トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2022,9,3~4 トラックバイアス結果 (新潟競馬場、小倉競馬場、札幌競馬場)

 

先週は重賞が3つ行われ、新潟記念(GⅢ)は10番人気のカラテが、小倉2歳ステークス(GⅢ)は4番人気のロンドンプランが、札幌2歳ステークス(GⅢ)は1番人気のドゥーラがそれぞれ優勝した。

新潟競馬場は水~土曜日に24㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良、ダートは稍重→良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出ていたためか、2日間ともかなり外伸びのバイアスが出ていた。

小倉競馬場は木~土曜日に20㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良~重、ダートは稍重~重。芝コースは馬場の水分量や傷み具合によって2日間でバイアスの出方が違っていた。

札幌競馬場は水~木曜日に27.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良、ダートは稍重→良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出ていたので、段々と外が伸びる傾向だった。

では、2022年9月3~4日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

新潟競馬場

9/3 予想


9/3 結果



9/4 予想


9/4 結果

 

ダート

9/3 予想


9/3 結果



9/4 予想


9/4 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水~金曜日に19.5㎜と土曜日は朝から昼頃にかけて雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。その後、土曜夜にも雨が降ったが、日曜日の馬場状態は良のまま。

先週が開催最終週。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち、日曜日は一部の騎手が内回り3~4コーナーの内ラチ沿いを避けるほどだった。2日間とも雨の影響もあり馬場は柔らかくタフ。

時計は、土曜日は-0.3秒位、日曜日は-0.4秒位。2日間とも雨の影響があり時計は標準位だった。

枠は2日間ともフラット。内ラチ沿いに傷みが出ていたが、直線は進路を外に取っていたのでバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はやや外~外、日曜日はやや外。2日間とも内から広範囲に傷みが出ていたので、おおむね4分所より外が伸びていて、傷みの進行具合や馬場の水分量により土曜日はより外が伸びていた。

前後は2日間とも展開次第~差し。土曜日は馬場が軟らかいこともあり決め手がある馬が中心だった。日曜日は内回りはバイアスは出なかったが、外回りは決め手がある馬が中心だった。

 

・ダート

水~金曜日に19.5㎜と土曜日は朝から昼頃にかけて雨が降り、土曜日の馬場状態は稍重。その後、土曜日の夜にも雨が降り、日曜日の馬場状態は3Rのみ稍重、7R以降は良に回復。

時計は、土曜日は-0.9~+0.5秒位、日曜日は-0.9~-0.3秒位。土曜日は1200mが-0.9秒位、1800mの2Rが+0.5秒位、11Rが-0.4秒位。日曜日は1200mが-0.9秒位、1800mが-0.3秒位だった。

枠は、土曜日はフラット~外、日曜日はフラット。土曜日は内枠がダメな訳ではないが、どちらかというと外枠の好走が目立っていた。日曜日はバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。スローペースでの前残りもあったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は約1か月半後の10月15日~30日までの3週間開催となる。例年はこの期間に芝は張り替えず、エアレーションとシャタリング作業を行なうことが多い。

次開催の馬場は野芝のみ。使用コースはすべてAコース。気温が低くなり野芝の生育が悪くなってくるので、夏開催と比べるとタフになりやすい。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.3~±0秒位になることが多い。今年の馬場の傷み具合は例年と同程度か少し軽めなので、今後の天候次第だが次開催は少し速めの時計になりそうだ。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が6割位、内枠有利が1割位、外枠有利が3割位。直線の伸びは出ない確率が4割位、内伸びが1割位、外伸びが5割位。前後は出ない確率が7割位、前有利が1割位、差し有利が2割位となっている。基本的には傷みが残ると外枠有利、外伸び、差し有利になりやすい傾向だ。

 

・ダート

次開催は約1か月半後の10月15日~30日までの3週間開催となる。例年はこの期間に特に作業は行わない。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.0~-0.3秒位になることが多い。今年は前開催が大雨の影響か砂が少し流れ、1200mは速め、1800mは遅めとなっているため、良馬場だと1200mが-0.9~-0.5秒位、1800mは-0.3~+0.5秒位と想定している。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が6割位、内枠有利が1割位、外枠有利が3割位。直線の伸びはほぼ出ない。前後は出ない確率が7割位、前有利が3割位となっている。今年の前開催は外枠有利になりやすい傾向だったので、外枠有利になる確率が高いと想定している。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

9/3 予想


9/3 結果



9/4 予想


9/4 結果

 

