トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

【ヴィクトワールピサ】種牡馬の特徴 1800mが得意で異系や和風血統との相性○(2020,7,8更新)

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2011年に日本馬として史上初めてドバイワールドカップ(UAE/GⅠ・オールウェザー2000m)で優勝し日本に勇気を与えたヴィクトワールピサ。ドバイワールドカップ以外の重賞での優勝はすべて小回りコースとなっており、小回り巧者としても知られている。2012年に引退、種牡馬入り後は初年度産駒からGⅠ優勝馬が出るなど、現在では人気種牡馬の1頭となっている。

ここでは、ヴィクトワールピサ産駒の特徴を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

血統

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Halo 3 × 4

 

父は皐月賞(GⅠ)と日本ダービー(GⅠ)を優勝したクラシック二冠馬のネオユニヴァース。

母はイギリスとフランスで重賞2勝したステイヤーのホワイトウォーターアフェア。

母父はフランスの2歳GⅠを2勝したMachiavellian(マキャベリアン)。

自身の兄弟には、半兄に安田記念(GⅠ)を制したアサクサデンエン、半兄に小倉記念(GⅢ)を制し天皇賞秋(GⅠ)でも2着に入ったスウィフトカレントがいる。

 

近親には、

  • ローブティサージュ(阪神JF/GⅠなど重賞2勝)
  • デュープロセス(青竜ステークス/OPなどOP2勝、2019年10月末現在)
  • Marooned(シドニーカップ/豪・GⅠ)
  • Arctic Owl(愛セントレジャー/GⅠ)

などがいる。

 

 牝系は長距離重賞の優勝馬を数多く輩出されるなどスタミナ満点の血統である。

そこに良質なスピードを供給するMachiavellianを配合し誕生したのが母のホワイトウォーターアフェア。

そして、その母にスタミナやパワー、器用さを伝えるネオユニヴァースを配合して誕生したのがヴィクトワールピサである。

ヴィクトワールピサはどうやら牝系からの遺伝が強く出ているようだ。タフな馬場でも難なく走り、中距離のスピード比べに強いところは牝系、もしくはMachiavellianが強く出ている印象がある。

ただ、日本での重賞6勝はすべて小回りコースというところを見ると、器用さを遺伝させる父のネオユニヴァースに似ている。

まとめると、牝系、もしくは母父Machiavellianからの遺伝が強いが、小回り巧者ぶりは父のネオユニヴァースから遺伝されたようだ。

 

 

現役時代

デビューは2009年10月の京都芝1800m。単勝1.8倍の1番人気に支持されたが、後に朝日杯FSやジャパンカップで優勝するローズキングダムの2着に敗れる。ちなみに、ローズキングダムは2番人気で単勝2.2倍、3番人気の単勝は19.6倍だったため2強対決となっていた。

初勝利は2戦目の京都芝2000m。スタートよく2番手につけると、直線ではそのままリードを広げ2着とは0.6秒差の楽勝だった。

続く5頭立ての京都2歳ステークス(OP)も快勝すると、ラジオNIKKEI2歳ステークス(GⅢ)でも優勝しクラシック候補に名乗りを上げて2歳シーズンを終えた。

3歳初戦は弥生賞(GⅡ)を選択。直線で前が壁になる場面もあったが、前が開くと一瞬の脚を使い快勝。

そして迎えた皐月賞(GⅠ)。スタートは悪くなかったが行き脚がつかず後方に控える。しかし内ラチ沿いに進路を取ると手ごたえよく追走しそのまま最後の直線へ。すると、狭い馬群を捌きながらスルスルをポジションを上げ先頭におどり出ると、後方から差してきたヒルノダムールを抑え優勝。父のネオユニヴァースとの親子2代で皐月賞優勝を果たした。

