トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2021,4,17~18 トラックバイアス結果 (中山競馬場、阪神競馬場、新潟競馬場)

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4月18日に牡馬クラシック・皐月賞(GⅠ)が行われ、上手く先行して内を確保したエフフォーリアが直線で抜け出すと、2着のタイトルホルダーに3馬身差をつけ、デビューから無敗でクラシックを制覇した。

中山競馬場は火~水曜日に33.5㎜と土~日曜日に53.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良~重、ダートはやや重~不良。日曜日の芝コースは馬場が乾きかけだったため、特殊なバイアスが出ていた。

阪神競馬場は火~水曜日に14.5㎜、土曜日に32㎜、日曜日に数ミリの雨が降り、馬場状態は芝は重→やや重、ダートは不良→重。芝コースは馬場に傷みが出てきたからか、外枠有利、外伸びのバイアスが出ていた日もあった。

新潟競馬場は火~水曜日に10.5㎜、土曜日に22㎜、日曜日に数十ミリの雨が降り、馬場状態は芝ダートともにやや重→不良。日曜日の芝コースは路盤の状態が悪く雨量も多かったからか、1年に1回あるかどうかの時計の掛かり方だった。

では、2021年4月17~18日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

中山競馬場

4/17 予想

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4/17 結果

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4/18 予想

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4/18 結果

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ダート

4/17 予想

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4/17 結果

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4/18 予想

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4/18 結果

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【備考】

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【解説】

・芝

火~水曜日に33.5㎜の雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。その後、土曜夜から日曜明け方にかけて53.5㎜の雨が降り、日曜日は4Rのみ重、8R以降はやや重に回復。

この雨の影響でコース全体の内ラチ沿いに傷みが出て、特に3~4コーナーから直線にかけては広範囲に傷みが出ていた。ただ、この1週間は気温が高めの日が続いたからか野芝が生育し、おそらく今開催で最も路盤の状態は良かった。

時計は、土曜日は-0.8秒位、日曜日は+0.6秒位。土曜日は、野芝が生育したからか開催初週を除いて最も時計が速かった。日曜日は雨量が多かったが、路盤の状態が良いため想定よりも時計が遅くならなかった。

枠は2日間ともフラット~外。コース全体の内ラチ沿いに傷みが出ているためか、2日間とも比較的状態が良い外を走れる外枠の好走が目立っていた。

直線の伸びは、土曜日はフラット、日曜日はやや内~やや外。土曜日は気持ち外が伸びていたがバイアスが出るほどではなかった。日曜日は馬場の水分量、傷み具合、風向きや強さによってコース毎にバイアスが違っていて、4,11Rはやや内~フラット、8,9,12Rはフラット~やや外だった。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日は特にバイアスは出なかった。日曜日はこちらも馬場の水分量、傷み具合、風向きや強さによってコース毎にバイアスが違っていて、4Rのみ前有利、他は展開次第~差しだった。

 

・ダート

火~水曜日に33.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態はやや重。その後、土曜夜から日曜明け方にかけて53.5㎜の雨が降り、日曜日は3Rまでは不良、5R以降は重に回復。

時計は、土曜日は-0.4秒位、日曜日は-2.4→-1.3秒位へ変動。土曜日は馬場状態がやや重だったが、砂の摩擦が多かったためか時計は速くならなかった。日曜日は雨の影響で脚抜きが良かったが、徐々に水分が抜けていく傾向で、5Rまで-2.4秒位、6,7Rは-1.7秒位、10Rは-1.3秒位へ変動していた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。特にバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は前~展開次第。土曜日は気持ち前残りが目立っていたがバイアスが出るほどではなかった。日曜日は差しも決まっていたが、基本的には4角前々が中心だった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は例年と同じ時期の9月11日からの4週間開催となる。例年はこの期間に芝の張り替え、エアレーションとシャタリング作業を行なう。使用コースは、通常であれば前2週がBコース、後2週がCコース。芝を張り替えて、しかも野芝のみの開催となるので路盤の状態は1年で最も良い。

