トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,7,13 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場、小倉競馬場、函館競馬場)

 

今週は週間の雨量が多く、金曜昼時点で道悪になっているコースがある。しかも金曜午後から土曜日にかけて雨が降る可能性がある競馬場もあるので、雨の有無による時計やバイアスの変化に注意したい。

福島競馬場は月~木曜日に38㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。福島市は金曜午後に雨が降り、土曜午後も雨が降る可能性があるので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。

小倉競馬場は水~木曜日に60㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは重。土曜日に北九州市は大気の状態が不安定で発雷確率も高めなので、急な雨が降ることもあり得る。

函館競馬場は月~水曜日に17㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出ているので、外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出る可能性がある。

では、2024年7月13日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

福島競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~木曜日に38㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雨のち晴れ、土曜日は晴れのち曇り予報でもしかするとレース終了前後にパラッと雨が降る可能性がある。金曜午後の想定雨量は3~10㎜、土曜日の想定雨量は0~2㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

開催3週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされそうだが、3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが残ると思われる。今週は金曜午後に雨が降っているので、土曜日の馬場の硬さは少し緩めになりそうだ。

先週の時計は-1.3~-0.8秒位。今週は金曜午後に雨が降っており、しかも土曜日にも雨が降る可能性があるので、土曜日はその雨量次第で-1.5~±0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。今週からコース替わりだが内ラチ沿いに傷みが残ると思われるので、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。ただ、金曜午後以降の雨で馬場が軟らかくなるとバイアスは出にくいかもしれない。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。今週からコース替わりで直線は傷んだ箇所がカバーされたと思われるのでバイアスが出ない確率が高そう。ただ、傷みが出てきたり残っていたりすると外が伸びてくる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。今週からコース替わりだが内ラチ沿いに傷みが残ると思われるので、差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~木曜日に38㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は雨のち晴れ、土曜日は晴れのち曇り予報でもしかするとレース終了前後にパラッと雨が降る可能性がある。金曜午後の想定雨量は3~10㎜、土曜日の想定雨量は0~2㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。

先週の時計は-0.5~±0秒位。今週は金曜午後に雨が降っており、しかも土曜日にも雨が降る可能性があるので、土曜日はその雨量次第で-2.0~±0秒位と想定している。ただ、今週は短時間にザッと強い雨が降った日もあったため、砂が流れて先週までとは時計やバイアスの出方が変わってくることもあり得る。

枠は内~フラットと想定。馬場状態が重の場合は、近年の福島ダートの道悪の傾向だと稀に内枠有利になることがある。良~稍重の場合は、今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場状態が重の場合は、近年の福島ダートの道悪の傾向だと稀に内伸びになることがある。良~稍重の場合は、今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。近年の福島ダートの道悪の傾向や今開催の傾向からすると、馬場状態に関わらず前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水~木曜日に60㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は曇り予報だが、大気の状態が不安定で特に午後は発雷確率が少し高めなので急に強い雨が降る可能性がある。想定雨量は0~40㎜、想定馬場状態は良~不良。もし雨が降らなければ馬場状態は良に回復しそうだ。

開催3週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが目立つ。今週は週間の雨量が多かったので、もし土曜日に雨が降らなくても馬場は軟らかめだろう。

先週の時計は-1.2~-1.0秒位。今週は土曜日に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.0~±0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-0.9~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。今開催は道悪や良馬場でも雨の影響が強いと1200mは時計が速め、1800m以上は遅めになることがある。

枠は内~外と想定。雨が降らないか降ってもそれなり以下の場合は、内ラチ沿いに傷みが出ていることと、週間や当日の雨の影響で馬場が軟らかめだと思われるのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性があるが、内ラチ沿いを避けるようになるとバイアスは出にくくなりそうだ。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、内も外も変わらなくなりそうなのでロスが少ない内枠が有利になることもあり得る。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。直線は内ラチ沿いに傷みが出てきそうなので、雨の有無に関わらず比較的状態が良い外が伸びてくる可能性がある。

前後は前~差しと想定。雨が降らなかったり降っても少量の場合は、内ラチ沿いに傷みが出ているので差し有利になる可能性があるが、内ラチ沿いを避けるようになると進路を選びやすい前有利になることもあり得る。雨量がそれなり以上の場合は、馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。

 

・ダート

水~木曜日に60㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は曇り予報だが、大気の状態が不安定で特に午後は発雷確率が少し高めなので急に強い雨が降る可能性がある。想定雨量は0~40㎜、想定馬場状態は稍重~不良。

先週の時計は-0.3秒位。今週は土曜日に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.8~-0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-3.0~-0.5秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-1.8~-0.5秒位になることもあり得る。また、今週は短時間にザッと強い雨が降った日もあったため、砂が流れて先週までとは時計やバイアスの出方が変わってくることもあり得る。

枠は内~フラットと想定。近年の小倉ダートの道悪の傾向からすると内枠有利になることがある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。近年の小倉ダートの道悪の傾向からすると稀に内伸びになることがある。

前後は前~展開次第と想定。近年の小倉ダートの道悪の傾向からすると前有利になることが多い。

 

 

 

 

 

函館競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~水曜日に17㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

開催6週目、A→Bコース替わり2週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに少し傷みが出始め、3~4コーナーには広範囲に傷みが出ている。今週は木曜日以降に雨が降らなかったため、馬場の硬さは標準位だと思われる。

先週の時計は±0~+2.3秒位。今週土曜日は晴れ予報なので-0.8~-0.3秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いに傷みが出ているため比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。ただ、広範囲に傷みが出て内ラチ沿いを避けるようだとバイアスは出にくくなりそうだ。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。内ラチ沿いに傷みが出ているため比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。

前後は前~差しと想定。内ラチ沿いに傷みが出ているため段々と差し有利になる可能性がある。ただ、多くの馬が内ラチ沿いを避けるようになると進路を選びやすい前有利になることもあり得る。

 

・ダート

月~水曜日に17㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5~6%台なので少し水分が残っている。

土曜日の天気は晴れ予報。馬場の乾燥が進みそうだ。

先週の時計は-1.1~-2.4秒位。今週土曜日は晴れ予報なので-1.1~-0.8秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。馬場が乾燥してキックバックが多くなるかもしれないので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。土曜日は向こう正面が追い風気味で追走が楽になりそうなので、前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

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