今週は3場とも週間に雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は3場とも良となっている。ただ、3場とも金曜午後から土曜日にかけて雨が降る可能性があるため、雨の有無や雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。
福島競馬場は水~木曜日に16㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。福島市は金曜夜遅くから土曜明け方、そして土曜午後の降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。
小倉競馬場は月~火曜日に157.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。北九州市は金曜午後の発雷確率が高く大気の状態が不安定なので、ザッとつよめの雨が降ることもあり得る。
函館競馬場は月曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。函館市は金曜午後は曇りのち雨予報なので、その雨量次第で土曜日の時計やバイアスが変わってきそうだ。
では、2024年7月6日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
福島競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
水~木曜日に16㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜夜遅くから土曜明け方にかけて降水確率が高く、土曜朝以降は曇り時々晴れだが午後は降水確率が少し高めとなっている。雨が降るとしたら、金曜夜遅くから土曜明け方にかけてはザッと強めに、土曜午後はパラッとした通り雨を予想している。金曜夜遅くから土曜明け方にかけての想定雨量は0~15㎜、土曜午後の想定雨量は0~2㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。
開催2週目。先週のレースで3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきたが、芝の状態は例年よりも良さそう。福島芝は傷みやすいので、もし金~土曜日に雨が降ると傷みが出てくるかもしれない。
先週の時計は-1.8秒位。今週は金~土曜日にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.7~-1.4秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.7~±0秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合はバイアスが出ない確率が高そうだが、雨の有無に関わらず傷みが出てくると段々と外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。直線はまだ傷みが出てないのでバイアスも出ない確率が高そうだが、雨の有無に関わらず傷みが出てくると段々と外が伸びてくることもあり得る。
前後は展開次第~差しと想定。先週日曜日は内ラチ沿いがデコボコしてきたためか差し有利だったので、今週土曜日は雨の有無に関わらず差し有利になる可能性がある。
・ダート
水~木曜日に16㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5%台なので水分が残っている。
今後の天気は、金曜夜遅くから土曜明け方にかけて降水確率が高く、土曜朝以降は曇り時々晴れだが午後は降水確率が少し高めとなっている。雨が降るとしたら、金曜夜遅くから土曜明け方にかけてはザッと強めに、土曜午後はパラッとした通り雨を予想している。金曜夜遅くから土曜明け方にかけての想定雨量は0~15㎜、土曜午後の想定雨量は0~2㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。
先週の時計は-0.3秒位。今週は金~土曜日にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.5~±0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.8~±0秒位と想定している。
枠は内~フラットと想定。雨が降らない場合は、先週の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、近年の福島ダートは道悪だとバイアスが出ない確率が高いが、稀に内枠有利になることがある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降らない場合は、先週の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、近年の福島ダートは道悪だとバイアスが出ない確率が高いが、稀に内伸びになることがある。
前後は前~展開次第と想定。雨が降らない場合は、先週の傾向からすると1150mはバイアスは出ず、1700mは少し前有利になる可能性がある。雨が降った場合も、近年の福島ダートは道悪になると前有利になることが多い。
小倉競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月~火曜日に157.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報だが、金曜午後の発雷確率が少し高めなのでもしかするとザッと雨が降る可能性がある。金曜午後の想定雨量は0~25㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。
開催2週目。先週のレースで3~4コーナーの内ラチ沿いに少しダメージが出てきたが、まだ傷みは無い。ただ、例年よりも開催時期が早いためか野芝の生育が不十分に感じる。
先週の時計は-0.7~+2.0秒位。今週は金曜午後にもしかすると雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.7~-0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.7~+1.5秒位と想定している。小倉芝は馬場の状態が悪いと、1200mは時計が速め、1800m以上は遅めになることがあるので注意したい。
枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、まだ傷みが出ていないのでバイアスも出でにくいだろうが、野芝の状態が悪いと外枠有利になることもあり得る。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場が軟らかくなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。直線はまだ傷みが出てないので、多少は外が伸びるレースはあるかもしれないが、雨の有無に関わらず基本的にはバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。馬場が例年よりも悪く上がりも遅めで、しかもまだ傷みが出ていないので雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。
・ダート
月~火曜日に157.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は1~2%台なのでカラカラに乾燥している。
土曜日の天気は晴れ予報だが、金曜午後の発雷確率が少し高めなのでもしかするとザッと雨が降る可能性がある。金曜午後の想定雨量は0~25㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。
先週の時計は-1.9~-1.3秒位。今週は金曜午後にもしかすると雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.3~+0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.3~+0.5秒位と想定している。ただ、今週は月~火曜日に短時間に大量の雨が降り砂が流れたかもしれないので、そうなると今までとは時計やバイアスの出方がガラッと変わることもあり得る。
枠は内~外と想定。馬場状態が良の場合は、土曜日は西風の予報なのでバイアスは出にくいだろう。稍重の場合は、馬場の表面が湿るのでバイアスは出にくいか、近年の小倉ダートの稍重の傾向からすると外枠有利になることもあり得る。重の場合は、近年の小倉ダートの重の傾向からすると内枠有利になることがある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場状態が良~稍重の場合は、先週や近年の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。重の場合は、近年の小倉ダートの重の傾向からすると内伸びになることがある。
前後は前~展開次第と想定。馬場状態に関わらず、近年の小倉ダートの傾向からすると前有利になることが多い。
函館競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は曇りのち雨、土曜日は曇りだが降水確率が高めの予報なので雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は3~30㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。
開催5週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされたと思われるが、3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが残っているかもしれない。今週は金曜午後に雨が降る予報なので、雨量次第では馬場は今開催でもっともタフになるかもしれない。
先週の時計は-1.1~-1.0秒位。今週は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、土曜日はその雨量次第で-1.4~+2.5秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いに傷みが残った場合は、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。傷みが残らない場合はバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはフラットと想定。直線は先週の時点でまだ傷みが出ていないので、雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。内ラチ沿いに傷みが残った場合は、段々と差し有利になる可能性がある。傷みが残らない場合は、先週までと同じくバイアスは出にくいだろう。
・ダート
月曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は曇りのち雨、土曜日は曇りだが降水確率が高めの予報なので雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は3~30㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。
先週の時計は-0.9秒位。今週は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、土曜日はその雨量次第で-3.5~-0.7秒位と想定している。
枠は内~外と想定。馬場状態が良の場合は、馬場の乾燥具合によっては砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。稍重の場合は、馬場の表面が湿ると思われるのでバイアスは出にくいだろう。重の場合は、近年の函館ダートの道悪の傾向からすると偶に内枠有利になることがある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場状態が良~稍重の場合は、今開催や近年の開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。重の場合は、近年の函館ダートの道悪の傾向からすると偶に内伸びになることがある。
前後は前~展開次第と想定。馬場状態に関わらず今開催や近年の道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。