今週は気温が低かったためか中山ダートに凍結防止剤が散布された。そうなると時計やバイアスがかなり変化することもあるので注意したい。
中山競馬場は火曜日に0.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。ダートコースは上記の通り凍結防止剤が散布されたので、時計やバイアスの変化に注意したい。
中京競馬場は金曜日に0㎜の雪が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは直線の内ラチ沿い1頭分位の状態が良いので、内枠有利、内伸びのバイアスが出る可能性がある。
では、2025年1月11日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
開催7週目、今週からB→Cコース替わり。コース替わりで傷んだ箇所はある程度カバーされそうだが、3～4コーナーの内ラチ沿いにはダメージが残るかもしれない。気温が低いことと、開催が進んだことで馬場の表面が緩めかもしれない。
先週の時計は－1.7～－0.5秒位。今週土曜日は晴れ予報なので－1.7～－1.2秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。コース変わりということと馬場の表面が緩めだと思われるのでバイアスが出ない確率が高そうだが、内ラチ沿いにダメージが残っていると外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。直線はコース替わりでダメージがほぼカバーされると思われるのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第～差しと想定。コース変わりということと馬場の表面が緩めだと思われるのでバイアスが出ない確率が高そうだが、内ラチ沿いにダメージが残っていると差し有利になる可能性がある。
・ダート
火曜日に0.5mの雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は良～稍重。
先週の時計は－0.7～－0.3秒位。今週土曜日は晴れ予報である程度水分が抜けそうだが、木曜日に凍結防止剤が散布されたので－1.2～＋1.5秒位と想定している。凍結防止剤が散布され馬場に水分が含まれると、砂同士の摩擦が多くなり時計が遅くなることがあるので注意したい。
枠はフラット～外と想定。中山ダートは凍結防止剤が散布されると外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前～差しと想定。稍重の場合は、近年の中山ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。良馬場の場合は、今開催は良馬場で時計が速めだとバイアスが出にくく、遅いと差し有利になることがある。ただ、凍結防止剤が散布されたので、過去の中山ダートの凍結防止剤が散布されたときのバイアスは前有利になることがある。
中京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
金曜日に0㎜の雪が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報だが、朝にごく少量の雪や雨が降る可能性がある。想定雨量は0㎜、想定馬場状態は良。
開催2週目。先週のレースで1～2コーナーから向こう正面にかけての内ラチ沿いは少しデコボコし、3～4コーナーの内ラチ沿いには少し傷みが出始めた。ただ、直線は特に内ラチ沿いの状態は良い。金曜日に雪が降ったことと、気温が低いこともあり馬場の表面が緩めかもしれない。
先週の時計は－1.4～＋3.0秒位。今週土曜日は晴れ予報なので－1.2～－0.6秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。先週は直線の内ラチ沿いの状態が良くそこが伸びていたことと、3～4コーナーは比較的広範囲にダメージが出ているため、内ラチ沿い1頭分位を走った馬が好走する特殊な内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。外も十分伸びそうだが、直線は内ラチ沿い1頭分位の状態が良いので、内ラチ沿い1頭分位のみがよく伸びる可能性がある。
前後は展開次第と想定。馬場の表面が緩いと思われるのでバイアスは出にくいだろう。
・ダート
金曜日に0㎜の雪が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は4～6％台なので少し水分が残っている。
土曜日の天気は晴れ予報だが、朝にごく少量の雪や雨が降る可能性がある。想定雨量は0㎜、想定馬場状態は良。
先週の時計は－0.8～－0.5秒位。今週土曜日は晴れ予報なので－0.8～－0.4秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。先週や前開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。先週や前開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。
