トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2020,2,1 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、小倉競馬場)

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今週から東京競馬場の開催が始まる。見た目は良好だが、前開催の最終週に大雨が降り芝の馬場が傷んでしまったため、それがどれくらい回復しているかが今開催のポイントとなる。

東京競馬場は月~水曜日に73mmの雨か雪が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは重。芝コースは上記の通り傷みが残っているかもしれないため、例年よりもタフな状態と想定される。

京都競馬場は月曜日に4.5mmと水曜日に2.5mmの雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともにやや重。芝コースは今週からA→Bコース替りだが、コース全体が傷んでしまっているため先週と同じくタフな状態だろう。

小倉競馬場は月曜日に39.5mm、火~水曜日に4.5mm、金曜日も数ミリの雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は重、ダートは不良。芝コースは先週のレースでかなり傷んでしまったため、今週もかなりタフな状態だろう。

では、2020年2月1日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前16.3% 4コーナー18.1%(測定時刻8:30)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:重 含水率:ゴール前10.5% 4コーナー11.8%(測定時刻8:30)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 なし
  • 週間雨量 月~水曜日に73mmの雨か雪
  • 土曜日の天気 晴れて気温は平年並みか高め
  • 芝コースの週間作業 なし
  • ダートコースの週間作業 水~金曜日に砂厚の調整、金曜日に凍結防止剤の散布

 

【解説】

・芝

月~水曜日に73mmの雨か雪が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れて気温は平年並みか高めの予報。

開幕週でDコース使用のため見た目は良好な状態。しかし、前開催の最終週はCコースを使用し大雨で馬場が相当悪化してしまった。今は野芝が休眠期間に入っているため、今開催も路盤の状態が悪いだろう。例年よりもタフな状態を想定したい。

例年のこの開催の時計は-0.3~-0.8秒位。今開催は馬場がタフと想定されるため、±0~-0.5秒位になりそうだ。

枠はフラット~外と想定。前開催で内ラチ沿いが傷んでしまったため、比較的状態が良い外を走れる外枠の方がレースがしやすいだろう。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。上記と同じ理由で、比較的状態が良い外の方が伸びる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。例年のこの開催はエアレーション等の作業を行わないため、馬場が硬めで前が残りやすい。今開催もエアレーション等をしなかったため、馬場が硬く前有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~水曜日に73mmの雨か雪が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。ただ、含水率が10~11%台のためほぼやや重の数値だ。

土曜日の天気は晴れて気温は平年並みか高めの予報。そのため、土曜日はやや重に回復しそうだ。

金曜日に凍結防止剤を散布している。そのため標準の馬場と比べると少しタフな力の要る状態になっていると想定される。

例年のこの開催の時計は良~やや重だと+0.8~±0秒位になることが多い。今年は凍結防止剤を散布したため、+0.5秒前後と想定している。

枠はフラット~外と想定。凍結防止剤を散布したことと、馬場の表面が乾きキックバックが多いと想定されるため、あまり揉まれない外枠の方がレースがしやすいだろう。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。凍結防止剤を散布したことと、馬場の表面が乾きキックバックが多いと想定されるため、内から捌いて伸びるのは厳しいかもしれない。外をスムーズに走った方が伸びるだろう。

前後は展開次第~差しと想定。凍結防止剤が散布されたことで馬場がタフになり、前が止まりやすくなりそうだ。

 

 

 

 

京都競馬場

金曜昼の馬場状態:やや重 含水率:ゴール前10.0% 4コーナー10.4%(測定時刻9:40)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:やや重 含水率:ゴール前8.4% 4コーナー9.1%(測定時刻9:40)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 なし
  • 週間雨量 月曜日に4mm、水曜日に2.5mm
  • 土曜日の天気 曇りのち晴れで気温は平年並み、風が強い時間帯も
  • 芝コースの週間作業 A→Bコース替り
  • ダートコースの週間作業 水~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

月曜日に4mmと水曜日に2.5mmの雨が降り、金曜昼時点の馬場状態はやや重。土曜日の天気は曇りのち晴れで気温は平年並みの予報。ただ、金曜夕方から夜にかけて小雨が降る予報もあるため注意したい。

今週はA→Bコース替りとなる。普通なら傷んだ箇所がカバーされて良好な状態になるが、今開催の京都芝は全体的に傷んでしまったためコース替りの効果は限定的だろう。先週と同じくタフな状態と想定される。

