内、内、フラット、外、超外 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
2019,5,26 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
5/26 結果
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
枠 超内、内、フラット、外、超外
直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
・開催前作業 芝コースにエアレーション作業
・週間雨量 月～火曜日に82mm
・当日の天気 2日とも晴れて気温は30度超え
・芝コースの週間作業 B→Cコース替わり、日～月曜日に芝刈り、木～土曜日に散水
・ダートコースの週間作業 木～金曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
B→Cコース替わりで3～4コーナー内ラチ沿いの荒れた部分もカバーされて、今開催で一番時計が速い良好な状態。
月～火曜日に大量の雨が降ったが、開催までに水分は抜けていた。木曜日以降に散水をするくらいなので、あれだけ雨が降っても暗渠管(暗渠排水材)のおかげで排水されたのだろう。ただ、散水を多めにしたらしく、金曜昼よりも土曜朝の方が含水率が高かった。そのため、馬場がカチカチになることはなく、レコードが出る良好な馬場状態となっていた。
枠は、日本ダービーも含めて数レースで内有利があった。外でも良いポジションを取れれば大丈夫だったが、多頭数の外枠の差し馬は伸びない外外を回されたため、凡走する馬が多かった。
直線の伸びは、先週に引き続き内から4分所くらいまでが伸びていて、そこから外に行くほど伸びなかった。日本ダービーのサートゥルナーリアの敗因はいろいろとあるだろうが、ちょうど伸びないギリギリの所を回ったことも敗因のひとつだろう。サートゥルナーリアの1頭分内を回ったヴェロックスは伸びて3着になったので、あそこが伸びるかどうかの境目になっていた。
前後は、差しが決まらないこともないが、ある程度前にいないと厳しい。おそらく、大外が伸びないため差し馬は好走できなかったのだろう。
・ダート
土曜日は週間の雨の水分が少し残ったが、日曜はほぼ完全に水分が抜けてパサパサ。土日とも時計も上がりも標準くらいか掛かり気味。
枠の有利不利と直線の伸びは土日で変化があった。土曜日と日曜日の世代限定戦は少し内有利。勝ち馬のほとんどが3～4コーナーで内ラチ沿いを通っていた。伸びも内から2～3分所くらいまでが伸び、そこから外に行くほど伸びなかった。
日曜日の古馬戦になると外有利に変化。どういった理由でバイアスが変化したかはわからないが、おそらく馬場の中の水分量の変化だと思われる。伸びも外伸びになっていた。
【来週へ向けて】
・芝
火曜夜～水曜朝にかけて雨予報。週末も天気が微妙。
3～4コーナーの荒れもまだ少ないので、週末に雨が降らなければ良好な馬場状態になるだろう。
内有利、内伸びのバイアスは変わらないはずなので、外枠の差し馬は軽視したい。
・ダート
先週のバイアスの変化は、週間の大量の雨の影響だと思われる。
おそらく馬場の水分量でバイアスが変化したと思われるので、天気予報には注意。水分が残ると内有利、乾くと外有利になりそう。
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京都競馬場
芝
5/25 予想
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪 枠 超内、内、フラット、外、超外 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
2019,5,25土曜日 トラックバイアス予想(東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
5/25 結果
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
枠 超内、内、フラット、外、超外
直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
5/26 予想
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪 枠 超内、内、フラット、外、超外 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
2019,5,26 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
5/26 結果
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
枠 超内、内、フラット、外、超外
直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
5/25 予想
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い 枠 超内、内、フラット、外、超外 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
2019,5,25土曜日 トラックバイアス予想(東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
5/25 結果
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
枠 超内、内、フラット、外、超外
直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
5/26 予想
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い 枠 超内、内、フラット、外、超外 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
2019,5,26 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
5/26 結果
馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
枠 超内、内、フラット、外、超外
直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
・開催前作業 芝コースにエアレーション作業
・週間雨量 月～火曜日に31.5mm
・当日の天気 晴れて気温は30度超え
・芝コースの週間作業 水曜日に芝刈り、日曜日と水～土曜日に散水、木曜日に肥料を散布
・ダートコースの週間作業 水～金曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
週間の雨の影響はなく、最終週だが良好な状態で時計は速め。
枠は、内有利のレースがいくつかあったが、基本的に大きなバイアスはない。
直線の伸びは、内から4分所くらいまでが伸び、中でも3分所が一番伸びていた。4分所から外に行くほど伸びない。
前後はメンバーやペース次第で前残りも差しもあった。ただ、多頭数のレースでは人気の差し馬が差し届かないレースが複数あったが、これは伸びない外を回されたためだろう。
・ダート
週間の雨の影響はほとんどなく、ほぼ乾いている状態で時計も上がりも標準か掛かり気味。
枠のバイアスは土日で変化した。土曜日は、1400mは内有利、1800mは内有利かフラット。日曜日は、1400mは外有利、1800mは外有利かフラット。土日でこれだけバイアスに変化があった理由はよく分からないが、おそらく週間の雨の影響だと思われる。
直線の伸びは、土曜日はフラット。日曜日は内から2～3分所より外が平均的に伸びていた。というか、内1～2頭分が伸びていなかった。
前後は土日とも展開次第としたが、土曜日はどちらかというと前が残り、日曜日は差しが決まっていた。
【次開催に向けて】
・芝
このあと芝の張替をするため、次開催では時計もバイアスもガラッと変わる。
毎年夏の張替と同時期にエアレーション作業、シャタリング作業を念入りにするため、馬場がかなり柔らかくなる可能性がある。
次の開催まで約4ヶ月あるため、よほどの天候不順がないかぎり芝が不揃いということは少ない。
・ダート
このあとダートの砂の洗浄をするため、次開催では時計もバイアスもガラッと変わる。
ただ、京都のダートコースは全10場の中で最も内有利になりやすいため、次開催も内有利に注意。
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