トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2022,11,26~27 トラックバイアス結果 (東京競馬場、阪神競馬場)

 

先週日曜日にジャパンカップ(GⅠ)が行われ、道中は中団より後方を追走した3番人気のヴェラアズールが直線に向くと、上がり3ハロン1位の末脚を繰り出し優勝した。

東京競馬場は月曜日に3㎜、水~木曜日に38.5㎜、土曜日に0㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝コースは馬場が良好な状態だったこともあり2日間とも速い時計が出ていた。

阪神競馬場は月曜日に8㎜と水曜日に20㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝は先週からA→Bコース替わりだったこともあり、内枠有利のバイアスが出ていた日もあった。

では、2022年11月26~27日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

11/26 予想


11/26 結果



11/27 予想


11/27 結果

 

ダート

11/26 予想


11/26 結果



11/27 予想


11/27 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に3㎜、水~木曜日に38.5㎜、土曜日に0㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

先週が開催8週目にして最終週。Cコース替わり2週目。コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが目立つ。ただ、この時期にしては馬場は良好な部類。土曜日は当日の雨の影響もあり馬場の表面が緩め、日曜日は晴れたため馬場の硬さは標準位だった。

時計は、土曜日は-1.8秒位、日曜日は-2.2秒位。土曜日は雨量が少なかったこともあり速めの時計が出ていた。日曜日は晴れて前日よりも馬場が乾いたためか、前日よりも速い時計が出ていた。

枠は、土曜日は内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は3Rまでは内枠有利、5R以降は馬場に傷みが出てきたためかバイアスは出なかった。日曜日はバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は馬場が内から乾燥したためか多少は内が伸びていたが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は外過ぎると伸びにくかったが、基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第~差し、日曜日は展開次第。土曜日は逃げ先行馬が残っていたが、どちらかというと決め手がある馬が中心だった。日曜日は一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

月曜日に3㎜、水~木曜日に38.5㎜、土曜日に0㎜の雨が降り、馬場状態は2日間とも稍重。

時計は、土曜日は-1.4秒位、日曜日は-1.1秒位。2日間とも馬場状態が稍重だったこともあり速めの時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は内枠過ぎると厳しかったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間とも一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は例年通り約2か月後の1月28日から2月19日までの4週間の開催となる。例年はこの期間に芝は張り替えず、エアレーション等の馬場をほぐす作業も行わない。

次開催は野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースは全4週Dコース。1年で一番気温が低い時期なので、馬場は1年で最もタフになりやすい。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.3~-1.0秒位になることが多い。近年は暖冬の影響か速い時計が出やすく、しかも秋開催は馬場があまり傷まなかったので、次開催は速めの時計が出る可能性がある。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が5割位、内枠有利が3割位、外枠有利が2割位。直線の伸びは出ない確率が6割位、内伸びが4割位。前後は出ない確率が7割位、差し有利が3割位となっている。基本的には、週間の雨量が少なく馬場が硬めだと内枠有利、内伸びになりやすく、馬場が軟らかめだと外枠有利、差し有利になりやすい傾向となっている。

 

・ダート

次開催は例年通り約2か月後の1月28日から2月19日までの4週間の開催となる。例年はこの期間に特に作業は行わない。ただ、1年で気温が最も低い時期なので、凍結防止剤を散布することがある。そうなると砂同士の摩擦が多くなるため、時計が遅くなりやすい。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.5~+1.0秒位になることが多い。秋開催は砂が少し薄めだったため、次開催は速めの時計が出る可能性がある。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠と直線の伸びはほぼ出ない。前後は、出ない確率が8割位、差し有利が2割位となっている。良馬場だと基本的にはバイアスは出にくいが、凍結防止剤を散布し道悪になると、外枠有利、差し有利になりやすい傾向となっている。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

11/26 予想


11/26 結果



11/27 予想


11/27 結果

 

ダート

11/26 予想


11/26 結果



11/27 予想


11/27 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に8㎜と水曜日に20㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

開催8週目。先週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされたが、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしている。週間の雨量が多めだったためか、土曜日の馬場は表面が少し緩め、日曜日は晴れたためか硬さは標準位だった。

時計は、土曜日は-1.9秒位、日曜日は-2.0秒位。コース替わりの影響もあり2日間とも速い時計が出ていた。

枠は、土曜日は内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は12Rのみが内枠有利、他のレースは外枠がダメな訳ではないが、どちらかというと内枠有利だった。日曜日は中団の外を追走すると厳しかったが、基本的にはバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともフラット。まだ馬場に傷みが出ていないためか2日間ともバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第~差し、日曜日は展開次第。土曜日は12Rのみが差し有利、他は一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は一定以上の決め手が要求されていたが、前日よりも馬場が乾いて硬くなったためかバイアスは出なかった。

 

・ダート

月曜日に8㎜と水曜日に20㎜の雨が降り、馬場状態は2日間とも稍重。

時計は、土曜日は-1.0秒位、日曜日は-0.6→-0.3秒位へ変動。土曜日は馬場が湿っていたこともあり標準よりは速めの時計が出ていた。日曜日は7Rまでは-0.6秒位、8R以降は-0.3秒位へ変動した。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。レースによっては外枠や内枠の好走が目立っていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は差しもそれなりに決まっていたが、基本的には4角で後ろ過ぎると厳しかった。日曜日はバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、火~水曜日は雨か曇り、他は晴れか曇り予報となっている。天気予報通りであれば今週末は良馬場でレースが行えそうだ。

今週末のバイアスは、火~水曜日の雨量が少なければ内枠有利になる可能性がある。雨量が多いと差し有利になる可能性がある。時計は-1.9~-1.6秒位と想定している。

 

・ダート

今週の天気は、火~水曜日は雨か曇り、他は晴れか曇り予報となっている。火~水曜日の雨量が多いと今週末は馬場状態が稍重に、少なければ良馬場になりそうだ。

良馬場の場合のバイアスは、風向き次第で外枠有利、含水率が高めだと前有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で-0.8~-0.3秒位と想定している。

稍重の場合のバイアスは、先週と同じく前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

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