秋開催2週目となったが2場とも芝コースに傷みはほとんどなく、先週に引き続き速い時計が出ている。日曜日の天気は晴れの予報なので、土曜日と同じく速い時計が出そうだ。
中山競馬場は台風15号の影響で月曜日の139.5mmを中心に、月～水曜日に合計166mmと、土曜朝にも数ミリの雨が降った。土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の天気は日中は晴れの予報だが、夜から雨予報となっているので一応雨の降る時刻に注意したい。
阪神競馬場は水曜日に5mm、金曜日に14.5mm、合計19.5mmの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートはやや重。阪神競馬場は日曜日も晴れて気温が高い予報なので、芝コースは土曜日と同じ傾向になりそうだ。
では、2019年9月15日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
土曜夜の馬場状態：良 含水率：ゴール前11.1％ 4コーナー13.0％(測定時刻土曜5:30)
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
土曜夜の馬場状態：良 含水率：ゴール前6.6％ 4コーナー7.4％(測定時刻土曜5:30)
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
- 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
- 週間雨量 月曜日に139.5mm、火～水曜日に26.5mm、月～水曜日の合計は166mm、土曜朝に数ミリ
- 日曜日の天気 晴れて気温は平年並みか高め、風が強い時間帯も、夜から雨予報なので雨の降り始める時刻に注意
- 芝コースの週間作業 火曜日に芝刈り、木曜日に散水
- ダートコースの週間作業 水～金曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
月曜日は台風15号の影響で139.5mm、火～水曜日にも26.5mm、そして土曜朝に数ミリの雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。土曜午前の馬場は柔らかそうだったが、午後には乾燥したためか柔らかさは感じなかった。
日曜日の天気は晴れて気温が高いらしい。馬場の乾燥が進むと想定される。
土曜日の時計は－2.0～－－2.2秒位の高速馬場だった。日曜日は晴れて気温も高めなので馬場の乾燥が進み、時計は同程度か若干速くなるかもしれない。
枠はフラットと想定。土曜日は少し内を立ち回った方が良かったが、日曜日は馬場の乾燥が進むはずなのでバイアスは出ないと想定している。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。土曜日は馬場が内から乾燥したためかやや内伸びとなっていた。日曜日は馬場の乾燥が進むと思われるが、水分が残っていれば内伸びも考えられる。
前後は前～展開次第と想定。先週は馬場が乾燥し前が止まらない傾向だった。日曜日は馬場の乾燥が進むと想定されるので、前有利になると想定している。
・ダート
天気は上記の通り。
土曜朝の含水率は6～7％台で、土曜日の馬場状態はやや重→良。馬場に水分が残っていたが、時計は、1200mは－0.8秒位、1800mは±0秒位となっていた。
日曜日の時計の予想は難しい。含水率が4％以下になると時計が－1.0秒位になると思うが、4％以上だと土曜日と同程度かもう少し掛かるかもしれない。含水率に注意したい。
枠と直線の伸びはフラットと想定。心配されていた路盤の状態は大丈夫そうなので、バイアスは出ないと想定している。
前後は前～展開次第と想定。先週も、今週土曜日もそうだったが、どうやら今開催は前有利の傾向らしい。
阪神競馬場
芝
土曜夜の馬場状態：良 含水率：ゴール前8.4％ 4コーナー10.5％(測定時刻土曜5:00)
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
土曜夜の馬場状態：やや重 含水率：ゴール前11.1％ 4コーナー10.9％(測定時刻土曜5:00)
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
- 開催前作業 芝コースにシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
- 週間雨量 水曜日に5mm、金曜日に14.5mm、合計19.5mm
- 日曜日の天気 晴れて気温が高い、風が強い時間帯も
- 芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り、火・木曜日に散水、水曜日に肥料の散布
- ダートコースの週間作業 火～金曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
水曜日に5mm、金曜日に14.5mm、合計19.5mmの雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。ただ、馬場は少し柔らかそうに感じた。
日曜日の天気は晴れて気温が高いらしい。阪神競馬場の芝コースはJRA全10場の中でも最も水はけが悪いが、ここまで晴れて気温が高いとほぼ水分は抜けるだろう。
土曜日の時計は馬場が柔らかかったからか－1.5秒位で、先週よりは少し掛かっていた。日曜日は馬場の乾燥が進むはずなので、時計は－2.0秒位になると想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。馬場がまだ絶好の状態を保っているので、先週同様バイアスは出ないと想定している。
直線の伸びはフラットと想定。もしかしたら内回りで前有利になるかもしれないが、この馬場状態だとメンバーとペースで逃げ先行も残り差しも決まるはず。
・ダート
天気は上記の通り。
金曜日の雨の影響で、土曜日の馬場状態はやや重。土曜朝の含水率は10～11％台だが、ここまで気温が高いと日曜日のどこかのタイミングで良に回復するかもしれない。
土曜日の時計は－0.5秒位だった。日曜日は馬場の乾燥が進むので、もう少し時計が掛かると想定している。
枠はフラット～外枠有利と想定。どうやら今開催はクッション砂の粒が小さい印象でキックバックがかなり多い。そのため、内枠で揉まれると頭を上げてイヤがり、逃げ先行できない内枠は不利な傾向となっている。
直線の伸びはフラット～やや外伸びと想定。キックバックの影響で内から馬群を捌いて差せないので、差し馬は外から差すパターンが目立っている。
前後は展開次第と想定。先週と今週土曜日のレースを見る限り、今開催は前後のバイアスが出ない傾向っぽい。
