トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,6,29 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場、小倉競馬場、函館競馬場)

 

今週から福島と小倉を加えての3場開催となる。ただ、福島と小倉の2場とも金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。

福島競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。福島市は金曜午後に雨が降る予報なので、その雨量次第で土曜日の時計やバイアスの出方が決まりそうだ。

小倉競馬場は火曜日に2㎜と木~金曜日の昼までに33.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは不良。北九州市は金曜午後と土曜午後に雨が降る予報だが、大気の状態が不安定なので急な雨が降ることもあり得る。

函館競馬場は月曜日に4.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出てきたので、どこかのタイミングで外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出る可能性がある。

では、2024年6月29日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

福島競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雨時々曇り、土曜日は曇りのち晴れ予報となっており、土曜日の未明までは降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜未明にかけての想定雨量は1~10㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

今週が開幕週。使用コースは前2週がAコース、後2週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。3~4コーナーの内ラチ沿いを中心に約2,600㎡の芝を張り替え(去年は約2,500㎡、一昨年は約2,300㎡)。エアレーション作業を実施。前開催は馬場の傷みが例年よりも少なく、しかも中間の天候も悪くなかったため、今開催の馬場は例年よりも良い状態かもしれない。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.6~-0.5秒位になることが多い。今年は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、土曜日は雨量次第で-1.8~+1.0秒位と想定している。

枠は内~外と想定。雨量がかなり少ない場合は、開幕週で馬場が良好だと思われるのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。それ以外の場合は、馬場が軟らかくなるのでバイアス出ない確率が高そうだが、スムーズに走れる外枠が有利になることもあり得る。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨量がかなり少ない場合は、開幕週で馬場が良好だと思われるのでロスが少ない内が伸びる可能性がある。それ以外の場合は、馬場が軟らかくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。雨量がかなり少ない場合は、開幕週で馬場が良好だと思われるので例年通り前有利になる可能性がある。それ以外の場合は、馬場が軟らかくなり上がりに差が出にくくなりそうなので、バイアスが出ない確率の方が高そうだが、上がりが遅いようだと前有利になることもあり得る。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は3%台なのでパサパサに乾燥している。

今後の天気は、金曜午後は雨時々曇り、土曜日は曇りのち晴れ予報となっており、土曜日の未明までは降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜未明にかけての想定雨量は1~10㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.6~+0.5秒位になることが多い。今年は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、土曜日は雨量次第で-1.8~+0.5秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。馬場状態が良の場合は、例年の良馬場の開幕週だとバイアスが出ない確率が7割位、内枠有利が3割位なので、砂が薄いようだと内枠有利になる可能性がある。稍重の場合は、近年の福島ダートの道悪の傾向からするとバイアスが出ない確率が高いが、偶に内枠有利になることがある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。例年の開幕週の良馬場の傾向、近年の福島ダートの道悪の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。馬場状態が良の場合は、例年の開幕週の良馬場のバイアスは、出ない確率が2割位、前有利が8割位なので、今年も前有利になる確率が高いと思われる。稍重の場合も、近年の福島ダートの道悪の傾向からすると高い確率で前有利になりやすい。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に2㎜と木~金曜日の昼までに33.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は曇り時々雨、土曜日は曇りのち雨予報だが、両日とも大気の状態が不安定なので急な雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は2~30㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

今週が開幕週。使用コースは4週すべてAコース。馬場は野芝のみ。コース全周の内側を中心に約22,600㎡の芝を張り替え(去年は約28,000㎡、一昨年は約21,000㎡)。エアレーション作業を実施。今年は開催ローテーションが例年と違い早い時期の開催ということもあり、JRAの発表通り芝の見た目は例年よりも悪い。今週は週間の雨量が多かったので、芝の状態が悪いと馬場はかなりタフな状態になりそうだ。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.3~-1.0秒位になることが多い。今年は金曜午後から土曜日にかけても雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.8~-0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.8~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。雨が降らなかったり降っても少量の場合は、馬場が軟らかくなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量がそれなりの場合は、馬場がタフになりそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨量が多く馬場がグチャグチャの場合は、芝の状態が悪いと内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。まだ開幕週ということもあり雨量に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。まだ開幕週ということと、雨で馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、雨量に関わらず前有利になる可能性がある。

 

・ダート

火曜日に2㎜と木~金曜日の昼までに33.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は、金曜午後は曇り時々雨、土曜日は曇りのち雨予報だが、両日とも大気の状態が不安定なので急な雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は2~30㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.1~+0.5秒位になることが多い。今年は金曜午後から土曜日にかけても雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.5~-0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-3.5~-0.5秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-2.0~-0.5秒位になることもあり得る。

枠は内~フラットと想定。近年の小倉ダートの道悪の傾向はほぼバイアスは出ないが、偶に内枠有利になることがある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。近年の小倉ダートの道悪の傾向はほぼバイアスは出ないが、偶に内伸びになることがある。

前後は前~展開次第と想定。近年の小倉ダートの道悪の傾向は前有利になることが多い。

 

 

 

 

 

函館競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に4.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

開催4週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが出ている。今週は月曜日に雨が降ったこともあり、馬場の硬さは標準位だと思われる。

先週の時計は-1.3秒位。今週土曜日は晴れ予報なので-1.3~-1.0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。先週はバイアスは出なかったが段々と外枠の好走が多くなってきている印象なので、今週土曜日はどこかのタイミングで外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。先週はバイアスは出なかったが段々と外が伸びてきている印象なので、今週土曜日はどこかのタイミングで外伸びになる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。先週はバイアスは出なかったが段々と差しが決まってきている印象なので、今週土曜日はどこかのタイミングで差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月曜日に4.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2~3%台なのでパサパサに乾燥している。

土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

先週の時計は-0.9秒位。今週土曜日は雨が降らない予報なので-1.1~-0.7秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。馬場がパサパサに乾燥しているので、キックバックが多いようだと外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。土曜日は向こう正面が追い風気味の予報で追走が楽になりそうなので、前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

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