次開催の例年のバイアスは、枠はあまり出にくく、直線の伸びは内伸びになることがあり、前後は時計が速いと前有利、遅いと差し有利になりやすい。時計は、中間の天気が良ければ-2.5~-1.5秒位、悪ければ-1.5~-1.0秒位になることが多い。ただ、去年は雨が降る日が多く天候不順だったので時計は遅かった。

 

・ダート

次開催は例年と同じ時期の9月11日からの4週間開催となる。例年はこの期間に砂の洗浄を行う。

次開催の良馬場の時のバイアスは、基本的にはあまり出にくい傾向だが、偶に外枠有利、前有利になることがある。時計は、良馬場だと-1.5~-0.5秒の範囲内になることが多い。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

4/17 予想

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4/17 結果

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4/18 予想

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4/18 結果

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ダート

4/17 予想

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4/17 結果

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4/18 予想

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4/18 結果

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【備考】

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【解説】

・芝

火~水曜日に14.5㎜と土曜日は朝からレース中にも雨が降り、土曜日の馬場状態は重。その雨は土曜夜に止んだため日曜日はやや重に回復。日曜日は7R前後に雨が降ったが馬場状態への影響は無かった。

この雨により馬場が軟らかくなり、コース全体の内ラチ沿いから1.5分所位までに少し傷みが出ている。ただ、今開催は当初から路盤の状態が良く、しかも野芝の生育も順調なので先週も路盤の状態はこの時期にしては良好。

時計は、土曜日は+0.5秒位、日曜日は-0.6秒位。土曜日はかなりの雨量があったが、路盤の状態が良いため想定よりも時計が遅くならなかった。日曜日は馬場が軟らかかったものの、ある程度水分が引いて速めの時計が出ていた。

枠は、土曜日はフラット~外、日曜日はフラット。土曜日は雨で内ラチ沿いの馬場が軟らかくなったため外枠の好走が目立っていた。日曜日は特にバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はフラット、日曜日はフラット~やや外。土曜日は気持ち外が伸びていたが基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は内でも我慢できていたが、どちらかというと外の方が伸びていた。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日はペーストメンバー次第でどこからでもという状態だった。日曜日は逃げ先行馬も残ったが、馬場が軟らかいためか基本的には決め手がある馬が中心だった。

 

・ダート

火~水曜日に14.5㎜と土曜日は朝からレース中にも雨が降り、土曜日の馬場状態は不良。その雨は土曜夜に止んだため日曜日は重に回復。日曜日は7R前後に雨が降ったが馬場状態への影響は無かった。

時計は2日間とも-1.7秒位。土曜日は雨量が多く馬場が田んぼのような状態だったため、このくらいの時計になったのだと思われる。田んぼのような状態ではなかったらもう少し速い時計が出ていただろう。日曜日は水分が引いて走りやすかったため速い時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。特にバイアスは出なかった。

前後は2日間とも前~差し。土曜日は7Rまでは前~展開次第、8R以降は展開次第~差しと1日でバイアスが違っていたが、なぜこうなったかは分からない。日曜日は、1400m以下は前~展開次第、1800mは展開次第~差しで、こちらもなぜこうなったかは分からない。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気はずっと晴れか曇り予報となっているが、週末は降水確率が高めなので注意したい。天気予報通りであれば今週末は良馬場になりそうだ。

今週末のバイアスは、傷みが出ているが週間に補修すると思われ、しかも気温が高い日が続くので野芝も生育するはずなので馬場は良好な状態に戻るはず。枠と直線の伸びはバイアスは出にくく、前後は速い上がりが出やすいので差し有利になりそうだ。時計は-2.0~-1.5秒位と想定している。

 

 

・ダート

今週の天気はずっと晴れか曇り予報となっているが、週末は降水確率が高めなので注意したい。天気予報通りであれば今週末はパサパサに乾燥した良馬場になりそうだ。

今週末のバイアスは、今まで通り枠と直線の伸びはバイアスが出にくく、前後はバイアスが出にくいか、砂が少し薄めの印象があるので前有利になる可能性がある。時計は馬場がパサパサに乾燥しそうなので-0.4秒前後だろう。

