先週は重賞が2つ行われ、セントライト記念(GⅡ)は2番人気のアーバンシックが、ローズステークス(GⅡ)も2番人気のクイーンズウォークがそれぞれ優勝した。
中山競馬場は日～月曜日に5㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場がかなり良好な状態だからか、土～日曜日はかなり速い時計が出ていた。
中京競馬場は水曜日に2㎜と土～日曜日に16.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良～稍重、ダートは良～重。芝ダートともに雨の影響もあり3日間で時計の出方が違っていた。
では、2024年9月14～16日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
中山競馬場
芝
9/14 予想
9/14 結果
9/15 予想
9/15 結果
9/16 予想
9/16 結果
ダート
9/14 予想
9/14 結果
9/15 予想
9/15 結果
9/16 予想
9/16 結果
【備考】
【解説】
・芝
月～日曜日のレース中までは雨が降らず、土～日曜日の馬場状態は良。その後日曜夜から月曜未明まで5㎜の雨が降ったが、馬場状態は良のまま。
開催2週目。日曜日までは今までのレースのダメージが出ず、馬場はこの時期にしてはかなり良好な状態。月曜日は雨の影響があったためか3～4コーナーの内ラチ沿いに少しダメージが出始めたが、全体的には馬場はかなり良好な状態。土～日曜日は約2週間もほぼ雨が降っていないためか馬場は少し硬めに感じた。月曜日は雨の影響もあり馬場の表面が緩めだった。
時計は、土曜日は－3.4秒位、日曜日は－3.3秒位、月曜日は－2.2秒位。土～日曜日は約2週間もほぼ雨が降らず馬場が少し硬めだったためか、近年稀に見るほどの超高速馬場だった。月曜日は当日未明までの雨の影響もあり3日間の中では時計が遅めだった。
枠は3日間ともフラット。月曜日は馬場が内から乾燥したためか5枠より内枠の好走が気持ち多かったが、3日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
直線の伸びは3日間ともフラット。日～月曜日はあまり外過ぎると伸びにくかったが、3日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は3日間とも展開次第。日～月曜日は4角であまり後ろ過ぎると厳しいが、3日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
・ダート
月～日曜日のレース中までは雨が降らず、土～日曜日の馬場状態は良。その後日曜夜から月曜未明まで5㎜の雨が降ったが、馬場状態は良のまま。含水率は土～日曜日は1～3台だったのでカラカラに乾燥していて、月曜日は3～5％台だったが少し水分が残っていた。
時計は、土曜日は－1.2秒位、日曜日は－0.7秒位、月曜日は－1.1～－0.3秒位。土曜日は良馬場だったが砂が少し薄めだったためか速めの時計が出ていた。日曜日は風が強かったためか前日よりも時計が遅かった。月曜日は1200mが－1.1秒位、1800mは直線が向かい風だったためか－0.3秒位だった。
枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット～外、月曜日はフラット。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は内枠がダメな訳ではないが外枠有利だった。月曜日は5枠より外枠の好走が多かったが、基本的にはバイアスは出なかった。
直線の伸びは3日間ともフラット。3日間ともバイアスは出なかった。
前後は、土～日曜日は展開次第、月曜日は前～展開次第。土～日曜日は前残りが少し目立っていたが基本的にはバイアスは出なかった。月曜日は1200mが前有利、1800mはバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気は、火～金曜日は晴れか曇り、土～日曜日は曇りか雨予報となっている。ただ、週間はずっと大気の状態が不安定で発雷確率が高い日もあるので、ゲリラ雷雨が降る日もありそうだ。
良馬場の場合のバイアスは、まだ傷みが出ていないので基本的には出にくいだろう。時計は、この週間にまったく雨が降らなければ気温が高いこともあり－3.3～－2.8秒位の可能性があり、少しでも雨が降ると雨量次第で－2.7～－2.0秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、雨量次第だが馬場の表面が緩くなりそうなので外枠有利、前有利になる可能性がある。
・ダート
今週の天気は、火～金曜日は晴れか曇り、土～日曜日は曇りか雨予報となっている。ただ、週間はずっと大気の状態が不安定で発雷確率が高い日もあるので、ゲリラ雷雨が降る日もありそうだ。
