トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2022,11,19~20 トラックバイアス結果 (東京競馬場、阪神競馬場、福島競馬場)

 

日曜日に阪神芝でマイルチャンピオンシップ(GⅠ)が行われ、道中は後方外を追走した6番人気のセリフォスが直線に向くと、進路を大外に取り1頭抜けた末脚を繰り出し優勝した。

東京競馬場は火曜日に5.5㎜と日曜日に数ミリの雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは速い上がりが出ていたこともあり、2日間とも差し有利のバイアスが出ていた。

阪神競馬場は日曜日に数ミリの雨が降り、馬場状態は芝は良~稍重、ダートは良→稍重。芝コースはまだ速い上がりが出ていたためか、2日間とも差し有利のバイアスが出ていた。

福島競馬場は金曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝はコース替わりということもあり、バイアスは多少外が伸びる程度だった。

では、2022年11月19~20日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

11/19 予想


11/19 結果



11/20 予想


11/20 結果

 

ダート

11/19 予想


11/19 結果



11/20 予想


11/20 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に5.5㎜の雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。日曜日は9R前後から雨が降ったが、馬場状態に変化は無く良のまま。

開催7週目。今週からB→Cコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされ、馬場は良好な状態。ただ、日曜日のレースの影響で3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきた。先週は火曜日に雨が降ったため馬場の硬さは標準位。

時計は、土曜日は-2.3秒位、日曜日は-2.3→-1.4秒位へ変動。土曜日はコース替わりの影響もあり速い時計が出ていた。日曜日は8Rまで-2.3秒位、10Rは-1.7秒位、12Rは-1.4秒位へ変動した。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともどちらかというと内の方が伸びていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第~差し。2日間とも前残りもあったが、速い上がりが出ていたこともあり基本的には決め手がある馬が中心だった。

 

・ダート

火曜日に5.5㎜の雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。日曜日は9R前後から雨が降ったが、馬場状態に変化は無く良のまま。含水率は2日間とも3~4%台だったのでパサパサに乾燥していたが、日曜日の9R以降は雨の影響もあり多少は湿っていたと思われる。

時計は2日間とも-0.6秒位。2日間とも良馬場だったこともあり今開催の平均位の時計だった。日曜日は9R前後から雨が降ったが時計への影響は無かった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第~差し。土曜日はそこそこ差しが決まっていたが、2週前ほどではなかった。日曜日は、9Rまでは先行馬も残ったがどちらかというと決め手がある馬が中心、11Rは雨の影響かバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は雨のち晴れ、火曜日は晴れ時々曇り、水曜日は雨、木曜日以降は晴れ予報となっている。水曜日の雨量が多い予報だが、木曜日以降は晴れ予報なので今週末は良馬場でレースが行えそうだ。

今週末が開催最終週。今開催は雨の日が少なく気温も高い日が多かったので、馬場は例年よりは良好な状態。

今週末のバイアスは、まだ馬場に傷みが出ていないので水曜日の雨量次第では少し内枠有利、内伸びになる可能性がある。水曜日の雨量が多いと差し有利になるかもしれない。時計は、週間の雨量次第で-2.2~-2.0秒位と想定している。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は雨のち晴れ、火曜日は晴れ時々曇り、水曜日は雨、木曜日以降は晴れ予報となっている。水曜日の雨量が多い予報なので、週間の気温次第では馬場状態が良か稍重になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、風向き次第で外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で-0.8~-0.6秒位と想定している。

稍重の場合のバイアスは、速い上がりが出るようだと外枠有利、差し有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

11/19 予想


11/19 結果



11/20 予想


11/20 結果

 

ダート

11/19 予想


11/19 結果



11/20 予想


11/20 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず土曜日の馬場状態は良。日曜日は朝に数ミリの雨が降ったため、5Rまでは稍重、8R以降は良に回復。

先週が開催7週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに傷みが目立つ。ただ、先週の開催前までに丁寧に路盤の補修をしたためか、馬場はそこまで悪くなかった。日曜日は朝の雨の影響もあり馬場は軟らかい状態。

時計は、土曜日は-1.0秒位、日曜日は-0.8秒位。土曜日は2週前のダメージが残ったためか良馬場にしては時計が遅めだった。日曜日は朝に雨が降ったが雨量が少なかったためそこまで時計は遅くならなかった。

枠は2日間ともフラット。内ラチ沿いに傷みが出ていたが、まだ我慢できていたので2日間ともバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はフラット~やや外、日曜日はフラット。土曜日は内でも我慢できていたが、基本的には外の方が伸びていた。日曜日は内ラチ沿いに傷みが出ていたが、朝の雨が内から乾燥したこともあり、内と外の馬場の差が相殺されてバイアスが出なかったのだろう。

