トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2019,9,14 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場)

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今週は秋開催2週目となるが、先週は絶好の馬場状態でレースが行えたため馬場に傷みはほとんどないようだ。ただ、中山競馬場台風15号の影響でなにかしらのバイアスが出るかもしれないので注意したい。

中山競馬場台風15号の影響で月曜日に139.5mmと、火~水曜日に26.5mm、合計166mmの雨が週間に降ったが、金曜昼時点で馬場状態は芝は良、ダートはやや重。芝ダートともに先週と違うバイアスが出るかもしれないので後述する。

阪神競馬場は水曜日に5mm、金曜昼までに15.5mmの雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝はやや重、ダートは重。土曜日は晴れる予報なので馬場状態は回復すると思うが、先週と違うバイアスが出るかもしれない。※馬場状態は金曜夜に芝は良、ダートはやや重に回復

では、2019年9月14日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前12.0% 4コーナー12.4%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前8.0% 4コーナー8.4%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
  • 週間雨量 月曜日に139.5mm、火~水曜日に26.5mm、月~水曜日の合計は166mm
  • 土曜日の天気 晴れか曇りで気温は平年並みか高め
  • 芝コースの週間作業 火曜日に芝刈り、木曜日に散水
  • ダートコースの週間作業 水~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

台風15号の影響で月曜日に139.5mm、その後火~水曜日にも26.5mmの雨が降り、月~水曜日に合計166mmとかなりの雨量となった。

中山競馬場の芝コースは2014年に馬場が改修され、コースの一部に暗渠管(暗渠排水材)が入れられたため、排水性は以前より格段に良くなった。しかし、部分的には排水性が悪い箇所も多く、この雨量だと乾きムラが出る可能性が高い。

含水率は金曜昼時点で12%台だが、そういったことから馬場の中に水分がかなり含まれているだろう。先週の時計は-2.0~-2.5秒位の高速馬場だったが、今週は先週よりも時計が掛かり、-1.5秒~-2.0秒位になると想定している。

枠はフラット~外枠有利と想定。こういった乾きムラがあると思われる馬場の時は、外から押し上げる馬が好走することが多い。内を立ち回るよりも、外から長く脚を使って捲るような外枠の馬が目立つと想定している。

直線の伸びはフラットと想定。基本は外から長く脚を使える馬が中心だと思うが、馬場が絶好の状態のためどこを通っても均等に伸びるだろう。

前後は展開次第~差しと想定。理由は枠と同じ。ただ、馬場が絶好の状態のため楽な形の単騎逃げには注意したい。

 

・ダート

天気は上記の通り。

馬場状態は金曜昼時点でやや重。含水率が8%台のため、土曜日のどこかの時点で良に回復しそう。

先週の時計は2日間とも-1.0秒位だったが、それは馬場がカラカラに乾燥したため。このくらいの含水率だと砂同士の摩擦が多くなり、時計が掛かるようになることが多い。おそらく±0秒位か、もっと掛かるかもしれない。

枠などのバイアスは、正直レースを見てみないと分からない。理由は、台風15号の影響で路盤が崩れたかもしれないからだ。

強風で一部のクッション砂が飛び、路盤がむき出しになり、大量の雨で路盤が崩れている可能性がある。JRAからは何の発表もないので大丈夫だと思うが、バイアスはレースを見て判断したい。

 

 

 

 

阪神競馬場

金曜昼の馬場状態:やや重※金曜夜に良に回復 含水率:ゴール前11.3% 4コーナー12.1%(測定時刻10:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:重※金曜夜にやや重に回復 含水率:ゴール前12.0% 4コーナー12.5%(測定時刻10:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
  • 週間雨量 水曜日に5mm、金曜日に14.5mm、合計19.5mm
  • 土曜日の天気 晴れて気温は平年並みか高め、風が強め
  • 芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り、火曜日・木曜日に散水、水曜日に肥料の散布
  • ダートコースの週間作業 火~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

水曜日に5mm、金曜日に14.5mm、合計19.5mmの雨が降り、馬場状態は金曜昼時点でやや重だが、金曜夜に良に回復。

土曜日の天気は晴れて気温が高いらしい。ただ、阪神芝はJRA全10場の中でも最も水はけが悪いので、水分は完全に抜けないはず。そのため馬場は柔らかいはず。

1週使用したが傷みはほとんどなく良好な馬場に見えるが、雨の影響で多少柔らかいはず。先週の時計は-2.0秒~-2.5秒位だったが、今週は-1.5~-2.0秒位になると想定している。

枠はフラット~外枠有利と想定。馬場が柔らかいはずなので、差しが決まりやすいと想定している。そのため、スムーズに決め手を発揮できる外枠の方がレースがしやすいはず。

直線の伸びはフラットと想定。馬場が絶好の状態なのでどこを通っても均等に伸びるはず。ただ、馬場が内から乾く可能性もあるので注意したい。

前後は展開次第~差しと想定。馬場が柔らかいと蹄が引っかかりやすくなるので、差しが決まるはず。

 

・ダート

天気は上記の通り。

馬場状態は金曜昼時点で重、金曜夜時点でやや重に回復。土曜日は晴れて気温が高いらしいので、後半には良に回復するかもしれない。

金曜昼の含水率は12%台だが、土曜日は晴れて気温が高いらしいので乾燥が進むはず。この位の含水率だと時計が速くなることは少ないので、おそらく±0秒位になるはず。

枠はフラットと想定。先週は馬場が乾燥してキックバックが多くなったため外枠有利だった。しかし、今週は水分を含んでいるためキックバックが少なくなり、枠はフラットになると想定している。

直線の伸びはフラットと想定。先週はキックバックが多く差し馬は外から差す場面が目立っていた。今週はキックバックが少ないと思われるので、伸びはフラットになると想定している。

前後は展開次第と想定。おそらくメンバーとペース次第で逃げ先行も残るし差しも決まるはず。