月曜日が3日間開催の最終日となる。2場とも台風14号の影響で降水確率が高く、特に中京競馬場は降水量が多いと予報されているので、時計やバイアスの変化に注意したい。
中山競馬場は月~火曜日に2.5㎜と土曜日に数十ミリの雨が降り、日曜夜時点の馬場状態は芝は重、ダートは不良。芝コースは雨量によって時計やバイアスの出方が変わってきそうなので注意したい。
中京競馬場は土曜日に数ミリの雨が降ったが、日曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。ダートコースは砂が薄く感じるので、雨量によってはレコードタイムが連発するほどの速い時計が出る可能性がある。
では、2022年9月19日、月曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月~火曜日に2.5㎜と土曜日に数十ミリの雨が降り、日曜夜時点の馬場状態は重。今後の天気は曇り時々雨予報。日曜夜から月曜日にかけての想定雨量は1~20㎜、月曜日の想定馬場状態は良~重。
開催2週目。今までのレースのダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには少し傷みが出始めた。月曜日も雨が降る予報なので、馬場はタフな状態になりそうだ。ただ、今開催の中山芝は野芝のみなので、雨が止むと馬場の回復は早い。
土曜日の時計は-2.0秒位、日曜日は-0.8→+2.2秒位へ変動。日曜日の夜から月曜日にかけて雨が降る予報なので雨量次第で-1.2~+1.8秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。雨量が少ない場合は、馬場がほどよく軟らかくなりそうなので外枠有利になる可能性がある。雨量がそれなり以上の場合は、まだ傷みが少ないのでバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。それ以外はまだ傷みが少ないのでバイアスは出にくいだろう。
前後は前~差しと想定。雨が途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになるかもしれないので、そうなると前有利になる可能性がある。それ以外の場合は、馬場が軟らかくなるので差し有利になる可能性がある。
・ダート
月~火曜日に2.5㎜と土曜日に数十ミリの雨が降り、日曜夜時点の馬場状態は不良。月曜日の天気は曇り予報だが降水確率が高めなので、雨が降る可能性がある。想定雨量は0~15㎜、想定馬場状態は稍重~不良。
土曜日の時計は-1.2秒位、日曜日は-2.8~-0.7秒位。日曜夜から月曜日にかけて雨が降る予報で、しかも今開催は砂が少し薄めに感じるので、雨量次第で-3.3~-1.3秒位と想定している。特に1200mはレコードタイムが出るほど速い時計が出ることもあり得る。
枠はフラット~外と想定。今週日曜日は道悪でもバイアスが出なかったが、先週は外枠有利になったので、今週月曜日も外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。今週日曜日は道悪でもバイアスが出なかったが、先週は前有利になったので、今週月曜日も前有利になる可能性がある。
中京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
日曜日に数ミリの雨が降ったが、日曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は日曜夜から月曜日にかけて雨予報となっている。想定雨量は10~50㎜、想定馬場状態は稍重~不良。
開催2週目。今までのレースのダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしてきた。ただ、野芝の生育が良く馬場は良好な状態。日曜夜から月曜日にかけて雨予報で、しかも雨量が多くなりそうなので馬場はかなりタフになる可能性がある。
土曜日の時計は-2.3秒位、日曜日は-2.1秒位。日曜夜から月曜日にかけて雨が降る予報なので雨量次第で-0.8~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内~フラットと想定。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。それ以外の場合はバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはフラットと想定。馬場にまだ傷みが出ていないので、雨量に関わらずバイアスは出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、スタミナが要求され前有利になる可能性がある。それ以外の場合はバイアスは出にくいだろう。
・ダート
日曜日に数ミリの雨が降ったが、日曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は日曜夜から月曜日にかけて雨予報となっている。想定雨量は10~40㎜、想定馬場状態は稍重~不良。
土曜日の時計は-1.3秒位、日曜日は-1.0秒位。日曜夜から月曜日にかけて雨が降る予報で、しかも今開催は砂が薄いように感じるので、雨量次第で-4.0~-1.8秒位と想定している。雨量次第でレコードタイムが連発するほどの超高速馬場になることもあり得る。
枠は超内~フラットと想定。今開催も近年の中京ダートも道悪になると内枠有利になりやすい傾向となっている。馬場の状態によっては内枠から内ラチ沿いを通った馬が上位を独占する超内枠有利もあり得る。
直線の伸びは内~フラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向だが、近年の中京ダートは道悪になると内伸びになりやすい傾向となっている。馬場の状態によっては内から1~2頭分しか伸びない状況になることもあり得る。
前後は超前~展開次第と想定。今開催はバイアスが出にくい傾向だが、近年の中京ダートは道悪になると前有利になりやすい傾向となっている。馬場の状態によっては4角3番手以内が上位を独占する超前有利もあり得る。