トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,6,1~2 トラックバイアス結果 (東京競馬場、京都競馬場)

 

先週日曜日に安田記念(GⅠ)が行われ、1番人気の香港馬・ロマンチックウォリアーは道中先行すると、直線では力強く抜け出し2着のナミュールに1/2馬身差をつけ優勝した。

東京競馬場は火曜日に25.5㎜、金曜日に19.5㎜、日曜日に数ミリの雨が降り、馬場状態は芝は良→稍重、ダートは重。芝コースは週間や当日の雨の影響で時計の出方が2日間で違っていた。

京都競馬場は月~火曜日に104.5㎜、金曜日に2.5㎜、日曜日に数ミリの雨が降り、馬場状態は芝は良→稍重、ダートは稍重。日曜日の芝コースは馬場の表面が緩いためか外枠有利のバイアスが出ていた。

では、2024年6月1~2日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

6/1 予想


6/1 結果



6/2 予想


6/2 結果

 

ダート

6/1 予想


6/1 結果



6/2 予想


6/2 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に25.5㎜と金曜日に19.5㎜の雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。日曜日はレース前と7R以降に雨が降り、馬場状態は稍重に悪化。

開催7週目、B→Cコース替わり2週目。今までのレースで向こう正面の内ラチ沿いにダメージが出始め、3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきたが、全体的には良好な状態。2日間とも雨の影響があり馬場の表面は緩めだった。

時計は、土曜日は-2.0→-2.4秒位へ変動、日曜日は-1.8→-1.3秒位へ変動。土曜日は5Rまで-2.0秒位、7R以降は-2.4秒位へ変動した。日曜日は9Rまでは-1.8秒位、11Rのみ-1.3秒位へ変動した。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は気持ち外枠の好走が多かったが、まだ馬場に傷みが出ていないためか2日間ともバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日は馬場の表面が緩めだったためか一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は9Rまではバイアスは出なかったが、11Rは馬場がさらに軟らかくなったためか差し有利だった。

 

・ダート

火曜日に25.5㎜と金曜日に19.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は重。日曜日はレース前と7R以降に雨が降ったが、重のまま。

時計は、土曜日は-2.1→-1.7秒位へ変動、日曜日は-2.4秒位。土曜日は8Rまでは-2.1秒位、11R以降は-1.7秒位へ変動した。日曜日は朝の雨の影響で速い時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第~差し。2日間とも逃げ先行馬も残ったが、速い上がりが出ているためか基本的には差し有利で、どちらかというと土曜日の方が強くバイアスが出ていた。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月~火曜日は大気の状態が不安定で急な雨が降る可能性があり、水曜日以降は晴れか曇り予報となっている。ただ、週末は低気圧の進路次第では天候が悪化することもあり得るので注意したい。

良馬場の場合のバイアスは、まだ傷みが出ていないのでバイアスも出にくいか、速い上がりが出ているので馬場の軟らかさ次第では差し有利になる可能性がある。ただ、傷みが出てくると外枠有利、外伸び、差し有利になることもあり得る。時計は-2.5~-2.0秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、雨量が少なければ出にくいか、外枠有利、差し有利になる可能性がある。雨量がかなり多いと馬場がグチャグチャになるので、内枠有利、外伸び、前有利になることもあり得る。

 

・ダート

今週の天気は、月~火曜日は大気の状態が不安定で急な雨が降る可能性があり、水曜日以降は晴れか曇り予報となっている。ただ、週末は低気圧の進路次第では天候が悪化することもあり得るので注意したい。

良馬場の場合のバイアスは、含水率や風向き次第で外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は含水率次第で-1.3~-0.5秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、近年の東京ダートの道悪の傾向からすると外枠有利、差し有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

6/1 予想


6/1 結果



6/2 予想


6/2 結果

 

ダート

6/1 予想


6/1 結果



6/2 予想


6/2 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に104.5㎜と金曜日に2.5㎜の雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。日曜日はレース前に数ミリの雨が降ったが10Rまでは良、12R前から大雨になり12Rは稍重に悪化。

開催7週目、先週からB→Cコース替わり。これによりダメージが出ている箇所はカバーされ、馬場はかなり良好な状態になった。しかしこの2日間のレースでコース全体の内ラチ沿いにダメージが出始めた。週間や当日の雨の影響で土曜日と日曜日の10Rまでは馬場の表面が緩め、日曜日の12Rは大雨の影響で馬場はタフ。

時計は、土曜日は-2.4秒位、日曜日は-1.4→+1.4秒位へ変動。土曜日は前日に雨が降ったが、コース替わりで馬場が良好になったこともあり速い時計が出ていた。日曜日は朝の雨の影響で10Rまでは-1.4秒位、12Rは大雨の影響で+1.4秒位へ変動した。

枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日はコース替わりもありバイアスは出なかった。日曜日は朝の雨で馬場の表面が緩かったためか外枠有利だった。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日の古馬のレースは一定以上の決め手が要求されていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

月~火曜日に104.5㎜と金曜日に2.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は稍重。日曜日はレース前に雨が降ったが、馬場状態は稍重のまま。

時計は、土曜日は-0.5秒位、日曜日は+0.2秒位。2日間とも稍重だったが、おそらく土曜日の方が馬場が湿っていたと思われる。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は気持ち内の方が伸びていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気はずっと晴れか曇り予報となっている。ただ、週末は低気圧の進路次第では天候が悪化することもあり得るので注意したい。

良馬場の場合は、週間に雨が降らなければ気温が高い日が多いことから馬場が硬くなり、内枠有利、内伸び、前有利になることもあり得る。馬場の硬さが標準位であればバイアスは出にくいだろう。時計は、馬場の硬さ次第で-2.8~-2.2秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、雨量が少なければ外枠有利、差し有利に、多く馬場がグチャグチャになると内枠有利、前有利になる可能性がある。

 

・ダート

今週の天気はずっと晴れか曇り予報となっている。ただ、週末は低気圧の進路次第では天候が悪化することもあり得るので注意したい。

良馬場の場合のバイアスは、含水率がかなり低いと外枠有利になる可能性があり、そうではないとバイアスは出にくいだろう。時計は、想定するのが難しいが-0.5~+0.5秒位と想定している。砂の厚さは先週のレースでは分からなかったので、今週末のレースを注意したい。

道悪の場合のバイアスは、改修工事後の京都ダートの道悪の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。ただ、先週のレースを見る限りでは内の砂が若干薄くなっているように感じるので、馬場状態が重以上だと内枠有利、内伸びになることもあり得る。

 

 

 

 

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