トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,11,30 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場 京都競馬場 中京競馬場)

 

今週から中山と中京を加えての3場開催となる。金曜昼時点のダートの馬場状態は3場とも稍重となっているが、3場とも土曜日は晴れ予報なので良まで回復するかもしれない。

中山競馬場は火~水曜日に21.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。前開催の芝コースは馬場がかなり良好だったので、今開催も速い時計が出る可能性がある。

京都競馬場は火曜日に33.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝コースは内ラチ沿いがデコボコしてきたのでバイアスが出る可能性がある。

中京競馬場は火曜日に28㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝コースはエアレーション等の作業をしなかったので、内枠有利、内伸び、前有利のバイアスが出る可能性がある。

では、2024年11月30日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火~水曜日に21.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

今週が開幕週。使用コースは順にAコース5週、年を跨いでBコース1週、Cコース3週となっており、例年とは変わっている。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。例年通り芝の張り替えは無く、エアレーション等の馬場をほぐす作業も無し。前開催は芝の状態が非常に良く馬場の傷みも少なく、中間の気温も高めだったためか今開催の芝の見た目は例年通りかそれ以上に良好に感じる。今週は火~水曜日に雨が降ったが、水曜日の朝以降は晴れたため馬場の硬さは標準位だと思われる。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.3~-1.3秒位になることが多い。今開催の馬場は例年以上に良好な状態だと思われるので、今週土曜日は-2.7~-1.7秒位と想定している。ちなみに、前開催の開幕週の時計は-3.5秒位と超高速馬場だった。

枠は内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が6割位、内枠有利が4割位となっている。この開催は芝の状態が良好だと思われるので内枠有利になる可能性が高いと想定している。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が4割位、内伸びが6割位となっている。この開催は芝の状態が良好だと思われるので内伸びになる可能性が高いと想定している。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が4割位、前有利が5割位、差し有利が1割位となっている。この開催は芝の状態が良好だと思われるので前有利になる可能性が高いと想定している。

 

・ダート

火~水曜日に21.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は良~稍重。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.0~+0.3秒位になることが多い。前開催は砂が若干薄めに感じたことと、今週土曜日は晴れ予報で馬場状態が良~稍重になると思われるので-1.8~-0.5秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が6割位、内枠有利が3割位、外枠有利が1割位となっている。この開催は砂が薄めかもしれないので馬場状態に関わらず内枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向となっている。今週土曜日は馬場状態が良~稍重と想定しているが、基本的には例年通りバイアスは出にくいと思われる。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が6割位、前有利が4割位となっている。この開催は砂が薄めかもしれないので馬場状態に関わらず前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に33.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。

開催9週目、B→Cコース替わり2週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、直線は内から広範囲がデコボコしている。気温が段々と低くなり内ラチ沿いにダメージが出ているので、馬場の表面が緩めかもしれない。

先週の時計は-1.5~-1.2秒位。今週土曜日は晴れ時々曇り予報なので-1.2~-0.9秒位と想定している。

枠は内~外と想定。通常の開催の傾向で考えると内ラチ沿いがデコボコしてきたので外枠有利になる可能性がある。ただ、先週日曜日は内枠有利になったので、今週土曜日も内枠有利になることもあり得る。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。馬場の傷みの進行具合によっては内を通っても我慢できるかもしれないが、内から広範囲がデコボコしているので比較的状態が良い外が伸びてきそうだ。

前後は展開次第~差しと想定。通常の開催の傾向で考えると内ラチ沿いがデコボコしてきたので差し有利になる可能性がある。ただ、先週日曜日はバイアスが出なかったので、今週土曜日も出にくくなるかもしれない。

 

・ダート

火曜日に33.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は良~稍重。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。想定馬場状態は良~稍重。

先週の時計は±0秒位。今週土曜日は晴れ時々曇り予報で馬場状態が良~稍重になると思われるので-0.3~+0.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。土曜日は馬場状態が良~稍重と想定しているが稍重でもほぼ良に近いと思われるので、今開催の良馬場の傾向を参考にするとバイアスは出にくいか、もしかすると外枠有利になることもあり得る。

直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。古馬のレースは多少は差しが決まるかもしれないが、今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。

 

 

 

 

 

中京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に28㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。

今週が開幕週。使用コースは前2週がAコース、後1週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。3~4コーナーの内側を中心に約5,000㎡の芝を張り替え(去年は約18,000㎡)。エアレーションとシャタリング作業は無し。前開催は芝の傷みが激しかったが芝を張り替えたためか、JRAの画像を見る限りは芝の状態は良好そうに感じる。今週は火曜日に雨が降ったが、水曜日以降は晴れたため馬場の硬さは標準位だと思われる。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.8~-0.8秒位になることが多い。この開催は芝の状態が例年通りだと思われるので、今週土曜日は-1.8~-1.0秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が7割位、内枠有利が2割位、外枠有利が1割位となっている。エアレーション等の馬場をほぐす作業を行なわなかったことと、時計が速いと内枠有利になりやすい傾向なので、今週土曜日は内枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が9割位、内伸びが1割位となっている。今週土曜日は基本的にはバイアスは出にくいと思われるが、速い時計が出ると内伸びになることもあり得る。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が6割位、前有利と差し有利がともに2割位ずつとなっている。この開催はエアレーション等の馬場をほぐす作業を行なわなかったので、今週土曜日は前有利になる可能性がある。

 

・ダート

火曜日に28㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。想定馬場状態は良~稍重。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.7~±0秒位になることが多い。前開催は砂が薄めだったためか途中から良馬場にしてはかなり速い時計が出ていたことと、今週土曜日の馬場状態は良~稍重になりそうなので-2.0~-0.5秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が9割位、内枠有利が1割位となっている。今週土曜日は馬場状態が良~稍重になりそうなことと、砂が薄めかもしれないので内枠有利になることもあり得る。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が9割位、内伸びが1割位となっている。今週土曜日は例年通りであればバイアスが出ない確率が高そうだが、砂が薄めだと内伸びになることもあり得る。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が7割位、前有利と差し有利がともに1.5割位ずつとなっている。この開催は砂が薄めかもしれないので、そうなると今週土曜日は前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

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