先週日曜日にフェブラリーステークス(GⅠ)が行われ、2番人気のコスタノヴァはスタートこそ悪かったが上手く先行すると、直線では早々に抜け出し2着のサンライズジパングに3/4馬身差をつけ優勝した。
東京競馬場は週間に雨が降らず、馬場状態は芝ダートともに良。日曜日のダートコースは凍結防止剤が散布されているためか差し有利のバイアスが出ていた。
京都競馬場は週間に雨が降らず、馬場状態は芝ダートともに良。ダートコースは凍結防止剤が散布されているためか2日間とも外枠有利のバイアスが出ていた。
小倉競馬場は日曜日に数ミリの雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは雨の影響もあり2日間でバイアスの出方が違っていた。
では、2025年2月22~23日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
東京競馬場
芝
2/22 予想
2/22 結果
2/23 予想
2/23 結果
ダート
2/22 予想
2/22 結果
2/23 予想
2/23 結果
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず馬場状態は2日間とも良。土曜日は雪が舞う時間帯もあったが馬場状態への影響は無かった。
開催4週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに少しダメージが出て、向こう正面の内ラチ沿いが少しデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いはデコボコしてきた。土曜日の馬場の硬さは前日の散水の影響か標準位、日曜日は約3週間もほぼ雨が降っていないためか少し硬めに感じた。
時計は、土曜日は-1.4秒位、日曜日は-1.7秒位。2日間とも速めの時計が出ていたが、日曜日は前日よりも馬場が乾燥して硬めだったためかより速い時計が出ていた。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は馬場が硬めだからか気持ち内の方が伸びていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。
・ダート
週間に雨が降らず馬場状態は2日間とも良。含水率は1~2%台だったので2日間ともカラカラに乾燥していた。土曜日は雪が舞う時間帯もあったが馬場状態への影響は無かった。
時計は、土曜日は-0.5秒位、日曜日は-0.7秒位。2日間とも良馬場でカラカラに乾燥していたので、時計は標準位よりは少し速めだった。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は気持ち外枠の好走が多めだったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日はスローペースで前残りもあったが、凍結防止剤が散布されているためか基本的には差し有利だった。
【次開催へ向けて】
・芝
次開催は例年通り約2か月後の4月26日から6月22日までの9週間の開催となる。通常はこの期間に芝は張り替えず、エアレーション作業をすることが多い。
次開催は野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースはまだ一部発表されていないが、順にAコース3週、Bコース2週、Cコース2週、Dコース2週だと思われる。野芝が生育してくる頃なので、中間の天候次第だが芝は良好になることが多い。
例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.6~-1.0秒位になることが多い。今年の前開催は芝の傷みが少なかったので、中間の気温次第では次開催は速めの時計が出る可能性がある。
例年の次開催のバイアスは良馬場だと、枠と直線の伸びはほぼ出ない。前後は出ない確率が5割位、差し有利が5割位となっている。速い上がりが出ると差し有利になる確率が高くなる。
・ダート
次開催は例年通り約2か月後の4月26日から6月22日までの9週間の開催となる。通常はこの期間に作業は行わない。
例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.5~+0.7秒位になることが多い。ここ数回の開催は砂が若干薄めになることが多いので、次開催は少し速めの時計が出る可能性がある。
例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向となっている。
京都競馬場
芝
2/22 予想
2/22 結果
2/23 予想
2/23 結果
ダート
2/22 予想
2/22 結果
2/23 予想
2/23 結果
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず馬場状態は2日間とも良。2日間とも雪が舞う時間帯もあったが馬場状態への影響は無かった。
開催4週目、A→Bコース替わり2週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに少しダメージが出て、4コーナーから直線にかけての内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、馬場は全体的には良好な部類。先週は雨が降らなかったが気温が低いためか2日間とも馬場の硬さは標準位。
時計は、土曜日は-0.7秒位、日曜日は-0.5秒位。馬場にダメージが出てきたためか時計は段々と標準に近くなってきた。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。内ラチ沿いにダメージが出ているが、少頭数のレースが多かったためか2日間ともバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。少頭数のレースが多かったためか2日間ともバイアスは出なかった。
・ダート