 

 

 

 

 

新潟競馬場

4/17 予想

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4/17 結果

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4/18 予想

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4/18 結果

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ダート

4/17 予想

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4/17 結果

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4/18 予想

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4/18 結果

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【備考】

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【解説】

・芝

火~水曜日に10.5㎜と土曜日はレース中に雨が降ったため、土曜日の馬場状態は6Rのみやや重、10R以降は重へ変動。日曜日も雨が降り続いたため6Rのみ重、10R以降は不良へ変動。

まだ野芝が生育途上で路盤の状態が悪くて脆く、しかも2日間とも雨の中でレースが行われたため、コース全体に傷みが出ていた。新潟競馬場の芝は水はけが抜群だが、野芝が生育途上で路盤の状態が悪かったため、馬場が傷むのが早かった。

時計は、土曜日は+1.0→+2.0秒位、日曜日は+3.3→+7.5秒位。土曜日は雨の影響もあり、6Rのみ+1.0秒位、10R以降は+2.0秒位へ変動。日曜日も雨が降り続き、6Rは+3.3秒位、10R以降は+7.5秒位へ変動。ここまで時計が遅くなるのは1年に1回あるかどうかなので、かなり珍しい時計の掛かり方だった。

枠は、土曜日はフラット、日曜日は内~フラット。土曜日は特にバイアスは出なかった。日曜日は雨の影響で馬場がタフになりすぎて内も外も変わらなくなったので、ロスが少ない内枠の好走が目立ったのだろう。

直線の伸びは、土曜日はフラット~やや外、日曜日はやや内~やや外。土曜日は10Rまではバイアスが出なかったが、12Rのみは傷みが出てきたからか外が伸びていた。日曜日は、内回りは直線が短いためロスが少ない内が伸びていて、外回りは直線が長いため少しでも馬場の状態が良い外が伸びていた。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日は特にバイアスは出なかった。日曜日は内回りは直線が短いためバイアスは出ず、外回りは直線が長いため展開次第~差しのバイアスが出ていた。

 

・ダート

火~水曜日に10.5㎜と土曜日はレース中に雨が降ったため、土曜日の馬場状態は7Rまでやや重、8R以降は重へ変動。日曜日も雨が降り続いたため不良。

時計は、土曜日は-0.2→-1.1秒位へ変動、日曜日は-1.0秒位。土曜日は雨の影響もあり、7Rまで-0.2秒位、8,9Rは-0.8秒位、11Rは-1.1秒位へ変動。日曜日は7R以降は田んぼのような状態になるなど水分量が多く、逆に走りにくくなりこの馬場状態にしては時計が遅めだった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は7枠より外は馬券圏内に1頭しか入らなかったが、基本的には2日間ともバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は差しも決まっていたが、基本的には4角前々が中心だった。日曜日は直線が強い向かい風だったためかバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気はずっと晴れか曇り予報となっているが、週末は降水確率が高めなので注意したい。天気予報通りであれば今週末は良馬場になりそうだ。

いつもよりも1か月早い開催なのでまだ野芝の生育が途上だ。今週は気温が高い日が続くが、野芝が十分に生育するにはまだ早い印象がある。

今週末のバイアスを予想するのは正直難しい。というのも、馬場が傷みすぎてこの週間にどれくらい補修できるかが分からないからだ。基本的には、傷みが広範囲に出ているので枠のバイアスは出にくく、直線は内の状態がかなり悪いため外が伸び、前後は馬場がタフなので差し有利になりやすいと想定している。ただ、実際の芝の状態を見てみないと予想するのは難しい。

時計は、馬場の広範囲に傷みが出ているので+0.5~+1.0秒位と想定している。

 

・ダート

今週の天気はずっと晴れか曇り予報となっているが、週末は降水確率が高めなので注意したい。天気予報通りであれば今週末は良馬場になりそうだ。

今週末のバイアスは、馬場の表面が乾燥してキックバックが多くなりそうなので外枠有利、砂が薄い印象があるので前有利になりやすいだろう。時計は1週目と同じ+0.3秒位と想定している。

 

 

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