次走の日本ダービー(GⅠ)は究極の瞬発力勝負に対応できずエイシンフラッシュの3着に敗れる。

秋には3歳の日本調教馬としては初となる凱旋門賞に挑戦するが7着に敗戦。ちなみに、このレースの2着はナカヤマフェスタである。

帰国初戦のジャパンカップ(GⅠ)は、ブエナビスタの降着により優勝したローズキングダムのハナ差3着に敗れた。

しかし次走の有馬記念(GⅠ)はスタートよく4~5番手につけると、徐々にポジションを上げ最後の直線に入るころには先頭へ。最後は差してきたブエナビスタをハナ差しのいで優勝。この勝利により最優秀3歳牡馬に選出された。

4歳シーズンはドバイワールドカップ(UAE/GⅠ)に選出されたため中山記念(GⅡ)から始動し快勝。

そして迎えたドバイワールドカップ。まさかの出遅れで最後方に位置したが、向こう正面でマクり2番手へ。最後の直線では日本馬のトランセンドとの壮絶な叩き合いの末優勝し、日本馬のワンツーフィニッシュを決めた。

その後は香港と、凱旋門賞への再度の遠征が企画され実際に現地まで行ったが、跛行などの怪我により出走回避している。

帰国後はジャパンカップ、有馬記念に出走したがそれぞれ13着、8着に敗れ引退、社台スタリオンステーションにて種牡馬入りすることとなった。

 

出走距離はすべて1800m以上である。スタートが安定しないため後方からのレースもあったが、内ラチ沿いをスルスルと抜け出したり、大外をぶん回したり、途中からマクったりと操縦性の高さが売りのひとつだ。

重賞で優勝したコースはドバイワールドカップ以外すべて小回り(内回り)となっており、これは父のネオユニヴァースの特徴である。

しかし、重馬場、良馬場を問わずスピードの持続力があり、中長距離で走ったところを見ると牝系、もしくは母父Machiavellianの特徴をうかがわせる。

後述するが、産駒にも馬場を問わないスピードの持続力と器用さを遺伝させるようだ。

 

 

主な勝ち鞍

  • 皐月賞(GⅠ/2010)
  • 有馬記念(GⅠ/2010)
  • ドバイワールドカップ(UAE・GⅠ/2011)
  • 弥生賞(GⅡ/2010)
  • 中山記念(GⅡ/2011)
  • ラジオNIKKEI賞(GⅢ/2009)

 

 

代表産駒

  • 2013年産駒

・ジュエラー(桜花賞・GⅠ/2016)

 

  • 2014年産駒

・コウソクストレート(ファルコンステークス・GⅢ/2017)

・ミッシングリンク(TCK女王盃・JpnIII/2018)

 

  • 2015年産駒

・スカーレットカラー(府中牝馬ステークス・GⅡ/2019、2020年6月末時点)

 

  • 2016年産駒

・ウィクトーリア(フローラステークス・GⅡ/2019)

・ブレイキングドーン(ラジオNIKKEI賞・GⅢ/2019、2020年6月末時点)

 

 

 

 

 

ヴィクトワールピサ産駒の特徴

距離適正

世代限定戦、芝

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※2015年6月1日~2020年5月31日

 

古馬、芝

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※2016年6月1日~2020年5月31日

 

基本的には1800~2000mが主戦場である。世代限定戦の牝馬は代表産駒のジュエラーのようにマイルを主戦場とする場合も多いが、古馬になるとほとんどが1800~2000mが中心となる。ヴィクトワールピサ自身が中長距離で活躍したため産駒にもそれが遺伝したのだろう。

ただ、1800mと2000mとでも違いがあり、1800mは1着が多く、2000mは2着が多い。馬券を頭で買うのなら1800mのほうが信頼でき、2000mは2着付けがいいだろう。

1500m以下と2200m以上は不振の傾向である。1400m以下は牝馬は走る場合もあるが、牡馬は基本的に忙しいようだ。

2200m以上は不振の傾向となっている。ヴィクトワールピサ自身も産駒も筋肉量が豊富なため、長距離には向かないのかもしれない。あと、2着、4着が多くなっているため決め手不足が影響していると思われる。