先週の時計は+1.8秒位。今開催は馬場が相当傷んでしまったため、多少の雨が降っても晴れても大して変わらない。今週も+1.8秒前後だろう。

枠と直線の伸びはフラットと想定。馬場が全体的に傷んでいるため、どこを通っても同じなはず。バイアスは出ないだろう。

前後は展開次第~差しと想定。馬場がタフなので、前が止まりやすくなるかもしれない。

 

・ダート

月曜日に4mmと水曜日に2.5mmの雨が降り、金曜昼時点の馬場状態はやや重。含水率は8~9%台なので雨が降らない限りは脚抜きはよくない状態。

土曜日の天気は曇りのち晴れで気温は平年並みの予報。ただ、金曜夕方から夜にかけて小雨が降る予報もあるため注意したい。

先週の時計は-0.8~±0秒位。今週は含水率が微妙で、これまでの傾向を見ると6~7%くらいであれば+1.0秒前後、8%以上だと±0秒前後、6%以下だと+0.3秒位になりそうだ。金曜夕方から夜にかけての小雨次第では時計が大きく変わりそうだ。

枠はフラット~外と想定。金曜夕方から夜にかけて小雨が降った場合は、馬場の表面が湿りそうなのでバイアスは出ないだろう。降らなかった場合は、表面が乾燥してキックバックが多くなりそうなので、スムーズに走れる外枠の方がレースがしやすいだろう。

直線の伸びはフラット~やや外。金曜夕方から夜にかけて小雨が降った場合は、馬場の表面が湿りそうなのでバイアスは出ないだろう。雨が降らなかった場合は、表面が乾燥するため3~4コーナーで外を回った馬が直線でもそのまま伸びる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。金曜夕方から夜にかけて小雨が降った場合は、馬場の表面が湿りそうなのでバイアスは出ないだろう。雨が降らなかった場合は、表面が乾燥するため馬場がタフになり、差し馬が中心になる可能性がある。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

金曜昼の馬場状態:重 含水率:ゴール前9.0% 4コーナー10.3%(測定時刻10:30)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:不良 含水率:ゴール前15.2% 4コーナー16.0%(測定時刻10:30)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業
  • 週間雨量 月曜日に39.5mm、火~水曜日に4.5mm、金曜日に数ミリ
  • 土曜日の天気 曇りのち晴れで気温は平年並み、風が強い時間帯も
  • 芝コースの週間作業 火曜日に芝刈り
  • ダートコースの週間作業 火~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

月曜日に39.5mm、火~水曜日に4.5mm、金曜日に数ミリの雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は曇りのち晴れで気温は平年並みの予報。金曜日の雨量次第では、土曜日はもしかしたらやや重に回復するかもしれない。

2週続けて雨が降ったため馬場は相当傷んでしまっている。しかも、今週も雨の影響が残っているため相当タフな状態になりそうだ。

先週の時計は+2.0秒以上。今週は金曜日の雨次第だが、+2.0~+3.0秒くらいになりそうだ。

枠はフラット~外と想定。馬場が相当傷んでしまったため、比較的状態が良い外を走れる外枠の方がレースがしやすいかもしれない。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。馬場が相当傷んでしまったため、比較的状態が良い外の方が伸びるかもしれない。

前後は展開次第~差しと想定。馬場が相当タフな状態なので、前が止まり差し馬が中心になるかもしれない。

 

・ダート

月曜日に39.5mm、火~水曜日に4.5mm、金曜日に数ミリの雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。含水率は15~16%台なので水は浮いていないだろうが、金曜日の雨量次第ではもっと含水率が上がるかもしれない。

先週の時計は-1.0秒位。小倉ダートの例年のこの開催は馬場がタフで、今開催もタフな状態となっている。そのため、今週も-1.0秒前後だろう。

枠は内~フラットと想定。先週も雨の影響があり、1700mで内枠有利となっていた。今週も1700mで内枠有利に注意したい。1000mはバイアスは出ないだろう。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。先週は脚抜きがよくなり内伸びとなっていた。今週も馬場状態が似ているため内伸びに注意したい。

前後は展開次第と想定。先週の馬場状態は重か不良だったがバイアスは出なかった。今週も似たような状態のためバイアスは出ないだろう。