トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,10,26~27 トラックバイアス結果 (東京競馬場 京都競馬場 新潟競馬場)

 

先週日曜日に天皇賞秋(GⅠ)が行われ、2番人気のドウデュースは道中後方2番手を追走すると、直線では上がり3ハロン最速の32.5秒の末脚を繰り出し、2着のタスティエーラに1馬身1/4差をつけ優勝した。

東京競馬場は水曜日に1㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝は先週からコース替わりだからか、2日間とも速めの時計が出ていた。

京都競馬場は水曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出てきたためか、外枠有利、外伸びのバイアスが出ていたレースもあった。

新潟競馬場は水曜日に4.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出てきたためか、外回りはかなり外が伸びていた。

では、2024年10月26~27日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

10/26 予想


10/26 結果



10/27 予想


10/27 結果

 

ダート

10/26 予想


10/26 結果



10/27 予想


10/27 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に1㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。日曜日は5R前後と11R前後に雨量が計測できないほど少量の雨がパラッと降ったが、馬場状態への影響は無かった。

開催4週目、先週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はカバーされ、馬場はおおむね良好な状態。ただ、この2日間のレースで3~4コーナーの内ラチ沿いに若干のダメージが出始めた。馬場の硬さは2日間とも標準位。

時計は2日間とも-2.3秒位。コース替わりで馬場が良好ということもあり2日間とも速い時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。コース替わりで馬場が良好な状態になったためか、2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間とも一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

水曜日に1㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は2~4%台だったのでパサパサに乾燥していた。

時計は、土曜日は-1.1秒位、日曜日は-1.2秒位。2日間とも良馬場だったが、砂が薄めだからか良馬場にしては速めの時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は8枠の好走が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間とも一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、木~曜日は晴れか曇り、他は曇りか雨予報となっている。水曜日は雨量が多い予報で、週末も台風21号の進路次第では雨量がかなり多くなる可能性があるので注意したい。

良馬場の場合のバイアスは、馬場の硬さが標準位だと出にくいか、速い上がりが出ているので差し有利になる可能性がある。雨の影響などで表面が緩めだと外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は週間や当日の雨量次第で-2.3~-1.5秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、雨量が少なめだと馬場の表面が緩くなりそうなので外枠有利、差し有利になる可能性がある。雨量が多いとバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

今週の天気は、木~曜日は晴れか曇り、他は曇りか雨予報となっている。水曜日は雨量が多い予報で、週末も台風21号の進路次第では雨量がかなり多くなる可能性があるので注意したい。

良馬場の場合のバイアスは、差し有利になる可能性があり、含水率や風向き次第では多少は外枠の好走が多いかもしれない。時計は含水率次第で-1.4~-0.8秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、近年の東京ダートの道悪の傾向からすると外枠有利、差し有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

10/26 予想


10/26 結果



10/27 予想


10/27 結果

 

ダート

10/26 予想


10/26 結果



10/27 予想


10/27 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

開催4週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに少し傷みが出て、各3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが目立つ。週間の雨量が少ないこともあり馬場の硬さは標準位だと思われるが、内ラチ沿いは傷みが出ているため表面は緩めだった。

時計は2日間とも-1.3秒位。内ラチ沿いに傷みが出ているがまだ速めの時計が出ていた。

枠は、土曜日はフラット~外、日曜日はフラット。土曜日は内枠の好走もあったが、勝ち馬はすべて外枠だったため少し外枠有利。日曜日も外枠の勝ち馬が多かったが、少頭数のレースが多いことと、向こう正面の内ラチ沿いを避けている馬もいたためか、基本的にはバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともフラット~やや外。2日間とも内回りは直線が短いためかバイアスは出なかったが、外回りは外が伸びていた。

