11月24日にジャパンカップ(GⅠ)が行われ、馬場状態が重とタフな中、中団のインに位置していたスワーヴリチャードが直線で力強く抜け出し優勝した。
東京競馬場は金~日曜日に79mm以上の雨が降り、馬場状態は芝は不良→重、ダートは不良。芝コースはかなりタフな状態で時計も掛かっていたが、内伸びのバイアスが出ていた。
京都競馬場は月曜日に17mmの雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは最終週のため傷みが蓄積され、例年よりも時計が掛かっていた。
では、2019年11月23~24日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
東京競馬場
芝
11/23 予想
2019,11,23 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/23 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/24 予想
2019,11,24 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/24 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
11/23 予想
2019,11,23 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/23 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/24 予想
2019,11,24 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/24 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
- 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
- 週間雨量 火曜日に1.5mm、金~日曜朝までに79mmとその後にも数ミリ
- 当日の天気 土曜日は雨で気温は低め、日曜日は雨のち晴れ時々曇りで気温は平年並みか高め
- 芝コースの週間作業 水曜日に散水
- ダートコースの週間作業 火~木曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
金曜日の降り始めから土曜日のレース前までに57.5mmの雨が降り、土曜日の馬場状態は不良。その後も雨が降り続いたが日曜日のレース直前には雨が止み、日曜日の馬場状態は不良→重。金曜日の降り始めからの雨量は79mm以上となった。
この雨により馬場がかなり傷んだ。コース全体の内はかなりデコボコし、特に3~4コーナーの内は大きな土の塊が飛ぶほどとなっていた。そのため、騎手によっては3~4コーナーの内から4頭分位を避ける場面もあった。
時計は、土曜日は+2.8秒位、日曜日は+1.5秒位。開催最終週ということもあり傷みが蓄積されていたことと、大雨により馬場がかなり柔らかくなっていたため時計が掛かったのだろう。
枠は、土曜日はフラット、日曜日は内~フラット。最後の直線で外があまり伸びなかったため2日間とも内枠有利気味だったが、馬場が傷んだ日曜日のほうが内枠有利の傾向が強く出ていた。
直線の伸びは2日間ともやや内~フラット。外から伸びる馬もいたが、全体的には内から2~3分所までを通った馬が伸びていた。
前後は展開次第。メンバーやペース次第でどこからでもという状態だった。
・ダート
金曜日の降り始めから土曜日のレース前までに57.5mmの雨が降り、土曜日の馬場状態は不良。その後も雨が降り続いたため土曜日は終始水が浮いている状態だった。日曜日も不良だったが水が引いて非常に走りやすいコンディションとなっていた。
時計は、土曜日は-2.0秒位、日曜日は-2.5秒位。
枠は、土曜日は内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は3~4コーナーで中団の外を回った馬が直線で失速していたため、内枠有利になったのだと思われる。日曜日は最後の直線で外が伸びたため、枠にバイアスが出なかった。
直線の伸びは2日間ともやや内~フラット。今開催は大雨や台風で砂が流れたからか内伸びの傾向が続いていたたため、先週はその傾向通りとなっていた。ただ、日曜日は6Rまでの伸びはフラットで、9Rのみ内伸びとなってた。
前後は2日間とも展開次第。メンバーやペース次第でどこからでもという状態だったが、一本調子の逃げ先行馬は厳しく、一定程度以上の決め手がある馬の好走が目立っていた。
【次開催へ向けて】
・芝
次はいつも通り来年2月の開催で、使用コースはDコースとなる。今開催で傷んだ部分はカバーされると思うが、2月は野芝が休眠期間となるため時計が掛かり気味になるかもしれない。
例年の次開催までの期間に芝の張り替えやエアレーション等の作業などはしない。芝は更新作業のみとなるので、いつもよりは硬めの馬場になることが多い。
次開催は、例年は内枠有利になりやすい。ただ、今開催で馬場の内が傷んでしまったためそこの回復次第では外枠有利の差し有利になるかもしれない。
・ダート
次開催までの期間には例年なら特に大きな作業はしない。やっても一部路盤の補修くらい。
次開催は一番寒い季節の2月開催なので気温次第では凍結防止剤を散布することがある。そうなると他の開催よりも時計が掛かったり、外枠有利になることが多い。
京都競馬場
芝
11/23 予想
2019,11,23 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/23 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/24 予想
2019,11,24 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/24 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
11/23 予想
2019,11,23 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/23 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/24 予想
2019,11,24 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場) - トラックバイアス&血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
11/24 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
- 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
- 週間雨量 月曜日に17mm
- 当日の天気 土曜日は晴れで気温は平年並みか高め、日曜日は晴れのち曇りで気温は平年並み
- 芝コースの週間作業 火曜日に芝刈り、火~水曜日に散水
- ダートコースの週間作業 火~金曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
月曜日に17mmの雨が降ったが馬場状態は2日間とも良。
最終週で傷みが蓄積され馬場はかなりタフな状態。コース全体が傷み、特に内回り4コーナーの傷みが激しい。
時計は、土曜日は-0.3秒位、日曜日は±0秒位。
枠は、土曜日はフラット~外、日曜日はフラット。内回りの4コーナーの馬場が傷んでいたため、内回りが外枠有利となっていた。日曜日はバイアスが出なかったが、それは騎手が外伸びを意識していつでも直線で外に出せる位置を取っていたためだと思われる。
直線の伸びは2日間ともフラット~やや外。スローペースや単騎逃げで内でも我慢できる場面もあったが、基本的には土曜日は内回りのみ外が伸びていて、日曜日は内回りも外回りも外が伸びていた。
前後は2日間とも展開次第。内回りの4コーナーの馬場が傷んでいるため、内回りは2日間とも差しが決まっていた。外回りは2日間ともメンバーやペース次第でどこからでもという状態だった。
・ダート
月曜日に17mmの雨が降ったが馬場状態は2日間とも良。ただ、含水率は2日間とも6%台だったので、月曜日の水分が抜けきらなかったようだ。
時計は2日間とも±0秒位。
枠は、土曜日はフラット、日曜日は内~フラット。3~4コーナーで外を回ると直線で伸びなかったため2日間とも内枠有利の傾向となっていたが、日曜日の方が内枠有利の傾向が強く出ていた。
直線の伸びは2日間ともやや内~フラット。大雨や台風で砂が流れたことと、3~4コーナーで外を回ると直線で失速していたため内が伸びていた。
前後は2日間とも展開次第。メンバーやペース次第でどこからでもという状態だった。
【次開催へ向けて】
・芝
次はいつも通り来年1月からの開催となり、使用コースはAコースからとなる。例年の次開催は、どの競馬場のどの開催よりも内枠有利になりやすい。インベタじゃないと馬券圏内に入れないこともあるので注意したい。
次開催は野芝の休眠期間となるため他の開催よりも時計が掛かることが多い。しかも、今開催で馬場に傷みが蓄積されているし期間が一ヶ月しかないため、例年よりも時計が掛かるだろう。
例年の次開催までの期間に芝の張り替えやエアレーション等の作業などはしない。芝の更新作業のみとなるので、いつもよりは硬めの馬場になることが多い。
・ダート
次開催までの期間には例年なら特に大きな作業はしない。やっても一部路盤の補修くらい。
次開催は1,2月なので、気温次第では凍結防止剤を散布することがある。含水率次第では時計が掛かることがあるため注意したい。