前後は2日間とも展開次第~差し。2日間ともスローペースのレースで前残りもあったが、基本的には決め手がある馬が中心だった。

 

・ダート

週間に雨が降らず土曜日の馬場状態は良。日曜日は朝に数ミリの雨が降ったため、馬場状態は終日稍重。土曜日の含水率は6~7%台で良馬場にしては水分量が多めだった。

時計は、土曜日は-0.3秒位、日曜日は-0.6秒位。土曜日は良馬場だったこともありバイアスは出なかった。日曜日は朝の雨の影響で前日よりは時計が若干速くなった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日はあまり後ろ過ぎると厳しかったが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日はスローペースのレースが多く前残りが多かったが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は雨のち晴れ、火曜日は晴れ時々曇り、水曜日は曇り時々雨、木曜日以降は晴れか曇り予報となっている。水曜日の雨量は少ない予報なので、今週末は良馬場でレースが行えそうだ。

今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされるだろうが、特に向こう正面から内回り3~4コーナーは広い範囲に傷みが出ていたので、内ラチ沿いにデコボコが残るかもしれない。

今週末のバイアスは、まだ速い上がりが出そうなので差し有利になる可能性がある。時計は-1.8~-1.5秒位と想定している。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は雨のち晴れ、火曜日は晴れ時々曇り、水曜日は曇り時々雨、木曜日以降は晴れか曇り予報となっている。水曜日の雨量は少ない予報なので、今週末は良馬場でレースが行えそうだ。

今週末のバイアスは、風向き次第で外枠有利になる可能性がある。時計は-0.3秒前後と想定している。

 

 

 

 

 

福島競馬場

11/19 予想


11/19 結果



11/20 予想


11/20 結果

 

ダート

11/19 予想


11/19 結果



11/20 予想


11/20 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

金曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

先週が開催3週目にして最終週。A→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされたが、この2日間のレースでコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには少し傷みが出ていた。野芝が休眠期間に入る頃なので馬場は2日間ともタフだった。

時計は、土曜日は±0→+0.6秒位へ変動、日曜日は+0.8秒位。土曜日は9Rまで±0秒位だったが、11R以降は馬場に傷みが出てきたこともあり+0.6秒位へ変動。日曜日は馬場にさらにダメージが出てきたので、前日よりも時計が遅くなった。

枠は2日間ともフラット。内ラチ沿いがデコボコし傷みが出てきていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はフラット、日曜日はフラット~やや外。土曜日は段々と外が伸びてきていたが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は内でも我慢できていたが、段々と外が伸びてくる傾向だった。

前後は2日間とも展開次第。馬場があまり傷まなかったためか2日間ともバイアスは出なかった。

 

・ダート

金曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。土曜日は含水率が4~5%台だったので多少は水分を含んでいて、日曜日は3~4%台だったのでほぼパサパサに乾燥していた。

時計は、土曜日は-0.2秒位、日曜日は-0.4秒位。2日間とも良馬場だったので時計は標準位だった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間とも前残りもあったが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は例年通り約4か月半後の4月8日から23日までの3週間の開催となる。例年はこの期間に芝は張り替えず、偶にエアレーション作業を行なうことがある。

次開催の馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースは前2週がAコース、後1週がBコース。まだ野芝が休眠期間の時期なので、馬場は1年で最もタフになりやすい。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.0~+1.5秒位になることが多い。春の開催なのでこの中間の天候の影響を受けやすく、時計の出方もかなり変動しやすい。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠が出ない確率がほぼ10割位。直線の伸びは出ない確率が6割位、内伸びと外伸びが各々2割位。前後は、出ない確率が8割位、差し有利が2割位。馬場が良好で速めの時計が出るとバイアスは出にくく、馬場がタフだと外伸び、差し有利になりやすい傾向だ。

 

・ダート

次開催は例年通り約4か月半後の4月8日から23日までの3週間の開催となる。例年はこの期間に特に作業は行わない。

例年の開幕週の時計は良馬場だと+1.0~+1.5秒位になることが多い。まだ気温が低いこともあり砂同士の摩擦が多くなり、時計が遅くなりやすい。ただ、今開催は砂が例年よりも少し薄めだったこともあり、次開催は例年よりも少し速い時計が出ることもあり得る。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が8割位、内枠有利が2割位。直線の伸びはほぼ出ない。前後は出ない確率が3割位、前有利が7割位となっている。

 

 

 

 

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