トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,3,11 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場)

 

今週から中京競馬場を加えて3場開催となる。3場とも週間にほぼ雨が降らず馬場状態は芝ダートともに良となっており、特に芝は3場とも速い時計が出る可能性がある。

中山競馬場は月曜日に2.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場の硬さによって時計の出方がだいぶ変わってくる可能性がある。

阪神競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは段々とダメージが出てきているので、外枠有利、差し有利のバイアスが出る可能性がある。

中京競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場が硬めかもしれないので、例年よりもかなり速い時計が出ることもあり得る。

では、2023年3月11日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に2.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

開催3週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出始めた。

先週は約2週間もほぼ雨が降っておらずクッション値が10台になるなど、馬場が硬くなったためか-2.0秒以上の速い時計が出ていた。中山芝はおおむね2週間も雨が降らずクッション値が10を超えると速い時計が出る傾向なので、先週は傾向通り速い時計が出たのだと思われる。しかし今週は月曜日に2.5㎜の雨が降り、金曜昼時点のクッション値が9.8と微妙な数値となっている。そのため、土曜朝のクッション値を確認して、10を超えるかどうかで時計の出方をある程度予想したほうが良さそうだ。

先週の時計は-2.3~-2.1秒位。今週は馬場が硬めかもしれないので、馬場が硬いと-2.5~-1.8秒位、硬さが標準位だと-1.4~-1.0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いに傷みが出てきているがまだ我慢できそうなので基本的にはバイアスは出にくいと思われるが、傷みがさらに出てくるとどこかのタイミングで外枠有利になることもあり得る。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。内ラチ沿いがデコボコしているがまだ我慢できそうなので基本的にはバイアスは出にくいと思われるが、傷みが出てくると段々と外伸びになることもあり得る。

前後は展開次第~差しと想定。馬場に傷みが出てきているがまだ我慢できそうなので基本的にはバイアスは出にくいと思われるが、傷みがさらに出てくるとどこかのタイミングで差し有利になることもあり得る。

 

・ダート

月曜日に2.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は3%台なのでパサパサに乾燥している。

土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

先週の時計は-0.6秒位。今週も馬場がパサパサに乾燥しているので-0.6秒前後と想定している。

枠はフラット~外と想定。土曜日は風が弱い予報なので基本的にはバイアスは出にくいと思われるが、風が舞う予報もあるので風向きによっては外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

開催5週目。向こう正面と外回り3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしているが、その他の箇所は例年並みに良好な状態。ここ2週は気温が高い日が多いこともあり、野芝が生育して馬場はもしかすると先週よりも良いかもしれない。宝塚市は約2週間も雨が降っていないので、馬場が少し硬めになっているかもしれない。

先週の時計は-1.4秒位。宝塚市は約2週間も雨が降っておらず馬場が硬めかもしれないので-1.9~-1.2秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。まだ馬場に傷みが出ていないので基本的にはバイアスは出にくいと思われるが、内ラチ沿いにダメージが出ているためか先週から若干ではあるが外枠の好走が増えてきているので、どこかのタイミングで外枠有利になることもあり得る。

直線の伸びはフラットと想定。直線はまだ目立った傷みが無いので、バイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。先週から段々と差しが決まってきているので、今週もそのまま差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2%台なのでパサパサに乾燥している。

土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

先週の時計は+0.2~+0.3秒位。今週もパサパサに乾燥した良馬場なので±0~+0.3秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。土曜日は風が弱いが舞う予報なので、風向き次第では外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

 

中京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

今週が開幕週。使用コースは前2週がAコース、後1週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。3~4コーナーから直線にかけて約4,200㎡の芝を張り替え(去年は約4,000㎡)。エアレーション等の馬場をほぐす作業は無し。前開催から約1か月しか期間が無かったこともあり芝の生育が不揃いの箇所があるとのことだが、今年は気温が高い日が多かったため去年よりは芝の状態が良いかもしれない。

中京競馬場がある大府市は2月24日に5.5㎜の雨が降った以降は降水がほぼ計測されていない。金曜昼時点のクッション値は8.3と標準の範囲内だが、中京芝は約2週間程度雨が降らないと馬場がカチカチになり、非常に速い時計が出ることがある。土曜日はクッション値に関わらず時計の出方に注意したい。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.5~±0秒位になることが多い。今年は2週間以上もほぼ雨が降っていないため、馬場が硬いと-2.5~-1.5秒位、硬さが標準位だと-1.8~-1.0秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。例年の開幕週は馬場状態が良だとバイアスはほぼ出ない傾向となっている。ただ、今年は馬場が硬めかもしれないので、そうなるとロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。例年の開幕週は馬場状態が良だとバイアスはほぼ出ない傾向となっている。ただ、今年は馬場が硬めかもしれないので、そうなるとロスが少ない内伸びになる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。例年の開幕週は馬場状態が良だと、バイアスが出ない確率が3割位、差し有利が7割位となっている。今年は馬場が硬めかもしれないのでバイアスが出ない確率の方が高そうだが、例年通り差し有利にも注意したい。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は1%台なのでカラカラに乾燥している。

土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.8~+0.3秒位になることが多い。今年はカラカラに乾燥しているので-0.6~±0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。土曜日は向こう正面が追い風気味なのでバイアスが出ないかもしれないが、馬場がかなり乾燥しておりキックバックがかなり多いかもしれないので、そうなると外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週は馬場状態が良だとバイアスがほぼ出ない傾向となっている。

前後は展開次第と想定。例年の開幕週は馬場状態が良だとバイアスがほぼ出ない傾向となっている。

 

 

 

 

にほんブログ村 競馬ブログ 馬場適性理論へ
にほんブログ村

 


競馬・血統理論ランキング