先週は重賞が3つ行われ、毎日王冠(GⅡ)は1番人気のシックスペンスが、京都大賞典GⅡ)は8番人気のシュヴァリエローズが、サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)は2番人気のアルテヴェローチェがそれぞれ優勝した。
東京競馬場は金~土曜日に31.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良~稍重、ダートは重。土曜日の芝コースは道悪だったが速い上がりが出たためか、差し有利のバイアスが出ていた。
京都競馬場は木~金曜日に23.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良、ダートは稍重→良。芝コースは馬場の水分量の関係か、2日間で枠のバイアスの出方が違っていた。
新潟競馬場は木~土曜日に20.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良、ダートは重→良。芝コースは馬場の水分量の関係か、2日間で時計の出方が違っていた。
では、2024年10月5~6日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
東京競馬場
芝
10/5 予想
10/5 結果
10/6 予想
10/6 結果
ダート
10/5 予想
10/5 結果
10/6 予想
10/6 結果
【備考】
【解説】
・芝
木~金曜日に23㎜と土曜日はレース中に雨が降り、土曜日の馬場状態は4Rまでは良、5R以降は稍重に悪化。日曜日はレース前に観測できない程度の霧雨が降ったが、馬場状態は良に回復。
先週が開幕週。今年は気温が高い日が多かったためか、芝の状態は例年よりも良さそうに感じる。土曜日は雨の影響もあり馬場の表面が緩い、日曜日は馬場状態が回復したこともあり少し緩めだった。
時計は、土曜日は-2.0秒位、日曜日は-2.2秒位。土曜日は雨が降ったが雨量は少なめで、しかも開幕週で芝の状態が良かったためか速い時計が出ていた。日曜日は馬場状態が回復したが、曇りで芝の水分が抜けるのが遅かったためかそこまで速い時計が出なかった。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間とも外枠の勝ち馬が多かったが、多くは人気馬だったこともあり基本的にはバイアスは出なかった。
前後は、土曜日は展開次第~差し、日曜日は展開次第。土曜日は逃げ先行馬の好走もあったが、速い上がりが出たことと馬場の表面が緩かったためか、基本的には差し有利だった。日曜日は一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。
・ダート
木~金曜日に23㎜と土曜日はレース中に雨が降り、土曜日の馬場状態は重。日曜日はレース前に観測できない程度の霧雨が降ったが、馬場状態に変化は無く重のまま。土曜日は馬場の表面に水が浮ている時間帯もあった。
時計は、土曜日は-2.8秒位、日曜日は-2.7秒位。2日間とも道悪だったため速い時計が出ていた。
枠は、土曜日はフラット~外、日曜日はフラット。土曜日は馬券圏内のほとんどが4枠より外枠だったこともあり外枠有利だった。日曜日はバイアスは出なかった。
直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。2日間とも速い上がりが出て一定以上の決め手が要求されていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気は、月~木曜日は曇りか雨、金曜日以降は晴れか曇り予報となっている。火~水曜日の雨量が多く気温が低い日が多いので、天気予報通りなら良馬場になるかもしれないが、馬場の表面が緩めになる可能性がある。
良馬場の場合のバイアスは、馬場の表面が少し緩めになりそうなので外枠有利、差し有利になる可能性がある。馬場の硬さが標準位だとバイアスは出にくいか、速い上がりが出そうなので差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第で-2.8~-1.8秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、馬場が軟らかくなりそうなので外枠有利、差し有利になる可能性がある。雨量が多いと前有利にあることもあり得る。
・ダート
今週の天気は、月~木曜日は曇りか雨、金曜日以降は晴れか曇り予報となっている。火~水曜日の雨量が多く気温が低い日が多いので、週間の雨量次第で今週末の馬場状態が決まりそうだ。
良馬場の場合のバイアスは、風向き次第で外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は、砂が薄めに感じるので含水率次第で-1.2~-0.5秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、近年や先週の道悪の傾向からすると外枠有利、差し有利になる可能性がある。
京都競馬場
芝
10/5 予想
10/5 結果
10/6 予想
10/6 結果
ダート
10/5 予想
10/5 結果
10/6 予想
10/6 結果
【備考】
【解説】
・芝
木~金曜日に23.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。
先週が開幕週。今年は気温が高い日が多かったためか、芝の状態は例年よりも良好そうに感じる。ただ、この2日間のレースで外回り3~4コーナーの内ラチ沿いに若干のダメージが出始めた。週間の雨の影響か2日間とも馬場の表面が少し緩めだった。
時計は、土曜日は-1.5秒位、日曜日は-2.0秒位。2日間とも開幕週らしく速めの時計が出ていたが、土曜日は前日までの雨の影響もあり日曜日よりは遅めだった。