良馬場の場合のバイアスは、風向き次第で外枠有利、前有利になる可能性がある。時計は含水率次第で－1.2～－0.4秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、近年の中山ダートの道悪の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。
中京競馬場
芝
9/14 予想
9/14 結果
9/15 予想
9/15 結果
9/16 予想
9/16 結果
ダート
9/14 予想
9/14 結果
9/15 予想
9/15 結果
9/16 予想
9/16 結果
【備考】
【解説】
・芝
水曜日に2㎜の雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。その後土曜夜から日曜日のレース前までに16.5㎜の雨が降り、日曜日の馬場状態は稍重。月曜日は晴れたこともあり馬場状態は良に回復。
開催6週目、先週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされたが、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3～4コーナーの内ラチ沿いに傷みが残っていた。この3日間のレースで3～4コーナーは内から広範囲に傷みが出ていた。馬場の硬さは、土曜日は標準位、日曜日は雨の影響で柔らかめ、月曜日は表面が緩めだった。
時計は、土曜日は－2.5秒位、日曜日は－1.2秒位、月曜日は－1.7秒位。土曜日はコース替わりでパンパンの良馬場だったためか速い時計が出ていた。日曜日は道悪だったこともあり前日よりも時計が遅くなった。月曜日は良馬場まで回復したこともあり前日よりは速い時計が出ていた。
枠は3日間ともフラット。日曜日は気持ち内枠の好走が多かったが、3日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
直線の伸びは3日間ともフラット。月曜日はおおむね2～4分所が伸びていたが、3日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第～差し、月曜日は展開次第。土曜日は4角で後ろ過ぎると厳しいが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は9Rまでは馬場が軟らかかったためか差し有利、10R以降はある程度水分が抜けたためかバイアスは出なかった。月曜日はバイアスは出なかった。
・ダート
水曜日に2㎜の雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。その後土曜夜から日曜日のレース前までに16.5㎜の雨が降り、日曜日の馬場状態は重。月曜日は晴れたこともあり馬場状態は7Rまでは稍重、11R以降は良に回復。土曜日の含水率は1～2％台だったのでカラカラに乾燥していた。
時計は、土曜日は－1.7秒位、日曜日は－3.5→－2.4秒位へ変動、月曜日は－2.4秒位。土曜日は砂が薄めだからか良馬場にしてはかなり速い時計が出ていた。日曜日は8Rまでは－3.5秒位、12Rは－2.4秒位へ変動した。月曜日は馬場状態が稍重→良だったが湿っていたためかかなり速い時計が出ていた。
枠は、土～日曜日はフラット、月曜日はフラット～外。土～日曜日はバイアスは出なかった。月曜日は1枠の好走があったが、馬場の表面が乾燥したためか少し外枠有利だった。
直線の伸びは3日間ともフラット。3日間ともバイアスは出なかった。
前後は3日間とも展開次第。3日間ともバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気は、火～木曜日は晴れか曇り、金曜日以降は曇りか雨予報となっている。ただ、週間はずっと大気の状態が不安定で、特に木曜日以降は発雷確率が高めなのでゲリラ雷雨に注意したい。
良馬場の場合のバイアスは、さすがに3～4コーナーの内ラチ沿いに傷みが出てきたので外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は週間や当日の雨量次第で－2.3～－1.5秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、雨量にもよるが内ラチ沿いの傷みが進行し3～4コーナーは内ラチ沿いを避けるようになりそうなので、外伸び、前有利になる可能性がある。もし雨量がかなり多いと内枠有利、外伸び、前有利になる可能性がある。
・ダート
今週の天気は、火～木曜日は晴れか曇り、金曜日以降は曇りか雨予報となっている。ただ、週間はずっと大気の状態が不安定で、特に木曜日以降は発雷確率が高めなのでゲリラ雷雨に注意したい。
良馬場の場合のバイアスは、ここ数週の傾向からすると速い時計が出るようだと前有利になる可能性がある。時計は含水率次第で－1.8～－1.2秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、今開催の傾向からすると外枠有利、前有利にある可能性がある。
