トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,11,2 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場 京都競馬場 福島競馬場)

 

3場とも土曜日は雨量が多い予報となっている。もしかすると3場とも芝ダートともに不良馬場になる可能性があるので注意したい。

東京競馬場は月~水曜日に45.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。土曜日の府中市は雨量が多くない予報だが、雨雲の動き次第では雨量がかなり多くなる可能性がある。

京都競馬場は月~水曜日に37㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。土曜日の京都市は昼過ぎの雨量がかなり多くなると予報されているため、芝ダートともに不良馬場になる可能性がある。

福島競馬場は月~水曜日に18.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。土曜日の福島市は早ければレース開始前後から、遅くとも昼過ぎから雨が本降りになる予報となっている。

では、2024年11月2日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~水曜日に45.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は曇り一時雨、土曜日は雨時々曇り予報。土曜日はレース終了前後から本降りになると予報されているため、レース中の雨量はそこまで多くならないと想定している。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は5~45㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

開催5週目、A→Bコース替わり2週目。今までのレースで3~4コーナーの内ラチ沿いに若干のダメージが出ているが、芝の状態はこの時期にしては良好な部類。土曜日は雨予報なので馬場の表面が軟らかくなりそうだ。

先週の時計は-2.3秒位。土曜日は雨が降る予報なので雨量次第で-2.3~+3.0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。土曜日は雨予報で馬場の表面が緩くなりそうなので、雨量次第だがスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。まだ馬場が良好な状態なので雨量に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。土曜日は雨予報で馬場の表面が緩くなりそうなので、雨量次第だが速い上がりが出るようだと差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~水曜日に45.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は曇り一時雨、土曜日は雨時々曇り予報。土曜日はレース終了前後から本降りになると予報されているため、レース中の雨量はそこまで多くならないと想定している。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は5~45㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

先週の時計は-1.2~-1.1秒位。土曜日は雨予報なので雨量次第で-4.0~-1.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。近年の東京ダートは道悪だと外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。近年の東京ダートは馬場状態に関わらず速い上がりが出るようだと差し有利になることがある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~水曜日に37㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけて雨一時曇り予報。土曜日は未明と昼過ぎの降水量が多いと予報され、特に昼過ぎはかなり雨量が多いと予報されているため注意したい。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は20~100㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

開催5週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされそうだが、各3~4コーナーの内ラチ沿いにダメージが残りかもしれない。土曜日は雨量が多くなる予報なので、馬場は今開催でもっともタフになる可能性がある。

先週の時計は-1.3秒位。土曜日は雨予報なので雨量次第で+0.5~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。雨量がそれなり以下の場合は、コース替わりなのでバイアスは出にくいか、コース替わりで傷んだ箇所がかなりカバーされているとスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、タフになり内も外も変わらなくなるかもしれないのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。コース替わりなので雨量に関わらずバイアスは出にくそうだが、内ラチ沿いの傷みの進行具合や、雨量がかなり多くなった場合は外が伸びてくる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。雨量がかなり多く馬場がグチャグチャになった場合は、タフになり上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になる可能性がある。それ以外の場合はバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

月~水曜日に37㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけて雨一時曇り予報。土曜日は未明と昼過ぎの降水量が多いと予報され、特に昼過ぎはかなり雨量が多いと予報されているため注意したい。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は20~100㎜、土曜日の想定馬場状態は重~不良。

先週の時計は-0.3~-0.2秒位。土曜日は雨予報なので雨量次第で-3.5~+0.8秒位と想定している。改修工事後の京都ダートは馬場状態が稍重~重程度になると時計が標準よりも遅くなることがあるので注意したい。また、雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため時計が標準よりも遅くなることもあり得る。

枠はフラット~外と想定。改修工事後の京都ダートは道悪になると外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。改修工事後の京都ダートは道悪になると前有利になることがある。

 

 

 

 

 

福島競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~水曜日に18.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は雨予報で、早ければレース開始前後から、遅くとも昼過ぎから本降りになると予報されている。想定雨量は1~50㎜、想定馬場状態は良~不良。

今週が開幕週。使用コースはAコース2週、Bコース1週。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。内側の傷んだ箇所を中心に約10,000㎡の芝を張り替え(去年も約10,000㎡、一昨年は約8,700㎡)。エアレーション作業を実施。今年は気温が高い日が多かったため、芝の状態は例年よりも良好になっている可能性がある。ただ、気温が低くなり野芝が休眠期間に入る頃なので夏ほどは良くはない。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.5~-0.5秒位になることが多い。土曜日は雨予報なので-1.5~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスが出ない確率が9割位、内枠有利が1割位となっていて、シャタリング作業を行なわずエアレーション作業のみだと内枠有利になることが多い。今週土曜日は遅ければ午後から本降りになる予報なので、良馬場のうちは内枠有利になる可能性があるが、本降りになってからは馬場が軟らかくなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週は良馬場だとほぼバイアスが出ない傾向となっている。今週土曜日は遅ければ午後から本降りになる予報だが、開幕週で馬場が良好だと思われるので雨量に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとバイアスが出ない確率が5割位、前有利が5割位となっているが、シャタリング作業を行なわずエアレーション作業のみだと前有利になることが多い。今週土曜日は遅ければ午後から本降りになる予報で、良馬場のうちは前有利になる可能性があるが、雨が降ってからは雨量次第でバイアスは出にくいか、雨量が多く上がりに差が出にくくなると前有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~水曜日に18.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は雨予報で、早ければレース開始前後から、遅くとも昼過ぎから本降りになると予報されている。想定雨量は1~50㎜、想定馬場状態は良~不良。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.4~+0.9秒位になることが多い。今週土曜日は雨予報で、前開催の砂の厚さが例年並みか若干薄めなので、雨量次第で-3.5~+0.5秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなり-2.0~-0.8秒位になることもあり得る。

枠は内~外と想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスが出ない確率が8割位、外枠有利が2割位となっている。良馬場のうちは、例年の傾向通り外枠有利になる可能性がある。道悪の場合は、近年の福島ダートの道悪の傾向からするとバイアスが出ないことが多いが、偶に内枠有利になることがある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向となっている。良馬場のうちは、例年の傾向通りだとバイアスは出にくいだろう。道悪の場合は、近年の福島ダートの道悪の傾向からするとバイアスが出ないことが多いが、偶に内伸びになることがある。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が6割位、前有利が4割位となっている。良馬場のうちは、例年の傾向通りだと前有利になる可能性がある。道悪の場合も、近年の福島ダートの道悪の傾向からすると高い確率で前有利になることが多い。

 

 

 

 

にほんブログ村 競馬ブログ 馬場適性理論へ
にほんブログ村

 


競馬・血統理論ランキング