トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,5,6~7 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、新潟競馬場)

 

先週日曜日にNHKマイルカップ(GⅠ)が行われ、スタートで出遅れた9番人気のシャンパンカラーは道中は後方を追走すると、直線では進路を外に取り決め手を繰り出して、2着のウンブライルを頭差しのぎ優勝した。

東京競馬場は日曜日に十数ミリの雨が降り、馬場状態は芝ダートともに良→稍重。芝コースは2日間とも速い上がりが出ていたためか差し有利のバイアスが出ていた。

京都競馬場は月曜日に1.5㎜、土曜日に2㎜、日曜日に数十ミリの雨が降り、馬場状態は芝ダートともに良→不良。日曜日の芝コースはかなり雨量が多かったが、時計は雨量ほど遅くならなかった。

新潟競馬場は土曜日に28㎜と日曜日に数十ミリの雨が降り、馬場状態は芝は稍重→不良、ダートは良→不良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出てきたためか、2日間とも外が伸びていた。

では、2023年5月6~7日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

5/6 予想


5/6 結果



5/7 予想


5/7 結果

 

ダート

5/6 予想


5/6 結果



5/7 予想


5/7 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず土曜日の馬場状態は良。日曜日は3R頃から雨が降り始め、9Rまでは良、10R以降は稍重に悪化。

開催3週目。土曜日の時点ではコース全体の内ラチ沿いが少しデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしていたが、その他の箇所は良好な状態。しかし日曜日は雨の影響がある中でレースが行われ、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが出始めた。土曜日の馬場の硬さは標準位、日曜日は雨で少し軟らかめだった。

時計は、土曜日は-2.1秒位、日曜日は-2.1→±0秒位へ変動。土曜日はまだ馬場に傷みが出てないこともあり速い時計が出ていた。日曜日は途中から雨が降ったため、4Rまでは-2.1秒位、7Rは-1.8秒位、9Rは-0.9秒位、10Rは-0.4秒位、11Rは±0秒位へ変動した。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は直線で進路を外に取っていたレースもあったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第~差し。2日間とも逃げ先行馬が残ったレースもあったが、速い上がりが出ていたためか基本的には決め手がある馬が中心だった。

 

・ダート

週間に雨が降らず土曜日の馬場状態は良。日曜日は3R頃から雨が降り始め、8Rまでは良、12Rは稍重に悪化。土曜日の含水率は2R台なのでパサパサ、日曜日は雨が降るまでは1%台だったのでカラカラに乾燥していた。

時計は、土曜日は-0.5秒位、日曜日は-0.5→-1.1秒位へ変動。土曜日は馬場がパサパサに乾燥していたため時計は標準に近かった。日曜日は8Rまでは-0.5秒位、12Rのみ-1.1秒位へ変動した。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日は直線が向かい風の時間帯もあったためかあまり後ろ過ぎると厳しく、日曜日はスローペースのレースが多く前残りが多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は雨のち曇り、火曜日以降は晴れか曇り予報だが、金曜日以降は降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。

今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされ、良好な状態になりそうだ。

良馬場の場合のバイアスは、週間や当日の雨量次第だが速い上がりが出るようだと差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨の有無や雨量次第で-2.3~-2.0秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、週間や当日の雨量次第だが出にくいか、速い上がりが出るようだと差し有利になる可能性がある。ただ、前日や当日朝までに雨が降りレース中に止んだ場合は、馬場が内から乾燥するため内枠有利、内伸びになる可能性がある。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は雨のち曇り、火曜日以降は晴れか曇り予報だが、金曜日以降は降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、風向き次第で外枠有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で-0.8~-0.2秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、週間や当日の雨量次第で差し有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

5/6 予想


5/6 結果



5/7 予想


5/7 結果

 

ダート

5/6 予想


5/6 結果



5/7 予想


5/7 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に1.5㎜と土曜日は11R前後に数ミリの雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。その後土曜夜から日曜日にかけて大雨が降り、日曜日は不良に悪化。

開催3週目。土曜日の時点ではコース全体の内ラチ沿いが少しデコボコしていたが、その他の箇所は良好な状態。しかし日曜日は大雨の中でレースが行われたため、コース全体の内ラチ沿いに傷みが出始めた。土曜日の馬場の硬さは少し軟らかめ、日曜日は雨の影響で柔らかくタフ。

時計は、土曜日は-1.9→-1.2秒位へ変動、日曜日は+2.1秒位。土曜日は9Rまでは-1.9秒位、11R以降は-1.2秒位へ変動した。日曜日は大雨の影響で時計は遅くなった。

先週日曜日はおそらく新潟よりも京都の方が雨量が多かったにもかかわらず、京都芝は新潟芝ほど時計が遅くならなかった。これは新潟芝がまだ生育途上ということもあるが、馬場改修工事で水はけが劇的に良化したためだろう。土曜夜から日曜日のレース終了までにおそらく60㎜以上の雨が降ったと思われ、他のコースであれば時計は+4.0秒以上になり、場合によっては排水が追い付かなくなり芝コース上にも水が浮いていたはずだ。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日はあまり外枠から外々を回ると厳しかったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は前~展開次第。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は雨で馬場がタフになり上がりに差が出にくくなったためか、差しもそれなりに決まっていたが基本的には前有利だった。

