日曜日に安田記念1(GⅠ)が行われる。舞台の東京芝は雨が降る予報で、しかも午後は発雷確率が高く急な雷雨があるかもしれないので、天気の急変による時計やバイアスの変化に注意したい。
東京競馬場は火曜日に25.5㎜と金曜日に19.5㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは重。日曜日の府中市は上記の通り天気が悪い予報なので、時計やバイアスの変化に注意したい。
京都競馬場は月~火曜日に104.5㎜と金曜日に2.5㎜の雨が降り、、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。日曜日の京都市も大気の状態が不安定で雨が降る予報なので、雨量によって時計やバイアスが変化するかもしれないので注意したい。
では、2024年6月2日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火曜日に25.5㎜と金曜日に19.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけて曇り時々雨予報で、特に日曜日の午後は発雷確率が高いので急な雷雨があるかもしれない。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は1~40㎜、日曜日の想定馬場状態は良~不良。
開催7週目、B→Cコース替わり2週目。今までのレースで3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきたが、馬場の全体的にはかなり良好な状態。日曜日は雨が降る予報なので雨量によっては馬場がタフになるかもしれない。
土曜日の時計は-2.0→-2.4秒位へ変動。日曜日は雨が降る予報なので雨量次第で-2.4~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。特に午後は発雷確率が高く急な雷雨の可能性があるので、雨量によっては極端に時計が遅くなることもあり得る。ただ、雨量が少なく馬場状態が稍重程度であれば、芝の状態が良いこともあり時計はそこまで遅くならないだろう。
枠は内~外と想定。雨量が少なく馬場状態が良、稍重、稍重に近い重の場合は、馬場の表面が緩くなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量が多く不良に近い重か不良の場合は、馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなるかもしれないので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。雨量が少なく馬場状態が良、稍重、稍重に近い重の場合は、直線はまだ傷みが出ていないのでバイアスも出にくいだろう。雨量が多く不良に近い重か不良の場合は、東京芝は馬場がグチャグチャになると外が伸びるようになることがある。
前後は前~差しと想定。雨量が少なく馬場状態が良、稍重、稍重に近い重の場合は、馬場の表面が緩くなりそうなことと、速い上がりが出ているため差し有利になる可能性がある。雨量が多く不良に近い重か不良の場合は、馬場がグチャグチャになりスタミナが削られ上がりに差が出てにくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
火曜日に25.5㎜と金曜日に19.5㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は重。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけて曇り時々雨予報で、特に日曜日の午後は発雷確率が高いので急な雷雨があるかもしれない。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は1~40㎜、日曜日の想定馬場状態は稍重~不良。
土曜日の時計は-2.1→-1.7秒位へ変動。日曜日は急な雷雨があるかもしれないので雨量次第で-3.5~-0.5秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-1.5~-0.5秒位になることもあり得る。
枠はフラット~外と想定。前日はバイアスは出なかったが、近年の東京ダートは道悪になると外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第~差しと想定。前日もそうだが、近年の東京ダートは道悪になると速い上がりが出るので差し有利になることがある。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月~火曜日に104.5㎜と金曜日に2.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇り一時雨予報で、大気の状態が不安定なので急に雨が降る可能性がある。想定雨量は0~10㎜、想定馬場状態は良~重。
開催7週目、今週からB→Cコース替わり。コース替わりでダメージが出た箇所はカバーされ、馬場はかなり良好な状態になった。日曜日は雨が降る予報なので、雨量次第で馬場の表面が軟らかくなる可能性がある。
土曜日の時計は-2.4秒位。日曜日は雨が降る予報なので雨量次第で-2.4~+1.0秒位と想定している。
枠は内~外と想定。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れて太陽が出た場合は、馬場が内から乾燥してロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。少量の雨が降った場合は、馬場の表面が緩めになりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量がそれなりの場合は、馬場が軟らかくなるのでバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れて太陽が出た場合は、馬場が内から乾燥して内が伸びる可能性がある。それ以外の場合は、まだ傷みが出ていないのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。少量の雨が降った場合は、馬場の表面が軟らかくなりそうなことと、速い上がりが出ているので差し有利になる可能性がある。それ以外の場合は、まだ馬場に傷みが出ていないのでバイアスは出にくいだろう。
・ダート
月~火曜日に104.5㎜と金曜日に2.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇り予報だが大気の状態が不安定なので急に雨が降る可能性がある。想定雨量は0~10㎜、想定馬場状態は良~不良。
土曜日の時計は-0.5秒位。日曜日は雨が降る予報なので雨量次第で-2.5~+1.5秒位と想定している。改修工事後の京都ダートは道悪になると時計がかなり遅くなることがあるので注意したい。今週は火曜日に101.5㎜もの大雨が降ったので、砂が流れて今までとは時計やバイアスの出方が変わってくるかもしれないので注意したい。
枠はフラット~外と想定。改修工事後の京都ダートの道悪の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。改修工事後の京都ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。