トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,6,23 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、函館競馬場)

 

日曜日に宝塚記念(GⅠ)が行われる。舞台の京都芝は土曜夜から日曜日にかけて大雨の予報となっているため、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。

東京競馬場は月~火曜日に69.5㎜と金曜日に34.5㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは重。府中市は土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。

京都競馬場は月~火曜日に59.5㎜、金曜日に22㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。京都市は土曜夜から日曜日にかけて大雨の予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。

函館競馬場は週間に雨が降らず、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の函館市は午前中の降水確率が高めなので、雨の有無で時計やバイアスが変化する可能性がある。

では、2024年6月23日、日曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に69.5㎜と金曜日に34.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜は曇りのち雨、日曜日は雨時々曇り予報となっている。日曜日は午前中の雨量が多く昼前には雨が止む予報となっているが、大気の状態が不安定なので午後も雨が降る可能性がある。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は5~40㎜、日曜日の想定馬場状態は良~不良。

開催10週目、C→Dコース替わり2週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが目立つ。日曜日は午前中の雨量が多いと予報されているので、雨量次第では馬場は今開催でもっともタフになりそうだ。

土曜日の時計は-2.0秒位。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけて雨予報なので、日曜日はその雨量次第で-1.8~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。雨量が少なくレース中もほぼ雨が降らない場合は、馬場の表面が緩くなりそうなのでバイアスは出にくいか、内ラチ沿いの傷みが進行具合によっては比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量がそれなりの場合は、馬場が軟らかくなりそうなのでバイアスが出ない確率が高そうだが、内ラチ沿いの傷みがかなり進行してくると外枠有利になることもあり得る。雨量がかなり多く馬場がグチャグチャになった場合は、タフになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~やや外と想定。雨量が少なくレース中もほぼ雨が降らない場合は、確率は低いが馬場が内から乾燥して内伸びになることがあり得る。それ以外の場合は、内ラチ沿いにダメージが出てきたことと、東京芝は開催後半に雨が降ると外が伸びてくることがあるので、雨量や傷みの進行具合によっては外が伸びてきそうだ。

前後は前~差しと想定。雨量が少なくレース中もほぼ雨が降らない場合は、馬場の表面が緩くなりそうなことと、速い上がりが出そうなので差し有利になる可能性がある。雨量がそれなりの場合は、馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨量がかなり多く馬場がグチャグチャになった場合は、かなりタフになり上がりにさらに差が出にくくなることと、直線では進路を外に取りそうなので、進路を選びやすい前有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~火曜日に69.5㎜と金曜日に34.5㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は重。今後の天気は、土曜夜は曇りのち雨、日曜日は雨時々曇り予報となっている。日曜日は午前中の雨量が多く昼前には雨が止む予報となっているが、大気の状態が不安定なので午後も雨が降る可能性がある。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は5~40㎜、日曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

土曜日の時計は-2.6→-2.1秒位へ変動。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけて雨予報なので、日曜日はその雨量次第で-3.5~-1.2秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-2.0~-1.2秒位になることもあり得る。

枠はフラット~外と想定。前日は道悪でバイアスは出なかったが、近年の東京ダートは道悪になると外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。前日は道悪でバイアスは出なかったが、近年の東京ダートは道悪になると差し有利になることがある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に59.5㎜、金曜日に22㎜、土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜は曇りのち雨、日曜日は雨時々曇り予報となっている。特に土曜夜遅くから日曜明け方にかけては雨量がかなり多くなる予報となっている。しかも、土曜夜から日曜日にかけて発雷確率が高めなので急な雷雨があるかもしれない。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は20~80㎜、日曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

開催10週目、C→Dコース替わり2週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いがデコボコしていて、見た目以上にダメージが出ている印象。土曜夜~日曜日にかけて雨量がかなり多いと予報されているため、馬場は今開催でもっともタフになりそうだ。

土曜日の時計は-2.2秒位。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけて雨量がかなり多いと予報されているため、日曜日はその雨量次第で±0~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。雨量がかなり多く馬場状態が不良か不良に近い重の場合は、馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなるかもしれないので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。それ以外の場合は、馬場が軟らかくなりそうなのでバイアスが出ない確率が高そうだが、内ラチ沿いの傷みの進行具合によっては比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~外と想定。内ラチ沿いにダメージが出ているので雨量に関わらず基本的には外が伸びそうで、傷みの進行具合によっては外ラチ近くに進路を取る馬も出てきそうだ。ただ、雨量がかなり多く馬場がグチャグチャになった場合は、内も外もあまり変わらなくなりそうなのでバイアスが出にくくなることもあり得る。

前後は前~展開次第と想定。雨量がかなり多く馬場がグチャグチャになった場合は、タフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。それ以外の場合は、上記ほど上がりに差が出ないと思われるのでバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

月~火曜日に59.5㎜、金曜日に22㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、土曜夜は曇りのち雨、日曜日は雨時々曇り予報となっている。特に土曜夜遅くから日曜明け方にかけては雨量がかなり多くなる予報となっている。しかも、土曜夜から日曜日にかけて発雷確率が高めなので急な雷雨があるかもしれない。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は20~80㎜、日曜日の想定馬場状態は重~不良。

土曜日の時計は-0.4秒位。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけて雨量がかなり多いと予報されているため、日曜日はその雨量次第で-3.0~+1.0秒位と想定している。改修工事後の京都ダートは道悪になると時計が遅くなることがあるので注意したい。ただ、大雨で砂が流れて薄くなると時計が速くなることもあり得る。

枠は内~外と想定。大雨予報なので砂が流れて薄くなった場合は、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。ただ、改修工事後の京都ダートは道悪になると外枠有利になることがある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。大雨予報なので砂が流れて薄くなった場合は、ロスが少ない内が伸びる可能性がある。ただ、改修工事後の京都ダートは馬場状態に関わらずバイアスはあまり出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。大雨予報なので砂が流れて薄くなった場合は、速い時計が出ると思われるので前有利になる可能性がある。砂が流れなくても、改修工事後の京都ダートは道悪になると前有利になることがある。

 

 

 

 

 

函館競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇り予報だが、午前中の降水確率が高めなので函館らしくジリジリと雨が降る可能性がある。想定雨量は0~3㎜、想定馬場状態は良~稍重。

開催3週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出始めた。今週は週間に雨が降らなかったが馬場の硬さは標準位。

土曜日の時計は-1.3秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.3~-1.1秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.2~±0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いに傷みが出てきたため、雨の有無に関わらずどこかのタイミングで比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。内ラチ沿いにダメージが出てきたので、雨の有無に関わらずどこかのタイミングで比較的状態が良い外が伸びてくる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。内ラチ沿いに傷みが出てきたため、雨の有無に関わらずどこかのタイミングで差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は3%台なのでパサパサに乾燥している。

日曜日の天気は曇り予報だが、午前中の降水確率が高めなので函館らしくジリジリと雨が降る可能性がある。想定雨量は0~3㎜、想定馬場状態は良~稍重。

土曜日の時計は-0.9秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.1~-0.7秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.8~-0.7秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、馬場がパサパサに乾燥していてキックバックが多くなるかもしれないので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場の表面が湿りそうなのでバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。雨の有無に関わらず日曜日は向こう正面が強めの追い風の予報なので、追走が楽になり前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

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