水曜日にホープフルステークス(GⅠ)が行われ、14番人気のドゥラエレーデは道中2番手で追走すると、直線ではトップナイフと激しい叩き合いの末ハナ差で優勝した。
中山競馬場は月~水曜日に雨が降らず、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場にダメージが蓄積されていることもあり、時計が段々と標準位に近づいてきた。
阪神競馬場は月~水曜日に雨が降らず、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場の広範囲に傷みが出て内も外もあまり変わらなくなったこともあり、1200mで内枠有利のバイアスが出ていた。
では、2022年12月28日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
中山競馬場
芝
12/28 予想
12/28 結果
ダート
12/28 予想
12/28 結果
【備考】
【解説】
・芝
月~水曜日に雨が降らず馬場状態は良。
開催5週目。コース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち、3~4コーナーは広範囲に傷みが出ている。今までの開催のダメージが蓄積されているためか、馬場の表面が緩め。
時計は-0.5秒位。ほぼ乾燥した良馬場だったと思われるが、馬場に傷みが出て野芝も休眠期間に入っていることもあり時計は標準に近かった。
枠と直線の伸びはフラット。馬場の広範囲に傷みが出ていることもあり枠のバイアスは出なかった。直線はあまり外過ぎると伸びなかったが、基本的にはバイアスは出なかった。
前後は展開次第。基本的にはバイアスは出なかった。
・ダート
月~水曜日に雨が降らず馬場状態は良。含水率は4~5%台なので少し水分が残っていた。
時計は-0.5秒位。良馬場だったことと、凍結防止剤が散布されていたこともあり時計は標準に近かった。
枠と直線の伸びはフラット。基本的にはバイアスは出なかった。
前後は展開次第。基本的にはバイアスは出なかった。
【次開催へ向けて】
・芝
次開催は実質連続開催で、中7日空けて1月5日となる。通常はこの期間には特に作業は行わない。
次開催までの天気はずっと晴れか曇り予報となっている。天気予報通りであれば良馬場でレースが行えそうだ。
次開催からA→Cコース替わりとなる。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされるだろうが、広範囲に傷みが出ていたこともあり3~4コーナーはカバーしきれない可能性がある。
バイアスは、コース替わりだが内ラチ沿いに傷みが残ると外枠有利、外伸びになる可能性がある。傷んだ箇所がカバーされると内枠有利になる可能性がある。時計は、週間の雨量次第だが-1.2~-0.8秒位と想定している。
・ダート
次開催は実質連続開催で、中7日空けて1月5日となる。通常はこの期間には特に作業は行わない。
次開催までの天気はずっと晴れか曇り予報となっている。天気予報通りであればカラカラに乾燥した良馬場でレースが行えそうだ。
バイアスは、風向き次第で外枠有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で-0.7~-0.3秒位と想定している。
阪神競馬場
芝
12/28 予想
12/28 結果
ダート
12/28 予想
12/28 結果
【備考】
【解説】
・芝
月~水曜日に雨が降らず馬場状態は良。
開催13週目。A→Bコース替わり6週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の広範囲に傷みが目立つ。野芝が休眠期間に入っていることもあり馬場の表面は緩め。
時計は-0.8秒位。馬場に傷みが目立つこともあり段々と時計は標準に近づいている。
枠は内~フラット。馬場の広範囲に傷みが出ており内も外もあまり変わらないためか、1200mのみ内枠有利、他はバイアスは出なかった。
直線の伸びはフラット。段々と外が伸びてきていたが基本的にはバイアスは出なかった。
前後は展開次第。基本的にはバイアスは出なかった。
・ダート
月~水曜日に雨が降らず馬場状態は良。含水率は6~7%台なので少し水分が残っていた。
時計は+0.2秒位。良馬場で気温が低くなってきたこともあり時計も段々と遅くなってきた。
枠と直線の伸びはフラット。基本的にはバイアスは出なかった。
前後は展開次第。基本的にはバイアスは出なかった。
【次開催へ向けて】
・芝
次開催は約1か月半後の2月11日から4月16日までの10週間の開催となる。ここ2年は小範囲だが芝を張り替え、エアレーション等の芝をほぐす作業は行わない。
次開催は野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースは前8週がAコース、桜花賞の週から残り2週がBコース。
ここ2年の開幕週の時計は良馬場だと-2.0~-1.7秒位。前開催は例年よりも馬場に傷みが出ていたこともあり、芝の張り替えや中間の天気次第だが次開催は時計は少し遅めかもしれない。
ここ2年の開幕週のバイアスは内伸びが出ることがあったが、基本的には出にくい傾向となっている。
・ダート
次開催は約1か月半後の2月11日から4月16日までの10週間の開催となる。ここ2年は特に作業は行わない。
次開催は気温が氷点下になる日があるため、凍結防止剤を散布することがある。そうなると馬場が粘っこくなり時計が遅くなることがあるので注意したい。
ここ2年の開幕週の時計は良馬場だと-0.3~+0.6秒位。凍結防止剤や含水率で時計の出方は変わりそうだが、次開催もおおむねこの範囲の時計になりそうだ。
ここ2年の開幕週のバイアスは良馬場だと、2021年は内伸びで前有利、2022年は外枠有利の前有利だった。前開催の傾向からすると、次開催は外枠有利になりやすいと思われる。