先週は重賞が3つ行われ、セントウルステークス(GⅡ)は1番人気のメイケイエールが、京成杯オータムハンデ(GⅢ)も1番人気のファルコニアが、そして紫苑ステークス(GⅢ)も1番人気のスタニングローズがそれぞれ優勝した。
中山競馬場は水～木曜日に37.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良、ダートは稍重→良。芝コースは週間に雨が降ったが、開幕週らしい速い時計が出ていた。
中京競馬場は火～土曜日に92.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は稍重→良、ダートは不良→稍重。芝コースは速い上がりが出ていたためか、2日間とも差し有利のバイアスが出ていた。
では、2022年9月10～11日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
中山競馬場
芝
9/10 予想
9/10 結果
9/11 予想
9/11 結果
ダート
9/10 予想
9/10 結果
9/11 予想
9/11 結果
【備考】
【解説】
・芝
水～木曜日に37.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。
先週が開幕週。野芝の生育が良く、馬場は開幕週らしい良好な状態。土曜日は週間の雨の影響か馬場は少し軟らかめ、日曜日は硬さが標準位だった。
時計は、土曜日は－1.6秒位、日曜日は－1.8秒位。2日間とも馬場が良好なので速い時計が出ていたが、日曜日はより乾燥したためか速い時計が出ていた。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。直線は気持ち内の方が伸びていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。土曜日はペースが一定以上流れないと差しは厳しく、日曜日は後ろ過ぎると厳しかったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
・ダート
水～木曜日に37.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は4Rまで稍重、6R以降は良に回復。日曜日も良のまま。
時計は、土曜日は－1.5～±0秒位、日曜日は－1.1～－0.5秒位。土曜日は、1800mが±0秒位、1200mの6Rまで－1.5秒位、12Rが－1.1秒位。日曜日は1200mが－1.1秒位、1800mが－0.5秒位。今開催は砂が少し薄めに感じる。
枠は、土曜日はフラット～外、日曜日はフラット。土曜日は向こう正面が追い風気味だったが、砂の厚さが一定ではないためか少し外枠有利だった。日曜日はバイアスが出なかった。
直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。
前後は、土曜日は前～展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は差しが決まらないこともないが、基本的には前有利だった。日曜日はバイアスが出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気はずっと晴れか曇り予報だが、一部では週末はかなり雨量が多い予報をする会社もある。良馬場でも道悪でも対応できるようにしておきたい。
良馬場の場合のバイアスは、先週と同じく出にくいだろう。時計は、週間や当日の雨量にもよるが－1.8～－1.2秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、雨量が少ない場合は馬場が軟らかくなるので外枠有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、ロスが少ない内枠有利、前有利になる可能性がある。
・ダート
今週の天気はずっと晴れか曇り予報だが、一部では週末はかなり雨量が多い予報をする会社もある。良馬場でも道悪でも対応できるようにしておきたい。
良馬場の場合のバイアスは、風向きによって外枠有利、前有利になる可能性がある。時計は、砂が少し薄く感じるので－1.3～±0秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、先週の傾向だと外枠有利、前有利になる可能性がある。今開催は砂が少し薄めに感じるので、時計の出方が馬場状態によっては－3.0秒近くになることもあり得る。
中京競馬場
芝
9/10 予想
9/10 結果
9/11 予想
9/11 結果
ダート
9/10 予想
9/10 結果
9/11 予想
9/11 結果
【備考】
【解説】
・芝
火～金曜日に32㎜と土曜日の明け方までに60.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は稍重。日曜日は晴れたため良に回復。
先週が開幕週。野芝の生育が良く、馬場は開幕週らしい良好な状態。ただ、この2日間のレースで日曜日の後半には3～4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきた。2日間とも週間の雨の影響で馬場は柔らかめ。
時計は、土曜日は－1.3秒位、日曜日は－2.0秒位。2日間とも野芝のみの開幕週ということもあり速い時計が出ていたが、土曜日は当日明け方の雨の影響もあり少し時計が遅めだった。
枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット～外。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は馬場が乾いて速い上がりが出ていたためか、外枠の方がスムーズだった。
直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は気持ち内の方が伸びていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第～差し。2日間ともスローペースのレースなどで先行馬が残ったレースもあったが、基本的には一定以上の決め手がある馬が中心だった。
・ダート
火～金曜日に32㎜と土曜日の明け方までに60.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は7Rまで不良、9R以降は重に回復。日曜日は晴れたため稍重に回復。
時計は、土曜日は－3.2→－2.8秒位へ変動、日曜日は－1.9秒位。土曜日は、7Rまで－3.2秒位、9R以降は－2.8秒位へ変動。日曜日は前日の雨が残り速い時計が出ていた。2日間とも砂が薄めだからか、かなり速い時計が出ていた。
枠は、土曜日は内～フラット、日曜日はフラット。土曜日は、9Rまでは内～フラットの気持ち内有利、11R以降は内有利。おおむね内から2頭分位を回った馬が好走していた。日曜日はバイアスは出なかった。
直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は気持ち内が伸びていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気はずっと晴れか曇り予報だが、一部では週末はかなり雨量が多い予報をする会社もある。良馬場でも道悪でも対応できるようにしておきたい。
良馬場の場合のバイアスは、週間や当日の雨量にもよるが速い上がりが出ているため、外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第だが－2.3～－1.3秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、雨量が少ない場合は出にくいか、雨量によって差し有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、ロスが少ない内枠有利、前有利になる可能性がある。
・ダート
今週の天気はずっと晴れか曇り予報だが、一部では週末はかなり雨量が多い予報をする会社もある。良馬場でも道悪でも対応できるようにしておきたい。
良馬場の場合のバイアスは、風向き次第で外枠有利、前有利になる可能性がある。時計は、含水率次第だが砂が少し薄めに感じるので－1.5～－0.5秒位と想定している。もしかしたらもっと速い時計が出ることもあり得る。
道悪の場合のバイアスは、先週や近年の傾向だと内枠有利、内伸び、前有利になる可能性がある。時計は、砂が少し薄めに感じるので雨量次第で－3.5秒以上のレコード連発の超高速馬場になることもあり得る。
