日曜日に今年最初のクラシック・桜花賞(GⅠ)が行われる。舞台の阪神芝は今週からA→Bコース替わりで馬場が良好な状態になっているので、速い時計が出ることが予想される。
中山競馬場は月曜日に42㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは基本的にはバイアスは出にくそうだが、傷みの進行具合によっては外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。
阪神競馬場は週間に雨が降らず、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝はコース替わりで馬場が良好で速い上がりが出ているので、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
では、2022年4月10日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に42㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ予報。
先週は雨の中でレースが行われたため、コース全体の内ラチ沿いに傷みが目立つ。ただ、野芝が生育してきたためか先週よりも馬場は若干軽そうに感じた。
土曜日の時計は-1.6秒位。日曜日は晴れて気温が高めの予報なので-1.6秒前後と想定している。
枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いに傷みが出ているがまだ我慢できているため、日曜日はバイアスが出ない確率の方が高そうだ。ただ、傷みの進行具合によっては外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。内ラチ沿いに傷みが出ているがまだ我慢できているため、日曜日はバイアスが出ない確率の方が高そうだ。ただ、傷みの進行具合によっては外伸びになる可能性がある。
前後は展開次第~差しと想定。内ラチ沿いに傷みが出ているがまだ我慢できているため、日曜日はバイアスが出ない確率の方が高そうだ。ただ、傷みの進行具合によっては差し有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に42㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は5~6%台なので少し水分が残っている。
日曜日の天気は晴れ予報。馬場はほぼパサパサに乾燥しそうだ。
土曜日の時計は-0.5秒位。ただ、スローペースのレースが多かったため後で修正するかもしれない。日曜日は晴れ予報で馬場が乾燥しそうなので-0.8~-0.5秒位と想定している。月曜日の雨の影響で砂が流れたためか、先週までよりは砂が少し薄めに感じる。
枠はフラット~外と想定。日曜日は馬場が乾燥しそうで、しかも向こう正面が向かい風の予報でキックバックが多くなりそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。日曜日は向こう正面が向かい風の予報でスローペースのレースが多くなりそうなので、少し前有利になる可能性がある。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ予報。
今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされ、向こう正面に少しデコボコしている箇所があるが、おおむね良好な状態。野芝の生育が順調で、先週よりも馬場が少し軽そうに感じる。
土曜日の時計は-1.8秒位。ただ、スローペースのレースが多くあとで修正するかもしれない。日曜日は晴れ予報なので-2.3~-1.6秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。コース替わりで馬場が良好なので若干内枠の好走が多いかもしれないが、基本的にはバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。馬場が良好で速い上がりが出ているので、差し有利になる可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は2%台なのでカラカラに乾燥している。
日曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
土曜日の時計は-0.3秒位。日曜日も晴れ予報なので-0.3秒前後と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。日曜日は向こう正面が追い風気味の予報なので、バイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。3歳戦やスローペースのレースが前残りが多くなるかもしれないが、基本的にはバイアスは出にくいだろう。