まとめると、1800~2000mが主戦場、1400m以下と2200m以上は不振の傾向、決め手不足、である。

 

世代限定戦、ダート

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※2015年6月1日~2020年5月31日

 

古馬、ダート

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※2016年6月1日~2020年5月31日

 

とにかく1800mの出走数も勝ち鞍も多い。人気の馬が人気どおりに走る傾向で穴は少ない。

1700m以下で走るのは牝馬が多い。牡馬も走らないことはないが、人気に推された馬が偶に走る程度となっている。そして、2,3着が多く勝ちきれない傾向だ。

1900m以上はそもそも出走数が少ない。勝率はそこそこなので、今後は配合次第では走ってくるかもしれない。

 

 

馬場適性

世代限定戦、芝とダートの割合

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※2015年6月1日~2020年5月31日

 

古馬、芝とダートの割合

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※2016年6月1日~2020年5月31日

 

基本的には芝が中心である。

ヴィクトワールピサ産駒は芝から使い始めることが多いため、世代限定戦は芝の勝ち鞍が多くなっている。

古馬になるとダートを使われることも多くなるため、ダートの勝ち鞍が多くなり勝率も同じくらいになる。

ヴィクトワールピサの父のネオユニヴァースはダート向きの産駒も多く、芝ダート兼用の種牡馬である。ヴィクトワールピサも年を重ねて父と似てくればもしかしたらダート向きの産駒を多く輩出するかもしれない。ただ、今のところは牝系、もしくは母父Machiavellianの特徴が伺える産駒が多くなっているため、基本的には出世する馬は芝が中心になるだろう。

 

 

コース適正

世代限定戦、芝

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※2015年6月1日~2020年5月31日

 

古馬、芝

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※2016年6月1日~2020年5月31日

 

基本的には、世代限定戦だと長い直線のコースが得意で、古馬になると小回りコースが得意になる。

世代限定戦の勝利数ランキングは、

  • 1位 東京芝1800m 10勝
  • 2位 中山芝1600m 7勝
  • 3位 京都芝1800m 6勝

となっている。

中山は小回りの部類だが、勝率上位には新潟芝外回りが多いため、世代限定戦は長い直線が得意である。

これが古馬になると、上位は小倉芝1800mや中山芝2000mとなっている。

長い直線が苦手になるわけではないが、小回りの方が合う。もしかしたら、古馬になると筋肉量が増えてキレる脚が使えなくなるため小回りが得意になるのかもしれない。

 

世代限定戦、ダート

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※2015年6月1日~2020年5月31日

 

古馬、ダート

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※2016年6月1日~2020年5月31日

 

簡単に言うと、1800mがある競馬場は勝利数と勝率が高く、それ以外は低くなっている。

1800mは、新潟と中山が得意で西の3場が少し苦手という傾向だ。

北海道の2場はこのデータ集計期間では1勝しかなく、集計期間後に函館ダートで1勝したが、計2勝のみである。1700mは息が入りにくい距離なので、それが合わないのかもしれない。

東京は世代限定戦も古馬も苦手な傾向である。特に1600mは1勝のみで単勝回収率はたったの1%だ。器用な産駒が多いため、コーナーが大きいコースは苦手なのかもしれない。

 

 

牡牝の勝利数の違い

世代限定戦

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※2015年6月1日~2020年5月31日

 

古馬

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※2016年6月1日~2020年5月31日

 

数字的には牡馬も牝馬もほとんど変わらないが、実質では牝馬優勢と言っていいだろう。

代表産駒のコウソクストレートこそ牡馬だが、他はすべて牝馬である。上級条件で走る馬も牝馬が目立つ。

一般的には牝馬の方が筋肉が柔らかいため、もしかしたらヴィクトワールピサ産駒は筋肉が柔らかい方が出世するのかもしれない。今後はセン馬にも注意したい。

 

 

 

 

 

クラス別勝利数

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※2015年6月1日~2020年5月31日

 

ダート

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※2015年6月1日~2020年5月31日

 

