トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2022,10,15 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、阪神競馬場、新潟競馬場)

 

今週から新潟競馬場の開催が始まる。芝コースは前開催のダメージが残っているが例年通り、ダートコースは前開催通りだと1200mと1800m以上では時計の出方が違う可能性があるので注意したい。

東京競馬場は木~金曜日の昼までに10.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは重。府中市は金曜午後から土曜明け方にかけて雨が降る可能性があるので、芝ダートともに雨の有無で時計の出方が変わってきそうだ。

阪神競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場が良好で速い上がりが出そうなので、差し有利のバイアスが出る可能性がある。

新潟競馬場は月~水曜日に18.5㎜と金曜日の昼までに0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは前開催のダメージが残っているので、外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出る可能性がある。

では、2022年10月15日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

木~金曜日の昼までに10.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は土曜日一杯まで曇り予報だが、金曜午後から土曜明け方にかけて降水確率が高めなので、雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は0~10㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

開催2週目。先週のレースで3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、芝の生育が良くその他の箇所は良好な状態。今週は木~金曜日に雨が降ったので、金曜午後以降に雨が降らなくても馬場は柔らかめだろう。

先週の時計は-2.2~-1.7秒位。金曜午後から土曜明け方にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.2~-1.8秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.0~-1.6秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。まだ馬場に傷みが出ておらず硬さも標準位だと思われるので、雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。馬場が良好で速い上がりが出そうなので、雨の有無に関わらず差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

木~金曜日の昼までに10.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。今後の天気は土曜日一杯まで曇り予報だが、金曜午後から土曜明け方にかけて降水確率が高めなので、雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は0~10㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~重。

先週は開催当日の土~日曜日に砂厚の調整を行なった。これはかなり珍しいことで、東京ダートになにか不具合が生じている可能性があるため、今週末は時計の出方、トラックや血統のバイアスに注視したい。

先週の時計は-3.0~-2.0秒位。金曜午後から土曜明け方にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.0~-1.0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.8~-1.3秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。先週は3日間とも道悪でバイアスが出なかったので、今週も出にくいだろう。

前後は展開次第と想定。先週は3日間とも道悪で一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。今週も出にくいだろう。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

開催2週目。先週のレースで各3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、芝の生育が良くその他の箇所は良好な状態。今週は週間に雨が降らなかったため、馬場の硬さは標準位でパンパンの状態になりそうだ。

先週の時計は-2.0~+0.9秒位。今週はパンパンの良馬場だと思われるので-2.3~-1.9秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。まだ馬場に傷みが出ておらず硬さも標準位だと思われるので、バイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。馬場が良好で速い上がりが出そうなので、差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は7%台なので少し水分が残っている。

土曜日の天気は晴れ予報。馬場の乾燥が進みそうだ。

先週の時計は-2.2~-0.9秒位。今週は良馬場で砂の厚さも標準位だと思われるので-0.8~±0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。良馬場でキックバックが多くなるかもしれないので、そうなると砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。先週はバイアスが出なかったので、今週も出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。今開催はどうやら、一定以上の速い上がりが出ると差し有利に、それ以下だとバイアスが出にくい傾向っぽい。そのため今週は差し有利にはならずバイアスは出にくいだろう。ただ、始めての良馬場なので念のため前有利に注意したい。

 

 

 

 

 

新潟競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~水曜日に18.5㎜と金曜日の昼までに0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇りのち晴れ予報。

今週が開幕週。使用コースは全3週Aコース。馬場は野芝のみ。芝の張り替えは無し。エアレーション作業を実施。前開催は馬場に傷みがかなり出ていたため、JRAの画像を見る限りでは馬場の内ラチ沿いにダメージが残っているようだ。野芝が段々と休眠期間に入る頃なので、夏開催よりも馬場はタフになりそうだ。

例年の開幕週の時計は良馬場で-1.3~±0秒位になることが多い。今年は馬場状態が良で芝も例年通りっぽいので、-1.3~-0.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が6割位、内枠有利が1割位、外枠有利が3割位となっている。内ラチ沿いに傷みが残ると外枠有利になりやすい傾向で、今年は内ラチ沿いに前開催のダメージが残っているので、外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が4割位、内伸びが1割位、外伸びが5割位となっている。内ラチ沿いに傷みが残ると外伸びになりやすい傾向で、今年は内ラチ沿いに前開催のダメージが残っているので、外伸びになる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が7割位、前有利が1割位、差し有利が2割位となっている。馬場にダメージが残ると差し有利になりやすい傾向で、今年は内ラチ沿いに前開催のダメージが残っているので、差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~水曜日に18.5㎜と金曜日の昼までに0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は6%台なので少し水分が残っている。

土曜日の天気は曇りのち晴れ予報。馬場の乾燥が進みそうだ。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.0~-0.3秒位になることが多い。今年も良馬場なので-1.0~±0秒位だと想定しているが、前開催は1200mは時計が速め、1800m以上は遅めの傾向だったので、今開催もその傾向を引き継ぐこともあり得る。

枠はフラット~外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が6割位、内枠有利が1割位、外枠有利が3割位となっている。前開催は外枠有利になりやすい傾向だったので、今週も外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。例年も前開催もバイアスは出にくい傾向だったので、今週も出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が7割位、前有利が3割位となっている。前開催はバイアスが出にくい傾向だったが、今週は念のため前有利に注意したい。

 

 

 

 

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