トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,11,16~17 トラックバイアス結果 (東京競馬場 京都競馬場 福島競馬場)

 

先週日曜日にマイルチャンピオンシップ(GⅠ)が行われ、4番人気のソウルラッシュは道中は中団より後ろを追走すると、直線では馬群を抜けて2着のエルトンバローズに2馬身1/2差をつけ優勝した。

東京競馬場は金曜日に5.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは先週からB→Cコース替わりだったためか、2日間とも速めの時計が出ていた。

京都競馬場は土曜日に0㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の芝コースは内ラチ沿いに傷みが出ていたためか外枠有利、外伸びのバイアスが出ていた。

福島競馬場は金曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の芝コースは内ラチ沿いに傷みが出てきたためか、外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出ていた。

では、2024年11月16~17日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

11/16 予想


11/16 結果



11/17 予想


11/17 結果

 

ダート

11/16 予想


11/16 結果



11/17 予想


11/17 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

金曜日に5.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

開催7週目、先週からB→Cコース替わり。コース替わりで傷んだ箇所はカバーされ、馬場は良好な状態。この2日間のレースで馬場のダメージは進行しなかった。馬場の硬さは、土曜日は前日の雨の影響か標準位か表面が少し緩め、日曜日は標準位だった。

時計は2日間とも-2.2秒位。コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたためか2日間とも速めの時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は中枠の好走が少なく、日曜日は外枠の好走が気持ち少なかったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日はスローペースのレースが多く前残りが多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

金曜日に5.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は5~7%台だったので少し水分が残っていた。

時計は2日間とも-1.0秒位。2日間とも良馬場だったが、今開催は良馬場でも速めの時計が出ている。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間とも気持ち外枠の好走が多かったが、バイアスが出るほどではなかった。

前後は2日間とも展開次第~差し。2日間とも逃げ先行馬が残ったレースもあったが、基本的には差し有利だった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は曇り時々晴れ一時雨、水曜日は曇りか雨、他は晴れか曇り予報となっている。気温が段々と低くなってくる予報だが、水曜日の雨量は少ないと予報されているため今週末は良馬場でレースが行えそうだ。

今週末のバイアスは、先週のコース替わりで馬場が良好な状態なので硬めだと内枠有利になる可能性がある。硬さが標準位か表面が緩めだと差し有利になる可能性がある。時計は-2.2~1.8秒位と想定しているが、馬場が硬めだと-3.0~-2.4秒位になることもあり得る。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は曇り時々晴れ一時雨、水曜日は曇りか雨、他は晴れか曇り予報となっている。気温が段々と低くなってくる予報だが、水曜日の雨量は少ないと予報されているため今週末はパサパサに乾燥した良馬場でレースが行えそうだ。

今週末のバイアスは、今開催の傾向からすると差し有利になる可能性がある。時計は含水率次第で-1.4~-0.8秒位と想定している。

 

 

 

 

 

京都競馬場

11/16 予想


11/16 結果



11/17 予想


11/17 結果

 

ダート

11/16 予想


11/16 結果



11/17 予想


11/17 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

土曜日のレース中に0㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。金曜日の午後から土曜日の午前にかけてちょいちょい雨が降ったようだが、馬場状態への影響は無かった。

開催7週目、A→Bコース替わり3週目。土曜日のレース終了時ではコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、各3~4コーナーの内ラチ沿いに少し傷みが出ていた。日曜日の終了時はコース全体の内ラチ沿いに少し傷みが出てきた。土曜日の雨の影響か、それとも段々と気温が低くなってきたためか2日間とも馬場の表面が緩めだった。

時計は、土曜日は-0.7秒位、日曜日は-1.0秒位。土曜日は金曜日の午後から土曜日の午前にかけてちょいちょい雨が降った影響か時計が遅めだった。日曜日は晴れたためか前日よりは速い時計が出ていた。

枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日は内ラチ沿いに傷みが出ていたがまだ我慢できていたためかバイアスは出なかった。日曜日は内ラチ沿いに傷みが出てきたためか、内枠の好走はあったが基本的には外枠有利だった。

直線の伸びは、土曜日はフラット、日曜日はフラット~やや外。土曜日の外回りは進路を外に取るレースもあったが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日の内回りはバイアスは出なかったが、外回りは馬場に傷みが出てきたことと、直線が長いためか外が伸びていた。

