2022年の中央競馬は1月5日、水曜日から開催される。ここ数日はほぼ雨や雪が降っておらず2場とも芝ダートの馬場状態は良となっているが、芝コースは傷みが出ているのでバイアスに注意したい。
中山競馬場は前開催から1月4日までの間に雨が降らず、火曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝はこの日からA→Cコース替わりだが、内ラチ沿いに傷みが残っていると思われるので外枠有利のバイアスが出る可能性がある。
中京競馬場は12月31日に0㎜の雪が降ったが、火曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは前開催の傷みが残っているので、外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
では、2021年1月5日、水曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
前開催から1月4日までの間に雨が降らず、火曜昼時点の馬場状態は良。水曜日の天気は晴れ予報。
1月5日からA→Cコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされたが、特に3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが残っていると思われる。ただ、10日間も雨が降っていないため馬場は少し硬めになっている可能性がある。
前開催最終日の時計は±0秒位。水曜日からコース替わりで傷んだ箇所がカバーされたので-1.2~-0.7秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。コース替わりだが内ラチ沿いに傷みが残っていると思われるので、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。馬場が硬めで直線は傷みがそこまでではないと思われるので、バイアスは出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。10日間も雨が降っておらず馬場が硬めだと思われるので、前有利になる可能性がある。
・ダート
前開催から1月4日までの間に雨が降らず、火曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2~3%台なのでパサパサに乾燥している。
水曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
前開催最終日の時計は-0.3秒位。水曜日は馬場が乾燥しているので-0.3秒前後と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。水曜日は向こう正面が追い風気味の予報なので、バイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。前開催から良馬場だとバイアスが出にくい傾向となっている。
中京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
12月31日に0㎜の雪が降ったが、火曜昼時点の馬場状態は良。水曜日の天気は晴れ予報。
1月5日が開催初日。前開催から間隔が16日しかあいていないので、実質連続開催となる。使用コースは前8日がAコース、後4日がBコース。上記の通り前開催から期間がないので、馬場の内ラチ沿いに前開催の傷みが残っている。ただ、ここ数日はほとんど雨などが降っていないため、馬場の硬さは標準位か若干硬めだと思われる。
前開催最終週の時計は-0.8~-0.2秒位。水曜日は馬場に少し傷みが残っているので-1.2~-0.7秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いに傷みが残っているので、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。内ラチ沿いに傷みが残っているので、比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。
前後は展開次第~差しと想定。馬場に傷みが出てタフな状態だと思われるので、差し有利になる可能性がある。
・ダート
12月31日に0㎜の雪が降ったが、火曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5~6%台なので良馬場にしては少し水分が残っている。
水曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
前開催最終週の時計は馬場状態が重で-2.0~-1.8秒位。水曜日は馬場が乾燥しているので-0.5~±0秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。水曜日は向こう正面が向かい風気味の予報でキックバックが多くなりそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。前開催から良馬場だとバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第と想定。前開催から良馬場だとバイアスが出にくい傾向となっている。