トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,6,3~4 トラックバイアス結果 (東京競馬場、阪神競馬場)

 

先週日曜日に安田記念(GⅠ)が行われ、4番人気のソングラインは道中は中団外を追走すると、直線では進路を外に取り上がり3ハロン33.1秒の末脚を繰り出し2着のセリフォスに1馬身1/4差をつけ優勝した。

東京競馬場は月曜日に9㎜、水曜日に1.5㎜、金~土曜日に262㎜の雨が降り、馬場状態は芝は不良→良、ダートは不良→稍重。日曜日の芝コースは速い時計と、少し外枠有利のバイアスが出ていた。

阪神競馬場は月~火曜日に23.5㎜と木~金曜日に123.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は稍重→良、ダートは重→良。阪神競馬場は木~金曜日の雨量がかなり多かったが、芝コースは開幕週ということもあり2日間とも速い時計が出ていた。

では、2023年6月3~4日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

6/3 予想


6/3 結果



6/4 予想


6/4 結果

 

ダート

6/3 予想


6/3 結果



6/4 予想


6/4 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に9㎜、水曜日に1.5㎜、金~土曜日に262㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は8Rまで不良、10Rのみ重に回復。日曜日は6Rまで稍重、7R以降は良に回復。

開催7週目、B→Cコース替わり2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いが少しデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには少し傷みが出始めている。土曜日は雨の影響でクッション値が5.4だったように馬場は軟らかい、日曜日は前日までの雨が残ったためか少し軟らかめだった。

時計は、土曜日は+0.3秒位、日曜日は-2.0秒位。土曜日は馬場のダメージが少なかったが、朝までの大雨の影響もあり時計は標準位だった。日曜日はだいぶ水分が抜けてかなり速い時計が出ていた。

枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日は馬場がタフだったためかバイアスは出なかった。日曜日は内ラチ沿いに傷みが出てきたためか、それとも馬場が少し軟らかいためか内枠がダメな訳ではないが、どちらかというと外枠が有利だった。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともまだ内に傷みが出ていないためかバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日はスローペースのレースで前残りもあったが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

月曜日に9㎜、水曜日に1.5㎜、金~土曜日に262㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は6Rまで不良、9R以降は重に回復。日曜日は4Rまで重、8R以降は稍重に回復。土曜日は3Rまで馬場に水が浮いていた。

時計は、土曜日は-2.6→-2.2秒位へ変動、日曜日は-1.8→-1.0秒位へ変動。土曜日は3Rまで-2.6秒位、6R以降は-2.2秒位へ変動。日曜日は8Rまでは-1.8秒位、10R以降は-1.0秒位へ変動した。

枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は内枠がダメな訳ではないが、どちらかというと外枠が有利だった。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日は差しも決まっていたが、勝ち馬はすべて4角4番手以内、逃げ馬はすべて連対していたこともあり前有利だった。日曜日は逃げ先行馬も残ったが、どちらかというと決め手がある馬が中心だった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月~木曜日は晴れか曇り、金曜日以降は曇りか雨予報となっている。天気予報通りであれば今週末は道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、まだ傷みが少ないので出にくいか、馬場の軟らかさや傷みの進行具合によっては外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第で-2.3~-1.7秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、馬場が軟らかめだと思われるので基本的には出にくいか、当日の雨量が多いと内枠有利、前有利になることがあり得る。

 

・ダート

今週の天気は、月~木曜日は晴れか曇り、金曜日以降は曇りか雨予報となっている。天気予報通りであれば今週末は道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、風向きによって外枠有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で-0.9~-0.3秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、先週の傾向からすると稍重~重であれば外枠有利の差し有利、不良だと前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

6/3 予想


6/3 結果



6/4 予想


6/4 結果

 

ダート

6/3 予想


6/3 結果



6/4 予想


6/4 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に23.5㎜と木~金曜日に123.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は7Rまでは稍重、9R以降は良に回復。日曜日は晴れたため良のまま。

先週が開幕週。前開催のダメージは感じられず、馬場は2日間とも良好な状態。土曜日は前日までの雨の影響で馬場は柔らかめ、日曜日は水分がほとんど抜けて硬さは標準位だった。

時計は、-1.3→-2.2秒位へ変動、日曜日は-2.3秒位。土曜日は5Rまで-1.3秒位、7Rが-2.0秒位、9R以降は-2.2秒位へ変動した。日曜日は馬場の水分がほとんど抜けたためかなり速い時計が出ていた。

枠は2日間ともフラット。土曜日は内枠の好走が目立ったレースもあったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はやや内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は外が伸びないというよりも、馬場が内から乾燥したためか内ラチ沿いから2頭分がかなり伸びていた。日曜日は水分がほとんど抜けたためかバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は正面直線がかなり強い向かい風気味で上がりに差が出にくかったためか、逃げ馬がすべて連対だったこともあり前有利だった。日曜日は一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

月曜日に23.5㎜と木~金曜日に123.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は8Rまで重、12Rのみ稍重に回復。日曜日は7Rまで稍重、9R以降は良に回復。

時計は、土曜日は-2.8→-1.6秒位へ変動、日曜日は-1.3秒位。土曜日は3Rまで-2.8秒位、6,8Rが-2.0秒位、12Rは-1.6秒位へ変動した。日曜日は馬場状態が稍重→良だったが、湿っていたためか速めの時計が出ていた。

枠は、土曜日は内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は1200mが少し内枠有利、他の距離はバイアスは出なかった。日曜日はバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間とも未勝利戦で前残りが目立っていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は晴れ、火曜日以降は曇りか雨予報となっている。天気予報通りであれば今週末は道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、馬場が軟らかめだと外枠有利の差し有利、硬さが標準位だと差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第で-2.5~-1.7秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、基本的には出にくいか、雨量が多いと内枠有利の前有利になる可能性がある。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は晴れ、火曜日以降は曇りか雨予報となっている。天気予報通りであれば今週末は道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、先週の傾向からすると出にくいか、風向き次第では外枠有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で-0.8~±0秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、先週の傾向からすると内枠有利になる可能性があり、場合によっては前有利や差し有利になることもあり得る。

 

 

 

 

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