今週は週間の雨量が多く、2場ともダートコースは馬場状態が稍重となっている。土曜日は府中市が雨予報となっており、雨量次第では時計やバイアスが変化する可能性がある。
東京競馬場は月曜日に3㎜と水~木曜日に38.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。上記の通り土曜日の府中市は雨予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化しそうだ。
阪神競馬場は月曜日に8㎜と水曜日に20㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝は今週からA→Bコース替わりなので、速めの時計が出そうだ。
では、2022年11月26日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に3㎜と水~木曜日に38.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇り時々雨予報。想定雨量は0~25㎜、想定馬場状態は良~不良。
開催8週目にして開催最終週。3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしているが、その他の箇所はこの時期にしては良好な部類。今週は水曜日の雨量が多かったこともあり、馬場の硬さは標準か少し軟らかめだと思われる。段々と野芝が休眠期間に入る頃なので、多少でも雨が降ると馬場はタフになる可能性がある。
先週の時計は-2.3~-1.4秒位。土曜日は雨予報なので、雨が降るまでは-2.2~-2.0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.0~+2.5秒位と想定している。
枠はフラットと想定。馬場にまだ傷みが出ていないので、雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降り途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。それ以外の場合は、多少は内が伸びるかもしれないが、基本的にはバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。雨が降らなかったり降っても少量の場合は、速い上がりが出そうなので差し有利になる可能性がある。それなりの雨量があった場合は、馬場が少しタフになり上がりが遅くなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。
・ダート
月曜日に3㎜と水~木曜日に38.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は曇り時々雨予報。想定雨量は0~25㎜、想定馬場状態は良~不良。
先週の時計は-0.6秒位。土曜日は雨予報なので、雨が降るまでは-1.2~-0.6秒位、雨が降った場合は雨量次第で-3.3~-0.8秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、土曜日は向こう正面が緩やかな向かい風予報だが、風が強くなると砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合も、速い上がりが出て差しが決まるようだと、外枠の方がスムーズに走れる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第~差しと想定。雨の有無に関わらず速い上がりが出るようだと差し有利になる可能性がある。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に8㎜と水曜日に20㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報で、降水確率は低いので雨の心配は少ないだろう。
開催8週目。今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされたはずだが、一部にデコボコが残りそうだ。週間の雨量が多めだったので、馬場の硬さは標準か少し軟らかめだろう。
先週の時計は-1.0~-0.8秒位。土曜日は雨が降らない予報なので-1.8~-1.4秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたと思われるので、バイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。コース替わりで速い上がりが出ると思われるので、差し有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に8㎜と水曜日に20㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報で、降水確率は低いので雨の心配は少ないだろう。想定馬場状態は良~稍重。
先週の時計は-0.6~-0.3秒位。土曜日は雨が降らない予報なので-0.6~-0.3秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。土曜日は向こう正面が追い風気味の予報なのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。土曜日は段々と馬場の水分が抜けると思われるので、一定以上の決め手は要求されそうだが基本的にはバイアスは出にくいだろう。