トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2020,1,5 日曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、京都競馬場)

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今年の開催は1月5日からとなる。東西で金杯があるが、2場ともバイアスが出るかもしれないので注意したい。

中山競馬場は12月30日に0.5mmの雨が降ったが、土曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝はコース替わりで傷みが激しい箇所はカバーされたが、全体的にタフな状態となっている。

京都競馬場は12月30日に10.5mmの雨が降り、土曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートはやや重。芝コースは開幕週だが、前開催の馬場の傷みが残っているので注意したい。

では、2020年1月5日、日曜日のトラックバイアスを予想する。

 

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

土曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前11.2% 4コーナー11.6%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

土曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前2.3% 4コーナー3.4%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアレーション作業、ダートコースに凍結防止剤の散布
  • 週間雨量 12月30日に0.5mm
  • 日曜日の天気 晴れで気温は平年並み、風が強い時間帯も
  • 芝コースの週間作業 A→Cコース替わり、1月2日に散水
  • ダートコースの週間作業 12月29日・1月4日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

12月30日に0.5mmの雨が降ったが、土曜昼時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れて気温は平年並みの予報。

今週からA→Cコース替わりとなる。傷みが激しい箇所はカバーされたが、野芝が休眠期間に入っているためかなりタフな状態だろう。

前開催の時計は-0.4秒位。コース替わりだが野芝が休眠期間に入っているため、日曜日の時計はあまり速くならず-0.6秒前後と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。傷みがどれくらい残り影響が出るかがポイントとなる。内が緩くて通っても我慢できないようであれば外枠有利の外伸び、我慢できるようであれば内枠有利の内伸びになりそう。

前後は展開次第と想定。こちらも傷みがどれくらい残っているかがポイントとなる。傷みが激しいようだと差し有利、我慢できるようであれば前有利になりそう。

 

・ダート

12月30日に0.5mmの雨が降ったが、土曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2~3%台なのでパサパサに乾燥している。

日曜日の天気は晴れて気温は平年並みの予報。

前開催に凍結防止剤を散布している。パサパサに乾燥している状態だとその影響はほとんど出ないが、通常は粘り気が出てパワーが必要になるため少し時計が掛かるかもしれない。

前開催の時計は、1200mは-0.3秒位、1800mは+0.5秒位。今週は凍結防止剤の影響が少しありそうなので、1200mは-0.3秒前後、1800m以上は+0.5~+1.0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。凍結防止剤を散布すると外枠有利になりやすい。

直線の伸びはフラットと想定。今開催は砂の厚さが均一に感じるため、バイアスは出ないだろう。

前後は展開次第と想定。凍結防止剤の影響で馬場がタフになり前が止まりやすくなるかもしれないが、馬場が乾燥しているためバイアスは出ないだろう。

 

 

 

 

京都競馬場

土曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前12.4% 4コーナー11.8%(測定時刻9:40)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

土曜昼の馬場状態:やや重 含水率:ゴール前7.4% 4コーナー6.5%(測定時刻9:40)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 なし
  • 週間雨量 12月30日に10.5mm
  • 日曜日の天気 曇りで気温は平年並み、風が強い時間帯も
  • 芝コースの週間作業 12月28日~1月3日に散水
  • ダートコースの週間作業 1月3日~4日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

12月30日に10.5mmの雨が降ったが、土曜昼時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇りだが雨は降らない予報。

今開催は例年通りAコースからの使用となる。ただ、前開催の傷みが残り例年以上にタフな状態と想定される。

去年の同開催の時計は+0.5秒位。今開催も去年と同じかもう少し傷みが残っていると思われるため、+0.5~+1.2秒位まであり得る。

枠は超内~フラットと想定。開催前にエアレーション等の作業をしておらず、例年であれば1年で最も内枠有利になりやすい。ただ、今年は馬場に傷みが残っているためバイアスが出ない可能性もある。

直線の伸びは内~フラットと想定。上記と同じで、1年で最も内伸びになりやすい。ただ、今年は馬場に傷みが残っているためバイアスが出ない可能性もある。

前後は展開次第と想定。もし馬場が硬いようなら前有利も考えられるが、傷みが残っているためペースとメンバー次第でどこからでもという状態だろう。

 

・ダート

12月30日に10.5mmの雨が降り、土曜昼時点の馬場状態はやや重。含水率が6~7%台なのでそこそこ水分を含んでいる。

日曜日の天気は曇りだが雨は降らない予報なので、早い時間帯に馬場状態が良に回復するかもしれない。

去年の同開催は、似たような馬場状態で時計は+0.3秒位。日曜日は良に回復すると思われるので、+0.3秒前後になるのでは?

枠は内~フラットと想定。前開催は内1頭分に経済コースがあり内枠有利になりやすかった。今開催のその流れを引き継いで内枠有利になりやすいと想定している。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。上記と同じで内伸びになりやすいと想定している。楽な形の単騎逃げに注意したい。

前後は前~展開次第と想定。内1頭分に経済コースが発生するようだと逃げ先行が残りやすくなる。そうでなければバイアスは出ないだろう。