トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2019,7,13 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場)

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今週は3場とも芝コースはA→Bコース替わりとなる。荒れた部分がカバーされた競馬場、カバーされず荒れが目立つ競馬場があるので、確認しておきたい。

福島競馬場は金曜日の昼までに15mmの雨が降り、芝はやや重、ダートは重。芝はコース替わりだが、荒れた部分がカバーされていないためタフな状態になりそう。

中京競馬場は木~金曜昼までに17mmの雨が降り、芝は重、ダートは不良。こちらの芝コースは荒れた部分がカバーされ、良好な状態となりそう。

函館競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点で芝ダートともに良。しかし、金曜午後から雨が降っているため馬場の悪化は確実だろう。

では、2019年7月13日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

福島競馬場

金曜昼の馬場状態:やや重 含水率:ゴール前12.6% 4コーナー16.5%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:重 含水率:ゴール前14.2% 4コーナー12.7%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】

・開催前作業 芝コースにシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄

・週間雨量 金曜日に15mm

・土曜日の天気 曇り、気温は高め

・芝コースの週間作業 A→Bコース替わり、月曜日に芝刈り、水曜日に散水と肥料の散布

・ダートコースの週間作業 水~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

金曜日に15mmの雨が降り、金曜昼時点でやや重。土曜日は曇り予報だが気温が高いため、良に回復するかもしれない。ただ、コース全体が荒れているため、時計は掛かり気味でタフな状態になりそう。

A→Bコース替わり。荒れた部分は多少カバーされたが、先週の状態とさほど変わらない印象。

枠はフラットと想定。ただ、1200mは内伸び、前残りになりそうなので内枠の方がレースがしやすいかも。1800m以上は外伸びになりそうなので、外枠の方がレースがしやすいかもしれない。

直線の伸びは、1200mはやや内、1800m以上はやや外と想定。先週と同じような状態になりそう。馬場はタフだが、1200mであれば逃げ先行しても粘れるためやや内伸び。しかし、1800m以上になると逃げ先行馬がバテて止まるため、外伸びになりそう。

前後は、1200mは前~展開次第、1800mは展開次第と想定。理由は上記の通り。

血統は、1200mは非サンデーサイレンス系、1800m以上はハービンジャー、ロベルト系、スタミナ型サンデーサイレンス系が中心になりそう。

 

・ダート

金曜日に15mmの雨が降り、金曜昼時点で重。土曜日は曇り予報だが気温が高いのでやや重に回復しそう。

含水率が先週とほぼ同じ。そのため、馬場が湿っていても時計は速くならないだろう。

枠はフラットと想定。ただ、やや外伸びと想定しているため、内枠はレースがしにくいかもしれない。

直線の伸びはやや外と想定。先週は逃げ先行馬がバテやすかったため、外を立ち回った馬が伸びていた。今週も似たような馬場状態となっているため、やや外伸びと想定した。

前後は前~展開次第と想定。福島ダートの勝ち馬は、基本的には逃げ先行が中心。ただ、馬場がタフになると想定しているため、勝ち馬は4角3~5番手位で馬群の外を立ち回った馬が中心となるだろう。

 

 

 

 

中京競馬場

金曜昼の馬場状態:重 含水率:ゴール前17.3% 4コーナー17.6%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:不良 含水率:ゴール前20.1% 4コーナー19.7%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】

・開催前作業 芝コースにエアレーション作業

・週間雨量 木~金曜日にかけて17mm

・土曜日の天気 曇り、気温は高め

・芝コースの週間作業 A→Bコース替わり、月曜日に芝刈り、火~水曜日に散水、水曜日に肥料の散布

・ダートコースの週間作業 火~水曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

木~金曜日にかけて17mmの雨が降り、金曜昼時点で重。金曜午後から晴れて土曜日も雨が降らない予報のため、やや重か良に回復するかもしれない。時計は、基準と比べると±0秒か、少し速い位と想定している。

A→Bコース替わり。荒れた部分がカバーされ、良好な状態になりそう。

枠はフラットと想定。大きなバイアスが出ると想定していない。

直線の伸びはフラットと想定。ただ、そろそろエアレーションの効果が薄れてくる頃なので、馬場が踏み固まる内が伸びるようになるかもしれない。

前後は展開次第と想定。ただ、馬場状態が良好なので、4角で後ろ過ぎると届かない可能性が高い。

血統は、綺麗な馬場が得意な、ディープインパクト系、GⅠ馬を輩出しているサンデーサイレンス系、キングマンボ系、ヴァイスリージェント系(クロフネフレンチデピュティ等)が中心になりそう。

 

・ダート

木~金曜日にかけて17mmの雨が降り、金曜昼時点で不良。金曜午後以降は曇りか晴れで気温も高めのため、土曜日にはやや重か重に回復するかもしれない。

含水率は先週よりも数値が高い。高速馬場が濃厚。

中京ダートは脚抜きが良くなると、内枠有利、内伸び、前有利になりやすい。今開催もそのいずれかになることが多い。

 

 

 

 

函館競馬場

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前14.1% 4コーナー12.7%(測定時刻9:20)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前2.1% 4コーナー2.3%(測定時刻9:20)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】

・開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄

・週間雨量 なし

・土曜日の天気 雨のち曇り、気温は平年並み、風が強め

・芝コースの週間作業 A→Bコース替わり、月曜日に芝刈り、月~水曜日に散水、水曜日に肥料の散布

・ダートコースの週間作業 月~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点で良。しかし、金曜午後~土曜明け方にかけて雨の予報。ただ、雨量は多くないらしいため、良のままかやや重くらいになると想定している。

A→Bコース替わりで荒れた部分もある程度カバーされている。ただ、ここまでの4週はすべて雨の影響がある中でレースが行われたため、馬場にダメージが残っているはず。そのため、時計は基準と比べて±0秒くらいから、雨量次第では+1.0秒位と想定している。

枠は内有利と想定。コース替わりで荒れた部分がカバーされたため、内をロスなく回った方が優位になりそう。

直線の伸びは内伸びと想定。こちらも荒れた部分がカバーされたため、内伸びになりそう。ただ、直線は少し荒れが目立つため、雨量次第ではバイアスが変わるかもしれない。

前後は前~展開次第と想定。こちらも荒れた部分がカバーされたため、ある程度前に行ったほうがよさそう。ただ、雨量次第では馬場がタフになって、前が止まることも考えられる。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点で良。しかし、金曜午後~土曜明け方にかけて雨の予報となっている。そのため、雨量次第ではやや重か重になるかもしれない。やや重くらいであれば時計は標準位になると想定しているが、重以上になると時計が速くなるかもしれない。

枠、直線の伸びはフラットと想定。今開催は、特に大きなバイアスは出ていない。

前後は前~展開次第と想定。今開催の勝ち馬は、40鞍中40鞍が4角4番手以内、39鞍が3番手以内、35鞍が2番手以内、19鞍が先頭となっている。大きなバイアスの変化は考えにくい。