3場とも夏開催の最終週となった先週末。函館2歳ステークス(GⅢ)と中京記念(GⅢ)の2つの重賞が行われ、それぞれビアンフェ、グルーヴィットが優勝した。
福島競馬場は2日間とも雨の影響を受け、芝コースは良→やや重、ダートコースはやや重。芝コースは全体的に荒れて、内ラチから2~4分所まで騎手が避けるほどだった。
中京競馬場も雨の影響を受け、土曜日は芝ダートとも不良→重、日曜日はやや重。芝コースの時計は、土曜日は-1.0秒位と速めだったが、日曜日は何故か±0秒位となっていた。
函館競馬場は週間に雨が降らず芝ダートともに良。芝コースは最終週とは思えないほど良好な状態で、先々週よりも速い時計が出ていた。
では、2019年7月20~21日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
福島競馬場
芝
7/20 予想
2019,7,20 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/20 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 予想
2019,7,21 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
7/20 予想
2019,7,20 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/20 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 予想
2019,7,21 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
・開催前作業 芝コースにシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
・週間雨量 月~日曜朝までに計12.5mm
・当日の天気 土曜日は曇りか小雨で気温は平年並み、日曜日は曇りで気温は低め
・芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り
・ダートコースの週間作業 水~木曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
2日間とも雨の影響を受け、土曜日は良→やや重、日曜日はやや重。時計は、土曜日は+1.0秒位、日曜日は+1.5秒位。
最終週となり馬場状態はかなり悪く、騎手が内ラチ沿いを避けるほど。最後の直線以外は内から2分所まで、直線は4分所まで避けていた。
枠は2日間とも外枠有利。先週末の芝のレースは13鞍あったが、7,8枠の勝ち馬は計8頭。1,2枠からの勝ち馬はなく、外枠から外を立ち回らないと厳しい状況だった。
直線の伸びはやや外~外伸び。内から4分所までが荒れているため全く伸びず、外ラチ沿いまで回す騎手もいたほどとなっていた。
前後は、土曜日は展開次第~差し、日曜日は展開次第。土曜日の1200mは先行馬が残るケースも見られたが、1800m以上の逃げ先行馬はほぼ壊滅したため差し馬が台頭していた。日曜日は時計が掛かるようになったため、先行も残り差しも決まっていた。
・ダート
2日間とも雨の影響を受けやや重。湿っていたが脚抜きが良くなることはなく、時計は土日とも±0秒前後。
枠は2日間ともフラット。大きなバイアスは出ていなかった。
直線の伸びは、土曜日はフラット、日曜日はやや内伸び。日曜日は3分所より内が伸びて、差し馬は馬群を縫う形が目立っていた。
前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は結構前が残ったが、日曜日はペースやメンバー次第で逃げも差しも決まっていた。
【次開催へ向けて】
・芝
次の開催は約3ヵ月後の11月。この間に大規模に芝を張替えるので、秋開催は年で一番良好な状態となる。
今開催は馬場がかなり荒れてしまったため、張替える面積が大きくなるはずだ。ただ、今年は気温が低く雨の日が多いので、芝の育成が不揃いになるかもしれない。天気に注意したい。
秋開催は、例年は前有利になる事が多い。
・ダート
今開催前に砂を洗浄したため、次開催は大きな変化はないはず。
中京競馬場
芝
7/20 予想
2019,7,20 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/20 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 予想
2019,7,21 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
7/20 予想
2019,7,20 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/20 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 予想
2019,7,21 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
・開催前作業 芝コースにエアレーション作業
・週間雨量 月~土曜日までに87mm
・当日の天気 2日間とも曇り、気温は平年並みか高め
・芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り
・ダートコースの週間作業 木曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