芝の特徴は、重賞の勝利数と勝率が低い。産駒の特徴としてキレる脚を使える馬が少いためこの結果になっているのかもしれない。

ダートはほとんどが1勝クラス以下で、上級条件で勝ち負けできる馬が少ない。代表産駒にミッシングリンクがいるのでそのうち出世する馬も出てくるかもしれないが、ヴィクトワールピサ自身の牝系が欧州血統なのでダートはあまり向かないのだろう。今のところダートは「こなす」程度と思ってもいいのかもしれない。

重賞やオープン特別で優勝する馬は世代限定戦が多い。代表産駒のジュエラーもそうだし、ジョルジュサンクやアジュールローズなどもそうだ。キレる脚は使えない産駒が多いが、仕上がりが早く器用で立ち回りが上手いためこの結果になったのだろう。

古馬になって成長し重賞を優勝する馬もちらほら出始めたが、基本的には早いうちに勝ってその後は伸び悩む馬が多い。

 

 

母父の血統

世代限定戦、芝

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※2015年6月1日~2020年5月31日

ノーザンD系=ノーザンダンサー系

ネイティヴD系=ネイティヴダンサー系

ロイヤルC系=ロイヤルチャージャー系 

 

古馬、芝

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※2016年6月1日~2020年5月31日

ノーザンD系=ノーザンダンサー系

ネイティヴD系=ネイティヴダンサー系

ロイヤルC系=ロイヤルチャージャー系 

 

ノーザンダンサー系の勝利数が多いのはそもそも分母が多いためで、全体的に見るとあまり差はないようだ。

重賞で好走した馬の血統を見てみると、異系血統、または和風血統との相性が良いようだ。

例えば、代表産駒のジュエラーの母父Pistolet Bleuにはこれといった活躍馬は出ていない異系だし、ジョルジュサンクの牝系は1930年に社台牧場が輸入した「ソネラ」の子孫という純和風血統である。他にも挙げればきりがないが、流行血統とはズレた母系の血統が目立つ。

もしかしたら、ヴィクトワールピサ自身にHaloの3×4のクロスがあるため、クロスのない肌馬や、成長力に富む異系や和風血統の肌馬との相性がいいのかもしれない。

そうなると、今後は流行血統が多い社台系生産牧場ではなく、異系や和風血統が多い中小牧場から大物が生まれてくる可能性がある。

 

世代限定戦、ダート

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※2015年6月1日~2020年5月31日

ノーザンD系=ノーザンダンサー系

ネイティヴD系=ネイティヴダンサー系

ロイヤルC系=ロイヤルチャージャー系 

 

古馬、ダート

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※2016年6月1日~2020年5月31日

ノーザンD系=ノーザンダンサー系

ネイティヴD系=ネイティヴダンサー系

ロイヤルC系=ロイヤルチャージャー系 

 

ダートはロイヤルチャージャー系との相性が抜群である。特にHaloを経由した血統との相性がよく、おそらくニックスである。

代表産駒のミッシングリンクの母父もHaloを経由したロイヤルチャージャー系のMore Than Ready(モアザンレディ)となっている。まだ母父サンデーサイレンス系の勝ち鞍はないが、Haloを経由したロイヤルチャージャー系はダートで走る。

 

 

成長度

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※2015年6月1日~2019年5月31日

仕上がりが早く2歳戦は得意な傾向である。芝の新馬戦の勝率は10.4%と高く、単勝回収率も150%と高い。立ち回りが上手く器用な産駒が多いため、2歳の早い時期の初勝利を挙げるケースが目立つ。

3歳になると勝ちあぐねることが多い。立ち回りが上手く器用な産駒が多いが、他のサンデーサイレンス系やキングマンボ系のような基礎スピードがある訳ではなく、決め手がある訳でもない。勝ち切る要素が少ないため、2,3着を量産する傾向だ。

