先週日曜日に東西で金杯が行われ、中山金杯(GⅢ)は4番人気のアルナシームが、中京で行われた京都金杯(GⅢ)は6番人気のサクラトゥジュールがそれぞれ優勝した。
中山競馬場は金曜日に0㎜と月曜日(6日)に数ミリの雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。月曜日のダートコースは時計が遅くなったためか外枠有利のバイアスが出ていた。
中京競馬場は月曜日(6日)に数ミリの雨が降り、馬場状態は芝は良→重、ダートは良。月曜日の芝コースは少し内枠有利のバイアスが出ていた。
では、2025年1月5~6日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
中山競馬場
芝
1/5 予想
1/5 結果
1/6 予想
1/6 結果
ダート
1/5 予想
1/5 結果
1/6 予想
1/6 結果
【備考】
【解説】
・芝
金曜日に0㎜と月曜日に数ミリの雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。
開催6週目、先週からA→Bコース替わり。コース替わりにより傷んだ箇所はある程度カバーされたが、3~4コーナーの内ラチ沿いに少しダメージが残っていた。この2日間のレースでコース全体の内ラチ沿いにダメージが出て、3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきた。気温が低くなってきたためか日曜日は馬場の表面が緩め、月曜日は雨が降るまでは緩め、雨が降ってからは緩くなった。
時計は、日曜日は-1.7秒位、月曜日は-1.5→-0.5秒位へ変動。日曜日はコース替わりの影響か速めの時計が出ていた。月曜日は6Rまで-1.5秒位、7Rは-1.0秒位、10R以降は-0.5秒位へ変動した。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。月曜日の勝ち馬は外枠が多かったが、馬場の表面が緩いためか2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。馬場の表面が緩いためか2日間ともバイアスは出なかった。
・ダート
金曜日に0㎜と月曜日に数ミリの雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。月曜日に雨が降るまでの含水率は1~2%台だったのでカラカラに乾燥していた。
時計は、日曜日は-0.7秒位、月曜日は-0.3秒位。今開催は良馬場でも晴れると時計が速め、曇ると時計が遅くなることが多い。月曜日の雨で時計が変動することは無かった。
枠は、日曜日はフラット、月曜日はフラット~外。日曜日はバイアスは出なかった。月曜日は内枠の好走もあったが、勝ち馬のほとんどが7枠より外枠で、8枠の半数以上が馬券に絡んでいたため外枠有利だった。今開催は良馬場で時計が遅くなると外枠有利になることがあるが、規則性は無い。
直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。
前後は、日曜日は展開次第、月曜日は展開次第~差し。日曜日は4角で後ろ過ぎると厳しいが基本的にはバイアスは出なかった。月曜日は逃げ先行馬も残っていたが、どちらかというと差し有利だった。今開催は良馬場で時計が遅くなると差し有利になることがあるが、規則性は無い。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気は、日~月曜日(12~13日)は雨または雪、他は晴れか曇り予報となっている。日~月曜日の雨や雪の有無で馬場状態が決まりそうだ。
今週からB→Cコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされそうだが、3~4コーナーの内ラチ沿いにダメージが残るかもしれない。
良馬場で馬場の硬さが標準位の場合は、内ラチ沿いにダメージが残ると外枠有利、差し有利になる可能性が、傷んだ箇所がほとんどカバーされればバイアスは出にくいだろう。時計は週間や当日の雨量次第で-1.7~-1.0秒位と想定している。
良馬場で馬場の表面が緩めの場合はバイアスは出にくいだろう。時計は週間や当日の雨量次第で-1.7~-1.0秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、雨量次第だが馬場が軟らかくなりそうなのでバイアスが出ない確率が高そうだが、雨量が多いと前有利になることもあり得る。
・ダート
今週の天気は、日~月曜日(12~13日)は雨または雪、他は晴れか曇り予報となっている。日~月曜日の雨や雪の有無で馬場状態が決まりそうだ。
良馬場の場合のバイアスは、当日の天気や風向き次第で外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は、当日の天気や風向き次第で-0.8~±0秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、近年の中山ダートの道悪の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。
中京競馬場
芝
1/5 予想
1/5 結果
1/6 予想
1/6 結果
ダート
1/5 予想
1/5 結果
1/6 予想
1/6 結果
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず日曜日の馬場状態は良。月曜日は2R前後と7R以降に雨が降り、6Rまでは良、10,11Rは稍重、12Rは重に悪化。
先週が開幕週。レース前は芝の見た目は良くないが、ダメージはほぼ無く馬場はおおむね良好な状態。この2日間のレースで1~2コーナーから向こう正面の内ラチ沿いは少しデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出始めたが、直線は比較的状態が良い。雨が降るまでは気温が低いためか馬場の表面が緩め、雨が降ってからはタフだった。
時計は、日曜日は-1.4秒位、月曜日は-0.9→+3.0秒位へ変動。日曜日は開幕週ということもあり速めの時計が出ていた。月曜日は6Rまで-0.9秒位、10Rは+2.0秒位、11R以降は+3.0秒位へ変動した。
枠は、日曜日はフラット、月曜日は内~フラット。日曜日は開幕週だが馬場の表面が緩めだったためかバイアスは出なかった。月曜日は外枠の好走もあったが、勝ち馬のすべてが内ラチ沿いピッタリを追走した馬だったため少し内枠有利と判断した。
直線の伸びは2日間ともフラット。直線は内ラチ沿い1頭分位が伸びていたが、基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。日曜日は一定以上の決め手が要求されていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
・ダート
週間に雨が降らず日曜日の馬場状態は良。月曜日は2R前後と7R以降に雨が降ったが馬場状態は良のまま。日曜日の含水率は1%台だったのでカラカラに乾燥していた。
時計は、日曜日は-0.8秒位、月曜日は-0.8→-0.5秒位へ変動。日曜日は砂が薄めだからか良馬場にしては速めの時計が出ていた。月曜日は7Rまでは-0.8秒位、8R以降は-0.5秒位へ変動した。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日の勝ち馬は内枠からが多く、月曜日は外枠からが多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気は、日曜日は雨か雪、他は晴れか曇り予報となっている。日曜日は降るかどうか微妙で、降ったとしても今のところは雨量が少ないと予報されている。
良馬場の場合のバイアスは、3~4コーナーは比較的広範囲にダメージが出ているのでバイアスも出にくいか、傷みの進行具合によっては差し有利になる可能性がある。ただ、直線は内ラチ沿い1頭分位が伸びるので内枠有利、内伸びになることもあり得る。時計は、週間や当日の雨量次第で-1.2~-0.5秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、雨量次第だが直線は内ラチ沿い1頭分位が伸びるので内枠有利、内伸び、または外伸び、前有利になる可能性がある。
・ダート
今週の天気は、日曜日は雨か雪、他は晴れか曇り予報となっている。日曜日は降るかどうか微妙で、降ったとしても今のところは雨量が少ないと予報されている。
良馬場の場合のバイアスは先週の傾向からすると出にくいだろう。時計は含水率次第で-1.0~-0.3秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、近年やここ数回の開催の傾向からすると内枠有利や外枠有利、内伸び、前有利や差し有利になる可能性がある。