トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,2,25 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場、小倉競馬場)

 

今週は金~土曜日にかけて雨が降っている、または降りそうな競馬場がある。雨量や馬場状態によって時計やバイアスがかなり変わってきそうなので注意したい。

中山競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。船橋市は金曜夜の降水確率が高めなので、雨の有無で時計やバイアスの出方が変わりそうだ。

阪神競馬場は金曜昼までに5.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに稍重。宝塚市は金曜午後も雨が降っているので、雨量次第で時計やバイアスの出方が変わってきそうだ。

小倉競馬場は火曜日に0.5㎜と金曜昼までに1.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに稍重。芝コースは馬場に傷みが出ているので、土曜日の雨の有無によってバイアスの出方がかなり変わりそうだ。

では、2023年2月25日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜夜は曇りだが降水確率が高め、土曜日は晴れ予報となっている。金曜夜の想定雨量は0~5㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

今週が開幕週。使用コースは前5週がAコース、後3週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。芝の張り替えは無し。エアレーション等の馬場をほぐす作業も無し。馬場は不揃いの箇所もあるとのことだが、JRAの画像を見る限りでは例年と同程度かそれ以上に良好そうに感じる。ただ、前開催は馬場の広範囲に傷みが出て、しかもこの中間も気温が低く雪が降る日もあったので、例年よりも馬場がタフになっている可能性がある。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.7~-0.5秒位になることが多い。今年は金曜夜に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.5~-0.7秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.0~+0.8秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。開幕週で馬場が良好だと思われるので、雨の有無に関わらず例年通り基本的にはバイアスは出にくいだろう。ただ、前開催のダメージが残り、かつ、金曜夜に雨が降った場合は外枠有利になることもあり得る。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。ここ数年は開催前にエアレーション等の馬場をほぐす作業をせず内伸びになることが多いので、今年も雨の有無に関わらず内伸びになる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。開幕週で馬場が良好だと思われるので、雨の有無に関わらず例年通り基本的にはバイアスは出にくいだろう。ただ、金曜夜に雨が降らず馬場が硬めだと前有利になることもあり得る。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2~4%台なのパサパサに乾燥している。

今後の天気は、金曜夜は曇りだが降水確率が高め、土曜日は晴れ予報となっている。金曜夜の想定雨量は0~5㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.6~+0.7秒位になることが多い。今年は金曜夜に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.6~-0.2秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.2~-0.4秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。前開催の傾向からすると雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。雨が降らない場合は、前開催からの傾向からするとバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、前開催は馬場状態が稍重だと前有利になることがあった。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

金曜昼までに5.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は雨のち晴れ、土曜日の天気は晴れ予報。金曜午後の想定雨量は1~15㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。

開催3週目。今までの開催のダメージが蓄積され、向こう正面と外回り3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、その他の箇所はおおむね良好な状態。金曜日に雨が降っているため、土曜日は馬場が軟らかめになりそうだ。

先週の時計は-1.4~+0.6秒位。土曜日は晴れ予報だが、金曜午後にも雨が降っているため雨量次第で-1.0~+1.8秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。まだ馬場に傷みが出ていないので、基本的にはバイアスは出にくいだろう。ただ、金曜午後の雨量が少ないと馬場が内から乾燥して内枠有利になることもあり得る。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。金曜日に雨が降ったので、土曜日は馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。金曜日に雨が降り馬場が少し軟らかめだと思われるので、土曜日は差し有利になる可能性がある。ただ、金曜午後の雨量が多いと上がりに差が出にくくなるのでバイアスは出にくくなるだろう。

 

・ダート

金曜昼までに5.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は雨のち晴れ、土曜日の天気は晴れ予報。金曜午後の想定雨量は1~15㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

先週の時計は-0.3~+0.2秒位。土曜日は晴れ予報だが、金曜午後にも雨が降っているので雨量次第で-2.8~-0.8秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。今開催、そして前開催からの傾向からすると外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は前~差しと想定。馬場状態が重以上だと、前開催の傾向からすると時計がおおむね-2.0秒より遅いと前有利、速いと差し有利になりやすかった。稍重だとバイアスは出にくいだろう。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に0.5㎜と金曜昼までに1.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。土曜日の想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~重。

開催7週目、A→Bコース替わり3週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の広範囲に傷みが目立ち、特に直線は傷みが激しい。今週は金曜日に雨が降ったため、土曜日の馬場はタフな状態だろう。

先週の時計は+0.3~+3.6秒位。土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は±0~+1.2秒位、雨が降った場合は雨量次第で+0.3~+2.8秒位と想定している。1800m以上は馬場の悪い箇所を多く走るので、1200mと比べると時計は1秒程度遅くなることもあり得る。

枠は内~外と想定。馬場の広範囲に傷みが出ているため、バイアスを予想するのが非常に難しい。基本的には、内から広範囲に傷みが出ているので比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性が高い。ただ、多くの馬が内ラチ沿いを避けるようだとバイアスは出にくくなりそうだ。しかし、最内から2頭分位は悪くない箇所も多いので、もしかすると内ラチ沿いをピッタリ通った内枠が有利になることもあり得る。馬場が非常に難しい状態で、雨の有無によってもレース毎にバイアスがコロコロと変わる可能性があるので注意したい。

直線の伸びはやや内~外と想定。馬場の広範囲に傷みが出ているため、バイアスを予想するのが非常に難しい。基本的には、内から広範囲に傷みが出ているので外が伸び、レースによっては外ラチ近くが伸びる可能性がある。しかし、直線は最内から2~4頭分位は悪くない箇所も多いので、内が伸びることもあり得る。馬場が非常に難しい状態で、雨の有無によってもレース毎にバイアスがコロコロと変わる可能性があるので注意したい。

前後は前~展開次第と想定。馬場がタフで上がりに差が出にくいと思われるので、基本的にはバイアスは出にくいだろう。ただ、内枠有利、内伸びのバイアスが出ていたり、多くの馬が内を避けるようだと、進路を選びやすい逃げ先行が有利になることもあり得る。

 

・ダート

火曜日に0.5㎜と金曜昼までに1.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。土曜日の想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は稍重~重。

先週の時計は-0.6~-0.5秒位。土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.2~-0.7秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.8~-0.8秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。今開催は馬場状態が稍重だと内枠有利になることが多い。重だとバイアスは出にくい傾向となっている。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催は基本的にはバイアスは出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

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