週間に雨が降らず馬場状態は2日間とも良。2日間とも雪が舞う時間帯もあったが馬場状態への影響は無かった。含水率は2日間とも2~4%台だったのでパサパサに乾燥していた。
時計は2日間とも+0.3秒位。2日間とも良馬場だったため時計は標準位だった。
枠は2日間ともフラット~外。2日間とも内枠の好走もあったが、凍結防止剤が散布されているためか勝ち馬のほとんどが5枠より外枠だったように外枠有利だった。
直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。
【次開催へ向けて】
・芝
次開催は例年通り約2か月後の4月26日から6月1日までの6週間の開催となる。去年はこの期間にエアレーション等の馬場をほぐす作業は行わなかったが、例年はエアレーション作業を行なうことがほとんどで、偶にシャタリング作業を行なうことがある。例年はこの期間に芝を張り替えることは無い。
次開催の馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースはCコース3週、Dコース3週。前開催の芝は傷みがほぼ出なかったので、次開催は中間の天候次第だが例年よりも芝の状態が良くなる確率が高い。
例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が5割位、内枠有利が4割位、外枠有利が1割位。直線の伸びは出ない確率が8割位、内伸びが2割位。前後は出ない確率が7割位、前有利と差し有利がともに1.5割位ずつとなっている。基本的には時計が速いと内枠有利、内伸び、前有利になりやすく、遅いと外枠有利、差し有利になることが多い。
・ダート
次開催は例年通り約2か月後の4月26日から6月1日までの6週間の開催となる。通常はこの期間に特に作業は行わない。
例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.5~+1.1秒位になることが多い。改修工事後の京都ダートは時計が遅くなることが多いので、次開催も例年よりは遅めになる可能性がある。
例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない。
小倉競馬場
芝
2/22 予想
2/22 結果
2/23 予想
2/23 結果
ダート
2/22 予想
2/22 結果
2/23 予想
2/23 結果
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず土曜日の馬場状態は良。日曜日は5~6R前後に小雨が降ったが馬場状態は良のまま。
開催5週目、A→Bコース替わり2週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに少しダメージが出て、3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきた。土曜日の馬場の硬さは標準位、日曜日は雨が降ってからは表面が少し緩めだった。
時計は、土曜日は-0.5秒位、日曜日は-0.5~±0秒位。土曜日は週間に雨が降らなかったためか2週前よりも速い時計が出ていた。日曜日は2Rが-0.5秒位、5~11Rは雨の影響か±0秒位、12Rは馬場の水分がある程度抜けたためか-0.5秒位だった。
枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日はまだ馬場に傷みが出ていないためかバイアスは出なかった。日曜日は8枠の2,3着が多かったため少し外枠有利と判断した。
直線の伸びは2日間ともフラット。直線はまだ傷みが出ていないので2日間ともバイアスは出なかった。
前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は差しも決まっていたが、馬場が乾いていたためか勝ち馬のすべてが4角4番手以内だったため少し前有利だった。日曜日は雨の影響かバイアスは出なかった。
・ダート
週間に雨が降らず土曜日の馬場状態は良。日曜日は5~6R前後に小雨が降ったが馬場状態は良のまま。含水率は2日間とも2%台だったのでパサパサに乾燥していた。
時計は、土曜日は+0.5秒位、日曜日は+0.3秒位。土曜日は風が強かったためか日曜日よりも時計が遅くなったのだと思われる。また、日曜日は雨が降ったが時計への影響は無かった。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は外枠の好走が少なめだったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気は、月~土曜日は晴れか曇り、日曜日は曇りか雨予報となっている。ただ、週間は降水確率が高めの日が多いため雨が降る可能性がある。
良馬場の場合のバイアスは、週間に雨が降らなければ約2週間もほぼ雨が降っていないことになるので馬場が硬くなり内枠有利、内伸び、前有利になる可能性がある。週間に雨が降った場合は馬場の硬さが標準位になりそうなのでバイアスは出にくいだろう。時計は、馬場が硬めだと-1.8~-0.7秒位、硬さが標準位だと-0.5~±0秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、まだ馬場に傷みが出ておらず表面が緩くなりそうなので、外枠有利、前有利になる可能性がある。ただ、馬場が乾く過程で内枠有利、内伸び、前有利になることもあり得る。
・ダート
今週の天気は、月~土曜日は晴れか曇り、日曜日は曇りか雨予報となっている。ただ、週間は降水確率が高めの日が多いため雨が降る可能性がある。
良馬場の場合のバイアスは今開催の傾向からすると出にくいだろう。時計は+0.2~+0.8秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、今開催の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。ただ、過去の凍結防止剤が散布された状態での道悪の傾向からすると内枠有利、内伸び、前有利になる可能性がある。時計は凍結防止剤が散布されているので+1.0秒よりも遅くなることもあり得る。