トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,4,9 日曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場、福島競馬場)

 

日曜日に牝馬三冠の最初のレースである桜花賞(GⅠ)が行われる。舞台の阪神芝は今週からA→Bコース替わりで馬場が良好な状態なので、バイアスが出る可能性がある。

中山競馬場は木曜日に0.5㎜、金曜日に6.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに稍重。船橋市は土曜夜に雨が降っているので、雨量次第で日曜日の時計やバイアスの出方が変わってきそうだ。

阪神競馬場は水~金曜日に72㎜と土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは重。芝コースは上記の通り今週からA→Bコース替わりなので、内枠有利、内伸びのバイアスが出る可能性がある。

福島競馬場は金曜日に0.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。福島市は土曜夜から日曜朝にかけて雨が降る可能性があるので、雨の有無で時計やバイアスの出方が変わってきそうだ。

では、2023年4月9日、日曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

木曜日に0.5㎜、金曜日に6.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜は曇り時々雨、日曜日は晴れ予報。土曜夜の想定雨量は1~15㎜、日曜日の想定馬場状態は良~稍重。

開催7週目、A→Bコース替わり2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが出ている。土曜日の夜に雨が降っているので、雨量次第で日曜日は馬場がタフになる可能性がある。

土曜日の時計は+0.7→-0.7秒位へ変動。土曜夜に雨が降っているので雨量次第で日曜日は-1.1~+1.7秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。雨量が少ない場合は、3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが出ているので比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。ただ、多くの馬が3~4コーナーの内を避けるようだとバイアスは出にくくなりそうだ。雨量が多い場合は、馬場が軟らかくなるのでバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。内ラチ沿いがデコボコしているので、雨量に関わらず外が伸びる可能性がある。ただ、馬場が乾くのが早いと内もある程度伸びることもあり得る。

前後は展開次第~差しと想定。雨量が少ない場合は、3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが出ているので差し有利になる可能性がある。ただ、多くの馬が3~4コーナーの内を避けるようだとバイアスは出にくいだろう。雨量が多い場合は、馬場がタフになり上がりに差が出にくくなるのでバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

木曜日に0.5㎜、金曜日に6.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜は曇り時々雨、日曜日は晴れ予報。土曜夜の想定雨量は1~15㎜、日曜日の想定馬場状態は良~重。

土曜日の時計は-1.2→-1.4秒位へ変動。土曜夜に雨が降っているので雨量次第で日曜日は-2.3~-0.6秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。馬場状態が良か稍重の場合は、日曜日は向こう正面が追い風気味の予報なのでバイアスは出にくいだろう。重の場合は、今開催の傾向だと外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。今開催は馬場状態に関わらず速い時計が出るようだと前有利になることが多い。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水~金曜日に72㎜と土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。日曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は良。

開催8週目、今週からA→Bコース替わり。コース替わりで傷んだ箇所のほとんどがカバーされおおむね良好な状態になったが、土曜日のレースで向こう正面と外回り4コーナーの一部が少しデコボコしている。金曜日の雨量が多かったので日曜日の馬場は少し軟らかめだろう。

土曜日の時計は-0.3秒位。日曜日は晴れ予報で馬場の水分がかなり抜けそうなので-1.8~-1.4秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。コース替わりで馬場が良好な状態だということと、馬場が内から乾燥しそうなのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。コース替わりで馬場が良好な状態だということと、馬場が内から乾燥しそうなのでロスが少ない内が伸びる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。内回りはコース替わりで馬場が良好なので前有利になる可能性がある。桜花賞が行われる外回りは、馬場が良好なので後ろ過ぎると厳しいかもしれないが、基本的にはバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

水~金曜日に72㎜と土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は重。日曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は稍重~重。

土曜日の時計は-1.7→-1.0秒位。日曜日は晴れて馬場の水分が抜けそうなので-0.6~+0.3秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。日曜日は向こう正面が追い風気味の予報なのでバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。今開催は時計が遅くなると差し有利になることがある。

 

 

 

 

 

福島競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

金曜日に0.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜から日曜朝にかけて曇りだが降水確率が高め、日曜昼前から晴れ予報。土曜夜から日曜朝にかけての想定雨量は0~15㎜、日曜日の想定馬場状態は良~重。

今週が開幕週。今年は気温が高かったためか馬場の状態は例年よりも良好な印象だが、土曜日のレースで3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきた。例年ほどではないが馬場の表面は緩め。

土曜日の時計は-0.5秒位。土曜夜から日曜朝にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.4~±0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-0.3~+1.7秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。雨が降らない場合は、まだ内に傷みが出ていないのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。ただ、傷みが出てくるとバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場が軟らかくなるのでバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降らない場合は、まだ内に傷みが出ていないので内が伸びる可能性がある。ただ、傷みが出てくると段々とバイアスは出にくくなりそうだ。雨が降った場合は、レース中は雨が降らず馬場が内から乾燥しそうなので内伸びになる可能性がある。

前後は展開次第と想定。このくらいの雨量であれば雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

金曜日に0.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は3%台なのでほぼパサパサに乾燥している。

今後の天気は、土曜夜から日曜朝にかけて曇りだが降水確率が高め、日曜昼前から晴れ予報。土曜夜から日曜朝にかけての想定雨量は0~15㎜、日曜日の想定馬場状態は良~重。

土曜日の時計は-0.6秒位だと思われるが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。土曜夜から日曜朝にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.8~-0.1秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.0~-0.3秒位と想定している。

枠は内~外と想定。雨が降らない場合は、日曜日は3~4コーナーが強い向かい風の予報なので風向き次第では外枠有利になる可能性がある。雨が降った場合は、近年の福島ダートは稍重以上になると内枠有利になることがある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降らない場合は、土曜日と同じくバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、近年の福島ダートは稍重以上になると内伸びになることがある。

前後は前~展開次第と想定。土曜日はバイアスが出なかったが、近年の福島ダートは馬場状態に関わらず前有利になることが多い。

 

 

 

 

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