トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,4,8 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場、福島競馬場)

 

今週から福島競馬場を加えての3場開催となる。ただ、3場とも金~土曜日にかけて雨か降水確率が高い予報となっているので、時計やバイアスの変化に注意したい。

中山競馬場は木曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは金曜午後から土曜日にかけての雨量次第で時計やバイアスの出方がだいぶ変化しそうなので注意したい。

阪神競馬場は水~金曜日の昼までに49.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は重、ダートは不良。芝は今週からA→Bコース替わりなので、雨も含めて時計やバイアスの変化に注意したい。

福島競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは開幕週なので内枠有利、内伸びのバイアスが出る可能性がある。

では、2023年4月8日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

木曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけて曇り時々雨予報となっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は2~20㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。

開催7週目、A→Bコース替わり2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出ている。金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第では馬場がタフになる可能性がある。

先週の時計は-1.6~-1.5秒位。金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-1.6~+2.5秒位と想定している。

枠は内~外と想定。雨量が少なく馬場状態が良か良に近い稍重の場合は、内ラチ沿いに傷みが出ているので比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量がそれなりで重に近い稍重か稍重に近い重の場合は、馬場がほどよく軟らかくなりそうなのでバイアスは出にくいか、内ラチ沿いの傷みの進行具合では外枠が有利になる可能性がある。雨量が多く不良に近い重の場合は、馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。ただし、雨量に関わらず多くの馬が3~4コーナーの内ラチ沿いを避けるようになるとバイアスは出にくくなるかもしれない。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。内ラチ沿いに傷みが出てきているため雨量に関わらず比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。ただ、途中で雨が止むと馬場が内から乾燥しそうなので、多少は内が伸びることもあり得る。

前後は前~差しと想定。雨量が少なく馬場状態が良か良に近い稍重の場合は、内ラチ沿いに傷みが出ているので差し有利になる可能性がある。雨量がそれなりで重に近い稍重か稍重に近い重の場合は、馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨量が多く不良に近い重の場合は、馬場がグチャグチャになりさらに上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。ただし、雨量に関わらず多くの馬が3~4コーナーの内ラチ沿いを避けるようになるとバイアスは出にくいか、雨量次第では段々と前有利になることもあり得る。

 

・ダート

木曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけて曇り時々雨予報となっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は2~20㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

先週の時計は-1.0秒位。金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-3.5~-0.5秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-1.8~-0.5秒位になることもあり得る。あと、雨量が多く1200mのスタート地点の芝の状態が悪くなると、スタートでスピードに乗りにくくなるので、1800m以上と比べると1200mは時計が遅めになるかもしれない。

枠はフラット~外と想定。馬場状態が良か稍重の場合は、土曜日は向こう正面が追い風気味の予報なのでバイアスは出にくいだろう。重か不良の場合は、今開催の傾向だと外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。今開催は馬場状態に関わらず速い時計が出るようだと前有利になることがある。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水~金曜日の昼までに49.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は稍重~重。

開催8週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所がカバーされ、おおむね良好な状態になりそうだ。ただ、今週は金曜日の雨量がかなり多い予報なので、馬場は軟らかい状態だろう。

先週の時計は-1.8秒位。今週は金曜日の雨量が多かったので-1.4~-0.6秒位と想定している。土曜日は晴れる予報なので馬場の水分が徐々に抜け、時計は段々と速くなるかもしれない。

枠は内~フラットと想定。コース替わりで馬場が良好になったと思われることと、馬場が内から乾燥しそうなので、馬場の乾き具合ではロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。コース替わりで馬場が良好になったと思われることと、馬場が内から乾燥しそうなので、馬場の乾き具合では内伸びになる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。コース替わりで馬場が良好になったと思われることと、馬場がそれなりにタフで上がりに差が出にくくなりそうなので、特に内回りは前有利になる可能性がある。

 

・ダート

水~金曜日の昼までに49.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。土曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は稍重~重。

金曜日は昼までに43.5㎜の雨が降り、しかも午後も雨が降り続く予報なので雨量はさらに多くなりそうだ。ここまで雨が降ると砂が流れて今までとは時計やバイアスの出方がガラッと変わることもあり得るので注意したい。

先週の時計は+0.3~+0.6秒位。今週は金曜日の雨量が多かったので-2.0~±0秒位と想定している。土曜日は晴れ予報で馬場の水分が徐々に抜けそうなので、時計も段々と遅くなりそうだ。

枠と直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は前~差しと想定。今開催は時計が速いと前有利、遅いと差し有利になることがある。土曜日は晴れて時計が徐々に遅くなりそうなので、レース前半と後半ではバイアスがガラッと変わることもあり得る。

 

 

 

 

 

福島競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雨時々曇り、土曜日は曇り予報だが降水確率が高めとなっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は3~25㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

今週が開幕週。使用コースは前2週がAコース、後1週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。芝の張り替えは無し。エアレーション等の馬場をほぐす作業も無し。今年は気温が高い日が多いため芝の状態は例年よりも良いかもしれない。今年は金曜日に雨が降る予報なので、馬場はタフになりそうだ。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.0~+1.5秒位になることが多い。今年は金曜日に雨が降り土曜日も降水確率が高めなので、雨量次第で-0.8~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~フラットと想定。雨量にもよるが、開幕週で馬場が良好だと思われるのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。開幕週で馬場が良好だと思われるので、土曜日に雨が降らなかったり途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。

前後は展開次第と想定。雨の影響で馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、バイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雨時々曇り、土曜日は曇り予報だが降水確率が高めとなっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は3~25㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

例年の開幕週の時計は良馬場だと+1.0~+1.5秒位になることが多い。ただ、前開催は砂が例年よりも少し薄めだったため、金~土曜日の雨量次第で-3.5~-0.3秒位と想定している。

枠は内~外と想定。雨がほとんど降らず馬場状態が良の場合は、土曜日は向こう正面が強めの向かい風気味になりそうなので、表面の乾燥具合によっては砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。稍重以上の場合は、近年の福島ダートの傾向だと内枠有利になることがある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。近年の福島ダートは道悪になると内伸びになることがある。良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。近年の福島ダートは馬場状態に関わらず前有利になる確率が高い。

 

 

 

 

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