トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2019,9,7 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場)

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夏競馬が終わり、今週から秋競馬が始まる。台風15号の接近によりもしかしたら日曜日に雨が降るかもしれないので、天気予報には注意したい。

中山競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースはクッション性の確保のためエアレーション作業等をしたようだが、例年通りなので今年も速い時計が出そうだ。

阪神競馬場は水曜日に4mmの雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは張り替え面積が大きく、例年よりも少し時計が速くなるかもしれない。

では、2019年9月7日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前9.7% 4コーナー12.0%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前2.5% 4コーナー2.3%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアーレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
  • 週間雨量 なし
  • 土曜日の天気 晴れて気温が高い
  • 芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り、月曜日・水~木曜日に散水
  • ダートコースの週間作業 火~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は良。

今開催は野芝のみで行われるため、中山開催では最も速い時計が出ることが多い。昨年のこの開催の時計は-1.5~-2.0秒位となっていた。

開催前作業はいつもどおりエアレーションとシャタリング作業が行われた。ただ、例年よりも念入りに作業したとの情報もあるので、いつもよりも柔らかくタフになっているかもしれない。

枠は内~フラットと想定。馬場状態が良好なので基本的にはあまり外を回らない方がいいはず。ただ、エアレーション等で馬場が柔らかくタフになった場合は、前が止まり差しが決まりやすくなるため外枠が目立つかもしれない。

直線の伸びはフラットと想定。馬場状態が良好なのでどこでも平均的に伸びるはず。

前後は展開次第と想定。馬場状態が良好なので最後方一気は厳しいかもしれないが、逃げ先行も残り差しも決まるはず。ただ、エアレーション等で馬場が柔らかくタフになった場合は、差しが決まりやすくなるかもしれない。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2%台なのでカラカラに乾燥している。

例年のこの開催は路盤が硬く速い時計が出ることが多い。ここ数年は-1.0秒位になることが多い。

枠はフラット~外枠有利と想定。含水率が2%台とカラカラに乾燥しているため、内枠の馬はキックバックをイヤがり外枠中心となる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。特にバイアスが出るとは想定していない。

前後は前~展開次第と想定。馬場が乾燥しておりキックバックが多いと予想されるため、揉まれずスムーズに走った逃げ先行勢が中心になるかもしれない。

 

 

 

 

阪神競馬場

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前8.8% 4コーナー7.7%(測定時刻10:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前3.7% 4コーナー4.7%(測定時刻10:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
  • 週間雨量 水曜日に4mm
  • 土曜日の天気 晴れて気温が高い
  • 芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り、火曜日・木~金曜日に散水、火曜日に殺菌剤と殺虫剤の散布
  • ダートコースの週間作業 月~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

水曜日に4mmの雨が降ったが、馬場状態は金曜昼時点で良。

今開催は野芝のみで行われるため、阪神開催では最も速い時計が出ることが多い。ここ数年で良馬場だった場合は、-1.5秒前後になることが多い。

開催前にシャタリング作業を行っている。去年はエアレーション作業だったはずなので、去年と馬場管理の方法を変えてきている。バイアスの変化に注意したい。

芝の張り替え面積が大きく、画像や映像を見ても張り替えた箇所がはっきりと分かる。後述するが、ここが伸びる可能性がある。

枠は内~フラットと想定。上記の通り芝を張り替えた箇所の色が変わっており、そこまでが伸びる可能性がある。多頭数で外枠から外外を回されると厳しいかもしれない。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。上記の通り、張り替えた箇所が伸びる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。上記の通り張り替えた箇所が伸びると想定しているので、外を回っての差しは厳しいはず。ただ、内を捌いての差しに注意したい。

 

・ダート

水曜日に4mmの雨が降ったが、金曜昼の含水率は3~4%台で良馬場なのでパサパサに乾燥している。

阪神ダートは路盤の状態次第で時計の出方が変わりやすい。2016年は-1.5秒位、2017年は-1.0秒位、2018年の良馬場の時は±0秒位なので、時計の出方には注意したい。

枠はいろんなバイアスに注意したい。路盤の状態次第でどんなバイアスが出るか分からない。おそらく、時計が速ければ内枠有利、遅ければ外枠有利の傾向だろう。

直線の伸びはフラットと想定。バイアスは出にくいと想定しているが、路盤の状態次第ではバイアスが出る可能性がある。

前後は展開次第と想定。こちらも上記と同じ。