ただ、4歳になると勝率が上がる。おそらく、仕上がりが早く2歳から動けるが、本質は晩成型なのだろう。3歳は1着よりも2,3着が多いが、4歳以降になると逆転する。成長することにより勝ちきれるようになるのだろう。

あとは、叩かれながら調子を上げる産駒が目立つ。新馬戦や未勝利を勝ち上がったあと次の勝利を挙げるまでに数戦かかることがあり、新馬未勝利→1勝クラス→2勝クラスと勝ち上がるまでに10戦以上要することも多い。

代表的なのは2016年のすみれステークス(OP)を勝ったジョルジュサンクだろう。未勝利を勝ち上がってからすみれステークスを勝つまでは、500万条件や重賞で善戦しながら5戦を要した。その後も勝ちきれないレースが続き、次に勝つのは1000万条件へ降級した4歳の夏で、その間に9戦も走ってる。

このようにヴィクトワールピサ産駒は叩かれながらゆっくり力をつけるタイプが多いようだ。そのため、今後は成長力がある肌馬との産駒から、晩成傾向で古馬になってから地味に強くなる馬が多く出てきそうだ。

 

 

ヴィクトワールピサ産駒の特徴まとめ

  • 芝は1800~2000mが得意距離
  • ダートはほぼ1800mしか走らない
  • 馬場適性は芝が中心で、今のところダートは「こなす」程度
  • 芝のコース適正は、世代限定戦は長い直線のコースが、古馬は小回りが得意
  • ダートのコース適正は1800mがある競馬場が得意
  • 牝馬が優勢気味で、上級条件は牝馬が多い
  • 芝馬の血統は、異系か和風血統との相性が良い
  • ダート馬の血統は、Helo経由のロイヤルチャージャー系とニックス
  • 成長度は、仕上がりが早いが晩成型
  • 叩かれながら力をつけるため、クラスを突破するまでに数戦を要す産駒が多い

 

 

個人的に考えるヴィクトワールピサ産駒の特徴

ヴィクトワールピサ産駒の芝の得意なバイアスは

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、、展開次第、差し、超差し

と想定している。

馬場は、データではやや重の勝率が高いが、私が独自に判定している数値では高速馬場のほうが勝率が高い。重すぎると厳しいが、軽い馬場から多少渋った馬場まで対応でき、どちらかというと軽い方が得意である。

上がりは速すぎると対応できない。牝馬は代表産駒のジュエラーのように速い上がりを使える馬も多いが、牡馬は一本調子のタイプが目立つ。長い脚やキレる脚を使うよりも、器用な一瞬の脚を使える産駒が多い。イメージとしてはステイゴールド産駒に似ている印象だ。

枠は、器用な産駒が多いのであまり問わないが、データ的にはどちらかというと内枠の方が数値が高い。スタートが上手く器用な馬が多いので、内枠からロスがなくレースができる方がいいのだろう。

直線の伸びは内伸びの方が良い。大飛びで決め手がない産駒が多いため、先行好位につけてロスが少ない内伸び馬場の方がいい。

前後は前有利の方が良い。スタートが上手く器用な馬が多いので、差し馬が実力を発揮しずらい前有利のバイアスの方が良い。

牝馬は決め手がありキレる脚を使える産駒もいるためそういう馬が出世するが、多くの産駒は器用だが一本調子のタイプが多い。詰めが甘く、距離によっては2着や4着を量産する。

そのため、馬券を頭で買えるのは1800mで、芝に限ると2着が35回に対して1着は57回となっている。これが2000mになると、1着が47回に対して2着は57回と勝ちきれない。距離によって単勝、馬単、3連単の買い方を工夫したほうがよさそうだ。

ヴィクトワールピサは2017年の種付けシーズンまでは社台スタリオンステーションで繋養されていたが、2018シーズンからブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動することとなった。

元々、社台系が擁する流行血統の肌馬とは相性がよくなかったので、流行とは少しズレていたり、和風な血統が多い日高への移動はプラスになるかもしれない。今後も重賞級の大物産駒に期待したい。

 

 

 

 

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