日曜日は3場とも降水確率が高めで、特に小倉は発雷確率も高めでゲリラ雷雨の可能性がある。3場とも雨の有無で時計やバイアスが変化する可能性があるので注意したい。
福島競馬場は月曜日に17㎜と水~木曜日に1.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。福島市は昼前後は大気の状態が不安定なので、急に雨が降る可能性がある。
小倉競馬場は月~火曜日に42.5㎜、金曜日22.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。北九州市は昼前から午後にかけて発雷確率が高いので、ゲリラ雷雨の可能性がある。
札幌競馬場は金曜日に0㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。札幌市は午後の降水確率が高めなので、パラッと雨が降る可能性がある。
では、2024年7月21日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
福島競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に17㎜と水~木曜日に1.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ時々曇り予報だが、昼前後は大気の状態が不安定なので急な雨が降る可能性がある。想定雨量は0~10㎜、想定馬場状態は良~重。
開催4週目、A→Bコース替わり2週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち、3~4コーナーは内から広範囲に傷みが目立つ。ただ、今開催は芝の生育が例年よりも良いためか、見た目ほど悪くないのかもしれない。馬場の表面はダメージが出ているためか緩め。
土曜日の時計は-0.5秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.5~-0.2秒位、雨が降った場合は雨量次第で-0.4~+2.0秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。馬場に傷みが出ているが見た目ほど悪くないのでバイアスは出ないかもしれないが、近年の福島芝の傾向からするとここまで傷みが出てくると、どこかのタイミングで外枠有利になる可能性がある。ただ、多くの馬が内ラチ沿いを避けるようになるとバイアスは出にくくなる。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。馬場に傷みが出ているが見た目ほど悪くないのでバイアスは出ないかもしれないが、近年の福島芝の傾向からするとここまで傷みが出てくると、どこかのタイミングで外伸びになる可能性がある。
前後は前~差しと想定。馬場に傷みが出ているが見た目ほど悪くないのでバイアスは出ないかもしれないが、近年の福島芝の傾向からするとここまで傷みが出てくると、どこかのタイミングで差し有利になる可能性がある。ただ、雨量が多かったり、多くの馬が内ラチ沿いを避けるようになると、進路を選びやすい前有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に17㎜と水~木曜日に1.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は5~6%台なので少し水分が残っている。
日曜日の天気は晴れ時々曇り予報だが、昼前後は大気の状態が不安定なので急な雨が降る可能性がある。想定雨量は0~10㎜、想定馬場状態は良~重。
土曜日の時計は-0.3秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.3秒前後、雨が降った場合は雨量次第で-1.5~±0秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。雨が降らない場合は、日曜日は北西の風なのでバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合も、この位の想定雨量であればバイアスは出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。前日は良馬場でバイアスは出なかったが、今開催や近年の福島ダートの傾向からすると雨の有無に関わらず前有利になる可能性がある。
小倉競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月~火曜日に42.5㎜、金曜日22.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ時々曇り予報だが、昼前から午後にかけて発雷確率が高いので急なゲリラ雷雨の可能性がある。想定雨量は0~50㎜、想定馬場状態は良~不良。
開催4週目。今までのレースのダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち、3~4コーナーは内から広範囲に傷みが目立つ。週間の雨の影響もあり、もし日曜日に雨が降らなくても馬場の表面は緩めだろう。
土曜日の時計は-0.2~+0.5秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.5~+0.8秒位、雨が降った場合は雨量次第で-0.4~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。小倉芝は馬場が傷んできたり道悪になったりすると、1200mはスタートから下り坂なので時計は速め、1800m以上は1コーナー付近の上り坂の影響もあり時計は遅めになることがある。
枠は内~外と想定。雨が降らなかったり降ってもそれなり以下の場合は、内ラチ沿いに傷みが出ているため、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。ただ、多くの馬が内ラチ沿いを避けるようになるとバイアスは出にくくなりそうだ。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、内も外も変わらなくなりそうなのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内~やや外と想定。雨が降らなかったり降ってもそれなり以下の場合は、内ラチ沿いに傷みが出ているため、比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、内も外も変わらなくなりそうなのでバイアスは出にくいか、ロスが少ない内が伸びることもあり得る。
前後は前~差しと想定。雨が降らなかったり降ってもそれなり以下の場合は、内ラチ沿いに傷みが出ているため、段々と差し有利になる可能性がある。ただ、多くの馬が内ラチ沿いを避けるようだと進路を選びやすい前有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、タフになり上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になる可能性がある。
・ダート
月~火曜日に42.5㎜、金曜日22.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。日曜日の天気は晴れ時々曇り予報だが、昼前から午後にかけて発雷確率が高いので急なゲリラ雷雨の可能性がある。想定雨量は0~50㎜、想定馬場状態は良~不良。
土曜日の時計は-1.0秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.6~±0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-3.0~±0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態だと、走りにくくなるため-1.8~-0.5秒位になることもあり得る。
枠は内~フラットと想定。馬場状態が良~稍重の場合は、まだ馬場に水分が残ると思われるのでバイアスは出にくいだろう。重~不良の場合は、近年や今開催の小倉ダートの道悪の傾向からすると内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場状態が良~稍重の場合は、今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。重~不良の場合は、近年や今開催の小倉ダートの道悪の傾向からすると内伸びになる可能性がある。
前後は前~展開次第と想定。今開催や近年の小倉ダートの傾向からすると馬場状態に関わらず前有利になる可能性がある。
札幌競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
金曜日に0㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れのち曇り予報だが、午後は降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。想定雨量は0~3㎜、想定馬場状態は良。
今週が開幕週。洋芝の生育が良く、馬場は例年以上に良好なように感じる。約2週間もほぼ雨が降らなかったためか、馬場の硬さは標準位。
土曜日の時計は-2.2秒位。日曜日は午後の降水確率が高めで雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.2秒前後、雨が降った場合は雨量次第で-2.2~-1.0秒位と想定している。
枠は内~外と想定。雨が降らない場合は、前日はバイアスは出なかったが馬場が良好なので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場の表面が緩めになりそうなので、スムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。前日はバイアスは出なかったが、開幕週で馬場が良好なので雨の有無に関わらず多少は内が伸びる可能性がある。
前後は展開次第と想定。今開催は上がりが遅めなので、雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。
・ダート
金曜日に0㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は1%台なのでカラカラに乾燥している。
日曜日の天気は晴れのち曇り予報だが、午後は降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。想定雨量は0~3㎜、想定馬場状態は良~稍重。
土曜日の時計は+0.3秒位だと思われるが、時計の出方が一定しなかったので後で修正するかもしれない。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.3~+0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.0~+0.5秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。日曜日は向こう正面が向かい風気味なので、雨の有無に関わらず砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。前日はバイアスが出なかったので、日曜日も雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。前日はバイアスが出なかったので、日曜日も雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。