今週は中山と阪神競馬場の2場開催となる。2場とも芝ダートともに馬場状態は良となっているが、芝コースは先週のレースで馬場に傷みが目立っていたのでバイアスの出方に注意したい。
中山競馬場は火～木曜日に5.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは今週からA→Bコース替わりなので、傷んだ箇所がどれだけカバーされているかでバイアスの出方が変わってきそうだ。
阪神競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースはコースの内側に傷みが出ているので、外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスになる可能性がある。
では、2023年4月1日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
</p >
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火～木曜日に5.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
開催6週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされたと思われるが、広範囲に傷みが出ていたため内ラチ沿いにダメージが残っていると思われる。今週は週間に雨が降ったため、馬場の硬さは標準位だと思われる。
先週の時計は＋3.0～＋4.5秒位。今週からコース替わりで良馬場なので－1.8～－1.2秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。今週からコース替わりだが、内ラチ沿いにカバーしきれない傷みが残っているようだと外枠有利に、カバーできていればバイアスは出にくいと想定している。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。今週からコース替わりだが、内ラチ沿いにカバーしきれない傷みが残っているようだと外伸びに、カバーできていればバイアスは出にくいと想定している。
前後は展開次第～差しと想定。今週からコース替わりだが、内ラチ沿いにカバーしきれない傷みが残っているようだと差し有利に、カバーできていればバイアスは出にくいと想定している。
・ダート
火～木曜日に5.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は7～8％台なので良馬場にしては水分量が多め。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場の乾燥が進みそうだ。
先週はかなりの雨量が降ったため、砂が流れて砂の厚さが変わっているかもしれない。そうなると時計やバイアスの出方がかなり変化することもあり得るので注意したい。
先週の時計は－2.3～－0.6秒位。今週は上記の通り砂の厚さが変わっているかもしれないので、－1.5～±0秒位まで幅広く想定しておきたい。
枠と直線の伸びはフラットと想定。土曜日は向こう正面が追い風の予報なのでバイアスは出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。ここ最近の傾向だと、時計がおおむね－1.0秒より速いと前有利に、遅いとバイアスは出にくくなっている。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
開催7週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の広範囲に傷みが目立つ。今週は週間に雨が降らなかったので馬場の硬さは標準位だと思われる。
先週の時計は－1.0～＋3.3秒位。今週は良馬場なので－1.5～－1.0秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。先週のレースでコース全体の内側に傷みが出ているので、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。先週のレースでコース全体の内側に傷みが出ているので、比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。
前後は展開次第～差しと想定。コース全体の内側に傷みが目立つし、速い上がりが出ると思われるので差し有利になる可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は7～9％台なので良馬場にしては水分量が多め。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場の乾燥が進みそうだ。
先週の時計は－1.8～－1.5秒位。今週は良馬場で、しかも砂が段々と深くなってきている印象なので＋0.3～＋0.8秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。土曜日は向こう正面が向かい風気味になりそうなので、そうなると砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第～差しと想定。段々と砂が深くなってきている印象があるので、時計が遅いようだと差し有利になる可能性がある。
