台風19号が接近、通過する予報となっているため、土日の東京競馬の開催は中止となり、後日代替開催が行われることとなった。京都競馬の開催の有無も土曜朝にアナウンスがあるので、JRAの公式サイトをチェックして欲しい。
そのため、今回は京都競馬場のトラックバイアス予想のみとする。
京都競馬場は火~木曜日に4mmの雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。気象庁の発表では、近畿地方の土曜日12時までの最大雨量は250mm、最大風速は30メートル(瞬間最大風速は45メートル)となっているので、開催の有無も含めて天気に注意して欲しい。
では、2019年10月12日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
京都競馬場
芝
金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前10.0% 4コーナー11.4%(測定時刻9:40)
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前5.0% 4コーナー5.4%(測定時刻9:40)
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
- 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
- 週間雨量 火~木曜日に4mm
- 土曜日の天気 台風19号の影響で大量の雨と暴風に注意、気温は平年並み
- 芝コースの週間作業 日~月曜日(6~7日)に芝刈り、月~木曜日に散水
- ダートコースの週間作業 月・水~金曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
※台風19号の影響で中止になる可能性がある。土曜朝にJRA公式ページで発表するので、そちらで開催の有無を確認していただきたい。
土曜日の天気は、気象庁の発表では土曜日12時までに最大250mmの雨が降るかもしれないとのこと。
おおまかにだが、1日で80mmくらいの雨が降ると、キセキが優勝した2017年の菊花賞や、キタサンブラックが優勝した2017年の天皇賞・秋のような水が浮くほどの馬場になることがある。
気象情報会社の雨量予報がバラバラなので、当日の雨量を見て臨機応変に判断したい。
馬場自体はまだ2週目なので良好な状態。雨で時計が掛かっても馬場が良好であれば、意外とサンデーサイレンス系やキングマンボ系といった高速馬場が得意な血統が好走することがある。
枠は内~フラットと想定。馬場が良好な状態なので、まだ内をロスなく回った方が有利だろう。ただ、先行勢が止まるようなタフな馬場になった場合は、外枠有利になるかもしれない。
直線の伸びはフラットと想定。馬場が良好な状態なのでどこを通っても均等に伸びるはずだ。
直線の伸びは展開次第と想定。雨量次第ではバイアスが出るかもしれないが、基本的には展開次第だろう。
・ダート
天気は上記の通り。
雨量次第では、雨で脚抜きが良くなり-2.0秒以上の超高速馬場や、水が浮いて田んぼのような状態になり逆にタフになる場合もある。雨量で臨機応変に対応したい。
枠は、超内~内~フラットと想定。京都ダートは超高速馬場になるとインベタしか好走できない超内枠有利のバイアスが出ることがある。そもそも京都ダートは湿ると内枠有利になりやすいため、内枠を中心に考えたい。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。枠が内枠有利になった場合は、そのまま内伸びになる可能性が高い。
前後は前~展開次第と想定。京都ダートは湿ると前有利になりやすい。ただ、水が浮いて田んぼのような状態になると、逆に差しが決まりやすくなることもある。