台風10号の接近により3場とも週間の雨量が多くなっている。金曜午後以降も3場とも雨が降る予報となっており、特に中京は大雨の予報なので注意したい。
新潟競馬場は火～金曜日の昼までに10㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。新潟市は金曜午後から土曜日にかけて大気の状態が不安定でパラッと雨が降る可能性がある。
中京競馬場は月～金曜日の昼までに108.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは不良。中京競馬場周辺は土曜日は大雨の予報で発雷確率も非常に高いので、ゲリラ雷雨に注意したい。
札幌競馬場は月～火曜日に33㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。土曜日の札幌市は雨のち晴れ予報なので、雨量次第で時計やバイアスの出方が変わってきそうだ。
では、2024年8月31日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
新潟競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火～金曜日の昼までに10㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は金曜午後から土曜日にかけて曇り予報だが、大気の状態が不安定で急にパラッと雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は0～15㎜、土曜日の想定馬場状態は良～重。
開催6週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いが少しデコボコしているが、芝の状態はこの時期にしては良好な部類。週間に雨が降ったこともあり、もし金曜日以降に雨が降らなくても馬場の表面は緩めだろう。
先週の時計は－1.4～－1.1秒位。今週は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－1.4～－1.0秒位、雨が降った場合は雨量次第で－1.4～＋1.5秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。雨の有無に関わらず馬場の表面が緩めだと思われるのでバイアスが出ない確率が高そうだが、内ラチ沿いに傷みが進行してくると比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。雨の有無に関わらず直線はまだ傷みが出ていないのでバイアスが出ない確率の方が高そうだが、内ラチ沿いに傷みが進行してきたり雨量が多かったりすると外が伸びてくる可能性がある。
前後は展開次第～差しと想定。雨の有無に関わらず馬場の表面が緩めだと思われるのでバイアスが出ない確率が高そうだが、内ラチ沿いに傷みが進行してくるとどこかのタイミングで差し有利になる可能性がある。
・ダート
火～金曜日の昼までに10㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は6～7％台なので少し水分が残っている。
今後の天気は金曜午後から土曜日にかけて曇り予報だが、大気の状態が不安定で急にパラッと雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は0～15㎜、土曜日の想定馬場状態は良～不良。
先週の時計は－0.7～±0秒位。今週は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－0.9～－0.3秒位、雨が降った場合は雨量次第で－2.5～－0.3秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。雨が降らなかったり降っても極少量の場合は、馬場状態が良か良に近い稍重だと思われるので、今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量次第だが近年の新潟ダートの道悪の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催の傾向からすると雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。雨の有無に関わらず、今開催や近年の新潟ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。
中京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月～金曜日の昼までに108.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、台風10号の進路が不安定なため気象会社によってバラつきがある。基本的には、金曜午後は曇り一時雨、土曜日は曇りのち大雨予報となっている。土曜日は発雷確率が高く、特に午後は非常に高くなっているためゲリラ雷雨の可能性がある。金曜午後の想定雨量は0～15㎜、土曜日の想定雨量は1～150㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重～不良。ただし、台風10号の進路次第では天気がガラッと変わることもあり得るので注意したい。
開催4週目。今までのレースで向こう正面の内ラチ沿いが少しデコボコし、3～4コーナーの内ラチ沿いには少し傷みが出ている。芝の状態はこの時期にしてはかなり良好な部類。今週は週間の雨量が多く、しかも金曜午後以降もかなりの雨量が見込まれるので、もしかすると排水が追い付かず馬場の表面に水が浮くほどになることも十分あり得る。
先週の時計は－2.2～－2.1秒位。今後も大雨の予報なので、今週土曜日は雨量次第で－1.8～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。雨量次第では＋5.0秒以上もあり得る。
枠は内～フラットと想定。馬場状態が稍重～重程度の場合は、雨で馬場が軟らかいと思われるのでバイアスは出にくいだろう。不良程度の場合は、馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなりそうなので内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。雨量に関わらず近年の中京芝の道悪の傾向からすると、スムーズに走るために進路を外に取ってくる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。雨量に関わらず馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
月～金曜日の昼までに108.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は、台風10号の進路が不安定なため気象会社によってバラつきがある。基本的には、金曜午後は曇り一時雨、土曜日は曇りのち大雨予報となっている。土曜日は発雷確率が高く、特に午後は非常に高くなっているためゲリラ雷雨の可能性がある。金曜午後の想定雨量は0～15㎜、土曜日の想定雨量は1～150㎜、土曜日の想定馬場状態は重～不良。ただし、台風10号の進路次第では天気がガラッと変わることもあり得るので注意したい。
先週の時計は－0.7秒位。今後も大雨の予報なので、今週土曜日は雨量次第で－4.0～－1.0秒位と想定している。雨量が多く馬場に水が浮いて田んぼのような状態になると、走りにくくなるため－2.0～－1.0秒位になることもあり得る。
枠は内～フラットと想定。近年の中京ダートの道悪の傾向からすると内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。近年の中京ダートの道悪の傾向からすると内伸びになる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。近年の中京ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。
札幌競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月～火曜日に33㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は晴れのち曇りだが降水確率が高め、土曜日は雨のち晴れ予報となっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は1～20㎜、土曜日の想定馬場状態は良～重。
開催7週目、A→Cコース替わり3週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに若干の傷みが出て、3～4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出ている。開催が進んでダメージが蓄積されており、洋芝ということもあり少しの雨でも馬場はタフになる可能性がある。
先週の時計は－2.0～－1.5秒位。今後は金曜午後から土曜日にかけて雨予報なので、土曜日は雨量次第で－1.5～＋3.0秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。雨量が少ない場合は、馬場の内ラチ沿いに傷みが出てきているので、どこかのタイミングで比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量が多い場合は、馬場が軟らかくなるのでバイアスが出ない確率が高そうだが、傷みがさらに進行してくると外枠有利になることもあり得る。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。直線はまだ傷みが少ないのでバイアスが出にくそうだが、雨量に関わらず傷みが進行してくると外伸びになる可能性がある。
前後は前～差しと想定。雨量に関わらず、内ラチ沿いの傷みがさらに進行してくると差し有利になる可能性がある。ただ、雨量が多い場合は、馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になることもあり得る。
・ダート
月～火曜日に33㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は晴れのち曇りだが降水確率が高め、土曜日は雨のち晴れ予報となっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は1～20㎜、土曜日の想定馬場状態は良～不良。
先週の時計は＋0.3秒位。今後は金曜午後から土曜日にかけて雨予報なので、土曜日は雨量次第で－2.5～＋0.3秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。良馬場の場合は、今開催の良馬場の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。道悪の場合も、今開催の道悪の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催の傾向からすると馬場状態に関わらずバイアスは出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。良馬場の場合は、今開催の良馬場の傾向からすると前有利になる可能性がある。道悪の場合も、今開催の道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。