枠は、土曜日はフラット~外、日曜日は内~フラット。土曜日は内枠の好走もあったが、馬場の表面が緩めだったためかスムーズに走れる外枠が少し有利だった。日曜日は馬場が内から乾燥したためか4Rまでは内枠有利、5R以降はある程度水分が抜けたためかバイアスは出なかった。
直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。土曜日は4角で後ろ過ぎると厳しく、日曜日は一定以上の決め手が要求されていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
・ダート
木~金曜日に23.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は稍重。日曜日は晴れたため良に回復。日曜日の含水率は7%台だったので良馬場にしては水分量が多かった。
時計は、土曜日は±0→+0.3秒位へ変動、日曜日は±0秒位。土曜日は4Rまでは±0秒位、6R以降は+0.3秒位へ変動した。日曜日は良馬場だったこともあり時計は標準位だった。
枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は良馬場だったためか外枠有利だった。
直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気は、月~火曜日は曇りか雨、水曜日以降は晴れか曇り予報となっている。天気予報通りであれば今週末は良馬場でレースが行えそうだ。
今週末のバイアスは、まだ馬場にほとんどダメージが出ていないので内枠有利になる可能性がある。時計は-2.8~-2.4秒位と想定している。
・ダート
今週の天気は、月~火曜日は曇りか雨、水曜日以降は晴れか曇り予報となっている。天気予報通りであれば今週末はパサパサに乾燥した良馬場でレースが行えそうだ。
今週末のバイアスは、風向き次第で外枠有利、前有利になる可能性がある。時計は含水率次第で-0.3~+0.5秒位と想定している。
新潟競馬場
芝
10/5 予想
10/5 結果
10/6 予想
10/6 結果
ダート
10/5 予想
10/5 結果
10/6 予想
10/6 結果
【備考】
【解説】
・芝
木~土曜日に20.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。
先週が開幕週。前開催は例年よりも馬場へのダメージが少なかったことと、今年は気温が高い日が多かったためか、芝の状態は例年以上に良好そうに感じる。ただ、この2日間のレースでコース全体の内ラチ沿いに若干のダメージが出始め、向こう正面から各3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきた。週間の雨や散水の影響もあり2日間とも馬場の表面が緩く、どちらかというと日曜日の方が緩かった。
時計は、土曜日は-1.6秒位、日曜日は-1.1秒位。土曜日は当日朝までに雨が降ったが、開幕週ということもあり速めの時計が出ていた。日曜日は晴れたが、前日夜に散水した影響か前日よりも時計が遅くなった。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日の勝ち馬は外枠が多かったが、開幕週ということもあり2日間ともバイアスは出なかった。
前後は、土曜日は展開次第、日曜日は前~差し。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は1400mのみ前有利、他は差し有利だった。
・ダート
木~土曜日に20.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は8Rまでは重、11Rは稍重に回復。日曜日は3Rまでは稍重だったが、5R以降は良に回復。
時計は、土曜日は-1.0~-0.5秒位、日曜日は-0.8秒位。土曜日は1200mが-1.0秒位、1800mが-0.5秒位だった。日曜日は良馬場だったが若干水分が残ったためか標準よりは速めの時計が出ていた。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は若干外枠の好走が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。土曜日は勝ち馬は4角で前々が多く、日曜日は4角で後ろ過ぎると厳しかったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気は、月~火曜日は曇りか雨、水曜日以降は晴れか曇り予報だが降水確率が高めの日もあるので、水曜日以降も雨が降る可能性がある。
良馬場の場合のバイアスは、まだ馬場に傷みが出ていないのでバイアスも出にくいか、速い上がりが出るようだと差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第で-2.0~-1.2秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは出にくいか、当日の雨量が多いようだと前有利になる可能性がある。
・ダート
今週の天気は、月~火曜日は曇りか雨、水曜日以降は晴れか曇り予報だが降水確率が高めの日もあるので、水曜日以降も雨が降る可能性がある。
良馬場の場合のバイアスは、風向き次第で外枠有利、前有利になる可能性がある。時計は含水率次第で-0.8~±0秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、雨量次第だが近年の新潟ダートの道悪の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。