 

・ダート

月曜日に1.5㎜と土曜日は11R前後に数ミリの雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。その後土曜夜から日曜日にかけて大雨が降り、日曜日は不良に悪化。土曜日の含水率は4%台だったので、雨が降るまではほぼパサパサに乾燥していた。日曜日は雨量が多かったためか馬場にかなり水が浮いていた。

時計は、土曜日は±0秒位、日曜日は-1.4秒位。土曜日は良馬場だったこともあり時計は標準位だった。日曜日は水が浮いていたこともあり時計はそこまで速くならなかった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間で馬場状態は違っていたが、2日間ともバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は前~展開次第。土曜日はスローペースのレースが多く前残りが多かったが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日はそれなりに差しも決まってきたが、基本的には前有利だった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は雨のち晴れ、火~金曜日は晴れか曇り、土~日曜日は曇りか雨予報となっている。天気予報通りであれば今週末は道悪になる可能性がある。

今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされ、良好な状態になりそうだ。

良馬場の場合のバイアスは、コース替わりで馬場が良好だと思われるので基本的には出にくいか、傷んだ箇所がカバーされていれば内枠有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第で-2.0~-1.5秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、コース替わりで馬場が良好だと思われるので基本的には出にくいか、馬場がタフになると前有利になる可能性がある。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は雨のち晴れ、火~金曜日は晴れか曇り、土~日曜日は曇りか雨予報となっている。天気予報通りであれば今週末は道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、今開催の傾向からすると基本的には出にくいと思われる。ただ、先週は大雨だったので砂が流れて今までとは違ったバイアスが出ることもあり得る。時計は、含水率次第で±0~+0.8秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、2週前の日曜日に馬場状態が重で少し外枠有利になったことがあったので、今週も馬場状態によっては外枠有利になることもあり得る。

 

 

 

 

 

新潟競馬場

5/6 予想


5/6 結果



5/7 予想


5/7 結果

 

ダート

5/6 予想


5/6 結果



5/7 予想


5/7 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

土曜日は朝からレース中も雨が降り、土曜日の馬場状態は稍重。その後、土曜夜から日曜日にかけても大雨が降り、日曜日の馬場状態は不良。

開催2週目。土曜日のレースでコース全体の内ラチ沿いに傷みが出始め、日曜日にはコース全体の内ラチ沿いに傷みが目立っていた。2日間とも雨の影響で馬場はタフだったが、特に日曜日はぐちゃぐちゃだった。

時計は、土曜日は±0→+1.5秒位へ変動、日曜日は+4.8秒位。土曜日は8Rまで±0秒位、10R以降は+1.5秒位へ変動した。日曜日は大雨で馬場がぐちゃぐちゃになったためか時計はかなり遅くなっていた。

枠は2日間ともフラット。2日間とも外枠が目立ったレースもあったが、馬場が軟らかいためか基本的にはバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はフラット~やや外、日曜日はやや外~外。土曜日は、内回りは内でも我慢できたレースもあったが、基本的には外の方が伸びていた。日曜日は内ラチ沿いに傷みが目立ったためか、おおむね3分所より外が伸び、レースによっては真ん中より外が伸びていた。

前後は2日間とも前~展開次第。土曜日は、6Rまではまだ進路を外に取っていないこともあり前有利、8R以降は多くの馬が進路を外に取っていたためかバイアスは出なかった。日曜日はそこそこ差しも決まっていたが、馬場がタフで上がりに差が出にくくなったためか基本的には前有利だった。

 

・ダート

土曜日は朝からレース中も雨が降り、土曜日の馬場状態は3Rまでは良、7R以降は稍重に悪化。その後土曜夜から日曜日のレース中も雨が降り、日曜日の馬場状態は不良に悪化。日曜日は馬場に水が浮いていた。

時計は、土曜日は-0.7~±0秒位、日曜日は-1.2秒位。土曜日は、1200mは-0.7秒位、1800mは±0秒位だった。日曜日は不良馬場だったが水が浮いていたためか時計はそこまで速くならなかった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は2枠の好走がかなり目立っていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間ともフラット。土曜日はスローペースのレースで前残りが多く、日曜日は4角で後ろ過ぎると厳しかったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は雨のち曇り、火曜日以降は晴れか曇り予報となっている。天気予報通りであれば今週末は良馬場でレースが行えそうだ。

今週末のバイアスは、内ラチ沿いに傷みが目立つので外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。ただ、多くの馬が内ラチ沿いを避け、直線の進路を外に取るようだと枠と前後のバイアスは出にくくなるかもしれない。時計は、週間や当日の雨量次第で-0.3~±0秒位と想定している。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は雨のち曇り、火曜日以降は晴れか曇り予報となっている。天気予報通りであれば今週末は良馬場でレースが行えそうだ。

今週末のバイアスは、風向き次第で外枠有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で-0.8~+0.4秒位と想定している。

 

 

 

 

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