前後は2日間とも展開次第。2日間とも特に外回りは一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

水曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は3%台だったのでパサパサに乾燥していた。

時計は、土曜日は-0.2秒位、日曜日は-0.3秒位。2日間とも良馬場だったこともあり時計は標準位だった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、木曜日は晴れか曇り、他は曇りか雨予報となっている。週末は台風21号の進路次第では雨量が多くなる可能性があるので注意したい。

今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされそうだが、内ラチ沿いにダメージが残るかもしれない。

良馬場の場合のバイアスは、コース替わりで傷んだ箇所がある程度カバーされればバイアスは出にくいだろう。内ラチ沿いに傷みが残ったりすると外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。時計は週間や当日の雨量次第では-1.9~-1.3秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、コース替わりで傷んだ箇所がほとんどカバーされたら外枠有利になる可能性がある。コース替わりでもカバーしきれなければバイアスは出にくいか、外伸び、差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

今週の天気は、木曜日は晴れか曇り、他は曇りか雨予報となっている。週末は台風21号の進路次第では雨量が多くなる可能性があるので注意したい。

良馬場の場合のバイアスは、今開催の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。時計は含水率次第で-0.3~+0.3秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、改修工事後の京都ダートの道悪の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

新潟競馬場

10/26 予想


10/26 結果



10/27 予想


10/27 結果

 

ダート

10/26 予想


10/26 結果



10/27 予想


10/27 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に4.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

開催4週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち、レースによっては向こう正面の内ラチ沿いを避ける馬もいた。馬場は傷みが出ているためか表面が少し緩めだった。

時計は、土曜日は-1.0秒位、日曜日は-0.9秒位。馬場に傷みが出ていたが、週間の雨量が少なかったためか速めの時計が出ていた。

枠は、土曜日はフラット~外、日曜日はフラット。土曜日は少頭数のレースで内枠の好走もあったが、内ラチ沿いに傷みが出ていたためか外枠有利だった。日曜日は向こう正面で内ラチ沿いを避ける馬が多かったためかバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はやや外~外、日曜日はフラット~外。土曜日は外回りのみだったためかおおむね4.5分所より外が伸びていて、レースによっては外ラチ近くの進路を選択する馬もいた。日曜日は、内回りは直線が短いためかバイアスは出なかったが、外回りは土曜日と同じく外が伸びていた。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日は直線の進路を外に取ったためかバイアスは出なかった。日曜日は内回りはバイアスは出なかったが、外回りは差し有利だった。

 

・ダート

水曜日に4.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は4~5%台だったが少し水分が残っていた。

時計は、土曜日は-0.7秒位、日曜日は-0.8秒位。2日間とも良馬場だったが、砂が薄めだったためか良馬場にしては速めの時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は馬番1番の好走が多く、日曜日は6枠の好走が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日は逃げ馬の好走が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は例年通り約6か月後の5月3日から25日までの4週間の開催となる。例年通りであればこの期間に芝は張り替えず、エアレーション作業は毎年のように行う。

次開催の馬場はまだ発表されていないが、例年通りであれば野芝のみ。使用コースもまだ発表されていないが、例年通りであれば4週すべてBコース。前開催の馬場の傷みは例年通りか少し少なめだが、次開催は野芝が生育途上でレースが行われるので、中間の天候次第だが馬場がタフになることもあり得る。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.8~+0.5秒位になることが多い。もし天候が例年通りであれば、前開催の芝の状態が悪くないので速めの時計が出る可能性がある。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が9割位、外枠有利が1割位。直線の伸びは出ない確率が8割位、外伸びが2割位。前後は出ない確率が6割位、前有利が1割位、差し有利が3割位。

 

・ダート

次開催は例年通り約6か月後の5月3日から25日までの4週間の開催となる。例年通りであればこの期間に特に作業は行わない。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.7~+0.7秒位になることが多い。ここ数回の開催は砂が軽めに感じるので、次開催は例年よりも速めの時計が出る可能性がある。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が8割位、外枠有利が2割位。直線の伸びはほぼ出ない。前後は出ない確率が5割位、前有利が5割位。

 

 

 

 

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