週間に大量の雨が降り、土曜日は重、日曜日はやや重。
最終週になり馬場がかなり荒れているが、開催前に芝を張替えた影響か内を立ち回っても我慢できていた。
時計は、土曜日は-1.0秒位、日曜日は±0秒位。馬場状態は土曜日の方が悪かったが、何故か時計は土曜日の方が速かった。土曜日の時計が速かった理由は不明。おそらく、日曜日の方が馬場が荒れたためだと思われるが……。
枠は2日間ともフラット。大きなバイアスは出ていなかった。
直線の伸びは2日間ともやや内伸び。内から4分所の、芝を張替えて色が変わっているところまでが伸びていた。ただ、日曜日は最内の馬1頭分位のみが伸びていなかった。
前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日の勝ち馬はすべて4角5番手以内で、馬券圏内も4角7番手以内だった。
・ダート
週間に大量の雨が降り、土曜日の馬場状態は不良→重、時計は-2.5→-2.0秒位と脚抜きが良かった。
枠はフラット。大きなバイアスは出ていなかった。
直線の伸びはやや内伸び。差し馬は内を捌く形が多かった。
前後は前~展開次第。超ハイペースで差し馬が台頭したレースもあったが、基本は逃げ先行からが多かった。
日曜日の馬場状態はやや重。時計は-1.5→-1.0秒位とそこそこ脚抜きが良かった。
枠は、1400m以下は外枠有利、1800mはフラット。1400m以下の勝ち馬はすべて8枠からだった。
直線の伸びはフラット。内も外も平均的に伸びていた。
前後は展開次第。逃げ先行も残り差しも決まっていた。
【次開催へ向けて】
・芝
次開催は4ヵ月後の12月。この間に大規模に芝を張替えるので、次開催は1年で最も良好な状態となる。
今開催は内伸び馬場だったが、馬場がタフだと基本的には外伸び馬場になる。次開催は注意したい。
・ダート
おそらく次開催は砂を洗浄するはず。路盤の補修もこの間にするので、次開催はバイアスが変化する可能性がある。
ただ、中京ダートは馬場が湿ると、内枠有利、内伸び、前有利になりやすい。
函館競馬場
芝
7/20 予想
2019,7,20 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/20 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 予想
2019,7,21 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
7/20 予想
2019,7,20 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/20 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 予想
2019,7,21 トラックバイアス予想 (福島競馬場、中京競馬場、函館競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
7/21 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
・開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
・週間雨量 なし
・当日の天気 2日間とも曇りか晴れ、気温は平年並みか低め、風が強め
・芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り、水曜日と金曜日に散水
・ダートコースの週間作業 月~金曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
週間に雨が降らず2日間とも馬場状態は良。時計は、土曜日は-0.8秒位、日曜日は-0.6秒位。
最終週だが荒れは少なく良好な状態。
枠は2日間とも、1200mは内~フラット、1800m以上はフラット。1200mはインベタほどではなかったが、外外を立ち回ると直線で失速していた。
直線の伸びはフラット。大きなバイアスは出ていなかった。
前後は展開次第。逃げ先行も残り、差しも決まっていた。
・ダート
週間に雨が降らず2日間とも馬場状態は良。含水率が4%以下になり、ほぼパサパサに乾燥していた。
時計は、土曜日は-1.2秒位、日曜日は±0秒位。ダートコースはパサパサに乾燥すると時計が速くなることがあるが、土曜日はまさにそのパターンだった。日曜日は時計が±0秒位だったが、理由は分からない。おそらく風が強かったからだと思われる。
枠、直線の伸びは2日間ともフラット。大きなバイアスは出ていなかった。
前後は、2日間とも前~展開次第。今開催の勝ち馬はとにかく4角前々からとなっているが、先週も同様だった。
【次開催へ向けて】
・芝
次開催は来年の6月。ただ、札幌の開催が終わるまで調教場所として残すので、芝を張替えるのは9月に入ってから。
芝の育成期間は雪が積もる前の2ヶ月と、雪が溶けてから開催前までの2ヶ月の計4ヶ月ほどしかない。天候不順が起きると芝が不揃いになることもあるので、天気には注意したい。
2017年までの数年間は、開幕日の時計が-2.5秒位の超高速馬場となっていたが、2018年以降は-1.5秒位に落ち着いている。これは、馬場を念入りにほぐすようになったため。来年以降もこのくらいに落ち着くはず。
・ダート
ここ数年は毎年砂の洗浄をしている。おそらく次開催も洗浄するはず。
函館の勝ち馬は、毎年4角前々からが多かったが、今開催は特に今年は前だった。来年はいつもどうりに戻るのでは?