12月28日が2021年の最後の開催となる。中山競馬場では今年最後のGⅠ・ホープフルステークスが行われるが、舞台の中山芝は内ラチ沿いに傷みが出ているのでバイアスが出る可能性がある。
中山競馬場は土曜日に6㎜の雨が降ったが、月曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出ているので、外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
阪神競馬場は金~土曜日に0㎜の雨が降ったが、月曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。こちらも芝コースは内ラチ沿いに傷みが出ているので、外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
では、2021年12月28日、火曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
土曜日に6㎜の雨が降ったが、月曜昼時点の馬場状態は良。火曜日の天気は晴れ予報。
Aコース使用最終日。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに傷みが出始め、3~4コーナーは広範囲に傷みが出ている。日曜日までは雨の影響で馬場が軟らかい状態だったが、その後は晴れたため馬場の硬さは標準位だと思われる。
土曜日の時計は-0.5秒位、日曜日の時計は-0.2秒位。土曜朝から月曜日にかけて晴れが続いて馬場の水分もある程度抜けたと思われるので、火曜日は-0.8~-0.3秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。日曜日はバイアスが出なかったが段々と外枠の好走が目立ってきていたので、火曜日はどこかのタイミングで比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。日曜日はバイアスが出なかったが段々と外が伸びてきていたので、火曜日はどこかのタイミングで比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。
前後は展開次第~差しと想定。日曜日はバイアスが出なかったが段々と差しが決まってきていたので、火曜日はどこかのタイミングで差し有利になる可能性がある。
・ダート
土曜日に6㎜の雨が降ったが、月曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5~6%台なので水分が少し残っている。
火曜日の天気は晴れ予報。気温は低めだが馬場の水分が少し抜けそうだ。
土曜日の時計は-0.8秒位、日曜日は-0.3秒位。凍結防止剤が散布され、しかも馬場のある程度乾燥しているため火曜日は-0.3~+0.5秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。火曜日は向こう正面が追い風気味の予報なのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。日曜日は馬場状態が良でバイアスが出なかったので、火曜日も出にくいだろう。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
金~土曜日に0㎜の雨が降ったが、月曜昼時点の馬場状態は良。火曜日の天気は晴れ予報。
開催最終日。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち、特に向こう正面と直線は広範囲に傷みが出ている。日曜日までは雨の影響もあり馬場の表面が緩めだったが、火曜日は馬場の硬さは標準位だと思われる。
土~日曜日の時計は-0.4秒位。馬場の水分がある程度抜けたと思われるので-1.0~-0.5秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。土~日曜日はバイアスが出なかったため火曜日も出ない確率が高いと思うが、馬場に傷みが出ているため火曜日は比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット~外と想定。土~日曜日は内を通っても我慢できていたが、広範囲に傷みが出ているためレースによっては真ん中よりも外が伸びる可能性がある。
前後は展開次第~差しと想定。土~日曜日はバイアスが出なかったが、馬場がタフなので差し有利になる可能性がある。
・ダート
金~土曜日に0㎜の雨が降ったが、月曜昼時点の馬場状態は良。含水率は3%台なのでパサパサに乾燥している。
火曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
土曜日の時計は-0.3秒位、日曜日は±0秒位。火曜日はさらに馬場が乾燥しそうなので±0~+0.5秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。火曜日は向こう正面が追い風の予報なのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。土~日曜日はバイアスが出なかったので、火曜日も出にくいだろう。