台風19号の影響で東京競馬の12~13日のレースが中止になったため、火曜日は12日の振り替え開催が行われる。
東京競馬場は金~土曜日に302mmもの大雨と、月曜日の開催中にも数ミリの雨が降ったため、月曜夜時点の馬場状態は芝はやや重、ダートは重。火曜日は曇りで雨が降らない予報となっているので、馬場状態の回復によりバイアスの変化が予想される。
では、2019年10月15日、火曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
月曜夜の馬場状態:やや重 含水率:ゴール前16.9% 4コーナー17.8%(測定時刻月曜5:00)
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
月曜夜の馬場状態:重 含水率:ゴール前11.3% 4コーナー10.8%(測定時刻月曜5:00)
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
- 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
- 週間雨量 月~木曜日に7.5mm、金~土曜日に302mm、月曜日もレース中に数ミリ
- 火曜日の天気 曇りで気温は平年並みか低め
- 芝コースの週間作業 火曜日(8日)に芝刈り、火~水曜日(8~9日)に散水
- ダートコースの週間作業 火~木・日曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
金~土曜日に302mmもの大雨が降ったが、日曜日は晴れたため馬場状態が回復し月曜日は良スタート。しかし朝から雨が降り続き5R以降はやや重に悪化。
火曜日の天気は曇りで雨は降らない予報となっている。ある程度馬場は乾燥し良に回復するだろうが、あまり気温が上がらないためパンパンの良にはならないはず。
月曜日は雨の中でレースが行われたため馬場に傷みが出始めた。ただ、雨が降らない限りは内でも我慢できそうな馬場状態だ。
月曜日の時計は雨の影響もあり-0.5秒位。火曜日は雨が降らない予報で馬場状態の回復が見込まれるため、時計は-1.0~-1.5秒位になると想定している。
枠は内~フラットと想定。まだ馬場の内の状態が悪くなく、東京芝は乾きかけで内が伸びる傾向がある。ある程度内を立ち回った方がいいだろう。
直線の伸びはやや内伸びと想定。まだ馬場の内の状態が悪くなく、東京芝は乾きかけで内が伸びる傾向がある。火曜日もその傾向になるはず。
前後は前~展開次第と想定。内が伸びるとなると外差しが厳しいため、ある程度先行したほうがいいだろう。
・ダート
火曜日の天気は上記の通り。
金~土曜日に302mmもの大雨と、月曜日の開催中にも数ミリの雨が降ったため、馬場状態は終日重。火曜日は曇りだが雨が降らない予報なので、やや重に回復するかもしれない。
月曜日の時計は-0.8秒位。火曜日は雨が降らない予報なので、馬場の乾燥が進み±0秒位になると想定している。
枠はフラット~外枠有利と想定。今開催は馬場の乾きかけで差しが決まりやすい傾向となっている。そのため、スムーズに走れる外枠の方がいいだろう。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出ない傾向となっている。ただ、台風で砂が流れたからか月曜日は気持ち内が伸びそうな気配があった。万が一雨が降った場合は内伸びも想定しておきたい。
前後は展開次第~差し有利と想定。今開催は馬場の乾きかけで差しが決まりやすい傾向となっている。火曜日は馬場の乾燥が進むため差し有利の可能性が高い。