ダート

9/3 予想


9/3 結果



9/4 予想


9/4 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

木~金曜日に13.5㎜と土曜日は朝から昼過ぎまで雨が降り、土曜日の馬場状態は4Rまで稍重、5R以降は重に悪化。日曜日は晴れたため馬場状態は良に回復。

先週が開催最終週。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち、日曜日は一部の騎手が3~4コーナーの内ラチ沿いを避けるほどだった。土曜日はレース当日に雨が降り馬場は柔らかくタフ、日曜日は晴れて良馬場になったが、表面は緩めだった。

時計は、土曜日は-0.6~+0.3秒位、日曜日は-1.3秒位。土曜日は3Rまで-0.6秒位、4~9Rが+0.3秒位、11Rが±0秒位。日曜日は晴れたこともあり-1.3秒位だった。

枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日は直線で進路を外に取っていたこともありバイアスは出なかった。日曜日は馬場の乾き具合や傷みの進行具合によってバイアスの出方が違っていて、5Rまではより強く外枠有利の傾向が出て、7R以降は弱く外枠有利の傾向が出ていた。

直線の伸びは、土曜日はやや外、日曜日はフラット。土曜日は内ラチ沿いに傷みが出ていたこともあり、おおむね3~6分所が伸びていた。日曜日は馬場の乾き具合や傷みの進行具合によってレース毎に伸びる箇所が違っていたが、おおむねバイアスは出ていなかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日はあまり後ろ過ぎると厳しいが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

木~金曜日に13.5㎜と土曜日は朝から昼過ぎまで雨が降り、土曜日の馬場状態は2Rのみ稍重、6R以降は重に悪化。日曜日は晴れたため終日稍重。

時計は、土曜日は-0.5→-0.9秒位へ変動、日曜日は-0.2秒位。土曜日は2Rのみ-0.5秒位、6R以降は-0.9秒位へ変動した。日曜日は馬場の水分が結構抜けたので時計は標準位だった。

枠は、土曜日はフラット~外、日曜日はフラット。土曜日は内枠がダメな訳ではないが、どちらかというと外枠の好走が目立っていた。日曜日はバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は差しも決まっていたが、どちらかというと前有利だった。日曜日はバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催はまだ日程が発表されておらず分からない。

 

・ダート

次開催はまだ日程が発表されておらず分からない。

 

 

 

 

 

札幌競馬場

9/3 予想


9/3 結果



9/4 予想


9/4 結果

 

ダート

9/3 予想


9/3 結果



9/4 予想


9/4 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水~木曜日に27.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

先週が開催最終週。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の広範囲に傷みが目立ち、多くの騎手が3~4コーナーの内ラチ沿いを避けていた。週間の雨の影響で2日間とも馬場はタフだった。

時計は、土曜日は-0.4秒位、日曜日は-0.7→+0.4秒位へ変動。土曜日は週間の雨が残り時計は標準に近かった。日曜日は6Rまでは-0.7秒位、7R以降は馬場に傷みが出てきたからか+0.4秒位へ変動した。

枠は2日間ともフラット。段々と外枠の好走が多くなってきていたが、直線は進路を外に取っていたので2日間ともバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はフラット、日曜日はフラット~やや外。土曜日は進路を外に取るレースもあったが、内でも伸びていたのでバイアスは出なかった。日曜日は内でも我慢できていたが、どちらかというと外の方が伸びていた。

前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。

 

・ダート

水~木曜日に27.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は8Rまで稍重、12Rは良に回復。日曜日は晴れたため良のまま。

時計は2日間とも+0.2秒位。土曜日は馬場状態が良に近い稍重だったし、日曜日は良に回復したので時計は標準位だった。

枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は内枠がダメな訳ではないが、どちらかというと外枠の好走が目立っていた。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催の日程はまだ発表されていないが、例年通りであれば7月下旬から8月末か9月1週目までの開催だが、ここ3年は京都競馬場の改修工事の影響か7週開催で、例年は6週開催となる。来年はどうなるか分からないが、例年はこの期間に芝を張り替え、エアレーションとシャタリング作業を行なうことが多い。

まだ発表されていないが、次開催の例年の馬場は洋芝のみ。使用コースは、例年は前3週か4週がAコース、後3週がCコース。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.0~-1.5秒位になることが多い。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が4割位、内枠有利が5割位、外枠有利が1割位。直線の伸びはほぼ出ない。前後は出ない確率が7割位、前有利が3割位となってる。基本的には速い時計が出る年は内枠有利、前有利になりやすい。

 

・ダート

次開催の日程はまだ発表されていないが、例年通りであれば7月下旬から8月末か9月1週目までの開催だが、ここ3年は京都競馬場の改修工事の影響か7週開催で、例年は6週開催となる。来年はどうなるか分からないが、例年はこの期間に砂の洗浄を行う。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.4~+0.7秒位になることが多い。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が6割位、外枠有利が4割位。直線の伸びはほぼ出ない。前後は出ない確率が6割位、前有利が4割位となっている。

 

 

 

 

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