トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,12,28 トラックバイアス結果 (中山競馬場 京都競馬場)

 

前日の土曜日にホープフルステークス(GⅠ)が行われ、1番人気のクロワデュノールは道中中団に位置しながら3~4コーナーでポジションを上げると、直線では楽な手ごたえで抜け出し2着のジョバンニに2馬身差をつけ優勝した。

中山競馬場は週間に雨が降らず、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場にだいぶダメージがでてきたためか、先週よりも時計が遅くなっていた。

京都競馬場は週間に雨が降らず、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場にダメージが出ているが、内回りはバイアスは出なかった。

では、2024年12月28日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

12/28 予想


12/28 結果

 

ダート

12/28 予想


12/28 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず馬場状態は良。

開催5週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いにダメージが出て、3~4コーナーの内ラチ沿いはデコボコしている。約4週間以上もほぼ雨が降っていないが、最低気温が低く朝露がおりたためか内ラチ沿いを中心に馬場の表面が緩めだった。

土曜日の時計は-1.2秒位。馬場にだいぶダメージが出てきたためか、それとも朝露がおりたためか先週よりも時計は遅くなった。

枠と直線の伸びはフラット。内ラチ沿いがデコボコしてきたが、馬場の表面が緩めだったためかバイアスは出なかった。

前後は展開次第。内ラチ沿いがデコボコしてきたためかある程度差しが決まってきたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

週間に雨が降らず馬場状態は良。含水率は2%台なのでカラカラに乾燥していた。

土曜日の時計は±0秒位。気温が低くなってきたためか先週よりも時計が遅くなったのだと思われる。

枠と直線の伸びはフラット。バイアスは出なかった。

前後は展開次第。どちらかというと前残りが多かったが基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

次の開催は年が明けて1月5~6日となる。この期間の天気はずっと晴れか曇り予報で降水確率も低いので、年明けの開催は良馬場で行えそうだ。

次週はA→Bコース替わりとなる。これによりダメージが出た箇所はある程度カバーされそうだが、3~4コーナーはデコボコしている範囲が広めなのでカバーしきれないだろう。

次週のバイアスは、週間に雨が降らなければ約5週間以上もほ雨が降っていないことになるので、馬場が硬めだと内枠有利、内伸び、前有利になる可能性がある。硬さが標準位だと内ラチ沿いにダメージが残りそうなので外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は、馬場が硬めだと-3.0~-2.0秒位、硬さが標準位だと-1.7~-1.0秒位と想定している。

 

・ダート

次の開催は年が明けて1月5~6日となる。この期間の天気はずっと晴れか曇り予報で降水確率も低いので、年明けの開催はカラカラに乾燥した良馬場で行えそうだ。

次週までの予想最低気温は0℃近くと予報される日もあるため、気温がさらに低くなると凍結防止剤が散布されることも想定しておきたい。

次週のバイアスは、風向きや風速により外枠有利、前有利や差し有利になる可能性がある。時計は含水率や風の影響などで-0.8~±0秒位と想定している。

 

 

 

 

 

京都競馬場

12/28 予想


12/28 結果

 

ダート

12/28 予想


12/28 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず馬場状態は良。

開催13週目、C→Dコース替わり3週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いにダメージが出て、各3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコし、直線は内からおおむね3.5分所までデコボコしている。内ラチ沿いはダメージが出ているためか馬場の表面は少し緩めだが、その他の箇所は硬さは標準位か若干硬めに感じた。

土曜日の時計は-1.2秒位。良馬場だったためか先週と同程度の時計が出ていた。

枠はフラット。1枠の好走が多かったが基本的にはバイアスは出なかった。

直線の伸びはフラット~やや外。7Rの外回りのみは外が伸びたが、他の内回りはバイアスは出なかった。

前後は前~展開次第。7Rの外回りのみは馬場が若干硬めだったためか前有利だったが、他の内回りはそこそこ差しが決まっていたが基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

週間に雨が降らず馬場状態は良。含水率は1%台なのでカラカラに乾燥していた。

土曜日の時計は+0.3秒位。良馬場だったためか時計は標準位だった。

枠と直線の伸びはフラット。バイアスは出なかった。

前後は展開次第。バイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は阪神競馬場の改修工事の影響で開催ローテーションが変わり、2月1日から23日までの4週間の開催となる。例年の冬開催は芝は張り替えずエアレーション等の馬場をほぐす作業は行わないが、開催ローテーションが違う次開催はわからない。ただ、パトロールビデオを見るとAコース部分の芝を張り替えているように見えるが…。

次開催の馬場は発表されていないが例年の冬開催だと野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースは前2週がAコース、後2週がBコース。一年でもっとも気温が低い時期の開催なので馬場はタフになりやすい。

例年の冬開催の開幕週の時計は良馬場だと-1.0~+1.0秒位になることが多い。次開催は例年と開催ローテーションが違うので難しいが、前開催は芝の状態がそこまで悪くならなかったので次開催は速めの時計が出ると思われる。

例年の冬開催の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が4割位、内枠有利が6割位。直線の伸びは出ない確率が6割位、内伸びは4割位。前後はほぼ出ない。上記の通りAコース部分を張り替えているように見えるので、その通りであれば次開催は内枠有利、内伸びになる可能性が高い。

 

・ダート

次開催は阪神競馬場の改修工事の影響で開催ローテーションが変わり、2月1日から23日までの4週間の開催となる。例年の冬開催は特に作業は行わない。

次開催は1年で最も気温が低い時期に行われるので、最低気温が氷点下と予報されると凍結防止剤を散布することがある。近年の京都開催は凍結防止剤が散布されたことがないのでどうなるかは分からないが、他の競馬場では凍結防止剤が散布されて水分が含まれると時計が遅くなり、外枠有利になることが多い。

例年の冬開催の開幕週の時計は良馬場だと-0.5~+0.8秒位になることが多い。前開催は砂が少し深めに感じたので、気温が低い次開催は例年よりも時計が遅くなる可能性がある。

例年の冬開催の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が6割位、内枠有利が4割位。直線の伸びはほぼ出ない。前後は出ない確率が3割位、前有利と差し有利がともに3.5割位ずつとなっている。時計が速めだと内枠有利の前有利に、遅めだと差し有利になりやすい傾向となっている。

 

 

 

 

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