前後は2日間とも展開次第。日曜日の外回りはだいぶ差しが決まってきたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

土曜日のレース中に0㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。金曜日の午後から土曜日の午前にかけてちょいちょい雨が降ったようだが、馬場状態への影響は無かった。

時計は2日間とも-0.2秒位。2日間とも良馬場だったためか時計は標準に近かった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は気持ち外枠の勝ち馬が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間とも古馬のレースはそこそこ差しが決まってきたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気はずっと晴れか曇り予報となっている。天気予報通りであれば約3週間もほぼ雨が降っていないことになるので、馬場が硬めの良馬場になる可能性がある。

今週からB→Cコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされそうだが、内ラチ沿いにダメージが残ることもあり得る。

今週末のバイアスは、馬場が硬めだと内枠有利、前有利になる可能性がある。硬さが標準位か表面が緩めだとバイアスは出にくいか、内ラチ沿いにダメージが残りそうなので外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。時計は、馬場が硬めだと-2.8~-2.0秒位、硬さが標準位だと-1.8~-1.4秒位と想定している。

 

・ダート

今週の天気はずっと晴れか曇り予報となっている。天気予報通りであれば約3週間もほぼ雨が降っていないことになるので、カラカラに乾燥した良馬場になりそうだ。

今週末のバイアスは、今開催の傾向からすると外枠有利になる可能性があり、古馬のレースは段々と差しが決まってきているので差し有利になることもあり得る。時計は含水率次第で-0.3~±0秒位と想定している。

 

 

 

 

 

福島競馬場

11/16 予想


11/16 結果



11/17 予想


11/17 結果

 

ダート

11/16 予想


11/16 結果



11/17 予想


11/17 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

金曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

開催3週目、先週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされたが、内ラチ沿いにダメージが少し残っていた。土曜日のレース終了時では3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきた。日曜日の終了時ではコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いに少し傷みが出始めた。馬場の硬さは2日間とも標準位だが、内ラチ沿いはダメージが出ているためか表面が少し緩めだった。

時計は、土曜日は-0.4秒位、日曜日は-0.2秒位。コース替わりだったが、この時期の開催だからか2日間とも時計は標準に近かった。

枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日はまだ傷みが出ていないためかバイアスは出なかった。日曜日は内枠の好走もあったが、内ラチ沿いに傷みが出てきたためか基本的には外枠有利だった。

直線の伸びは2日間ともフラット~やや外。土曜日は外が伸びたというよりも、内からおおむね1.5分所位までが伸びなかった。日曜日は内でも我慢できていたレースもあったが、内ラチ沿いがデコボコしてきたためか基本的には外が伸びていた。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は先行馬も残っていたが、内ラチ沿いに傷みが出てきたためか基本的には差し有利だった。

 

・ダート

金曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は2~3%台なのでパサパサに乾燥していた。

時計は、土曜日は-0.3秒位、日曜日は-0.2秒位。2日間とも良馬場だったためか時計は標準に近かった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日の勝ち馬はすべて4枠より内枠だったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。日曜日の勝ち馬は4角前々が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は例年通り約5か月後の4月12日から27日までの3週間の開催となる。例年通りであればこの期間に芝を張り替えることは無く、エアレーション作業を行なうことがある。

次開催の馬場はまだ発表されていないが例年通りであれば野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースもまだ発表されていないが例年通りであれば前2週がAコース、後1週がBコース。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.3~+1.0秒位になることが多い。次開催の時計の出方はこの中間の天候の影響が大きい。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が7割位、内枠有利が3割位。直線の伸びは出ない確率が6割位、内伸びと外伸びが2割位ずつ。前後は出ない確率が9割位、差し有利が1割位。馬場が良好で時計が速いと内枠有利に、時計が遅いと外伸び、差し有利になりやすい傾向となっている。

 

・ダート

次開催は例年通り約5か月後の4月12日から27日までの3週間の開催となる。例年通りであればこの期間に特に作業は行わない。

例年の開幕週の時計は-0.3~+1.5秒位になることが多い。まだ気温が低い時期に行われる開催だからか、砂同士の摩擦が多くなり時計が遅くなることが多い。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が9割位、内枠有利が1割位。直線の伸びはほぼ出ない。前後は出ない確率が6割位、前有利が4割位となっている。

 

 

 

 

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