トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2025,4,26~27 トラックバイアス結果 (東京競馬場 京都競馬場 福島競馬場)

 

先週は重賞が3つ行われ、青葉賞(GⅡ)は1番人気のエネルジコが、マイラーズカップ(GⅡ)は5番人気のロングランが、フローラステークス(GⅡ)は7番人気のカムニャックがそれぞれ優勝した。

東京競馬場は水曜日に14㎜と土曜日に1.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝コースは開幕週で馬場が良好だからか、2日間ともこの時期にしてはかなり速い時計が出ていた。

京都競馬場は火~水曜日に12㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。こちらの芝コースも開幕週で馬場が良好だからか、2日間とも速めの時計が出ていた。

福島競馬場は水曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝は今週はA→Bコース替わりだったが、目立ったバイアスは出なかった。

では、2025年4月26~27日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

4/26 予想


4/26 結果



4/27 予想


4/27 結果

 

ダート

4/26 予想


4/26 結果



4/27 予想


4/27 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に14㎜と土曜日は11R頃からレース終了後に1.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

先週が開幕週。今年は気温が高い日が多かったためか馬場は例年よりも良好そうに感じる。この2日間のレースで3~4コーナーの内ラチ沿いに若干のダメージが出てきたが、馬場は全体的にはかなり良好な状態を維持している。先週は水曜日と土曜日に雨が降ったが馬場の硬さは2日間とも標準位。

時計は2日間とも-2.5秒位。馬場が例年よりも良好だからか2日間ともかなり速い時計が出ていた。土曜日に1.5㎜の雨が降ったが時計への影響は無かった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は気持ち外枠の好走が多かったが2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第~差し。スローペースのレースで逃げ先行馬が残ったレースもあったが、勝ち馬のほとんどが上がり3位以内だったように2日間とも基本的には差し有利だった。

 

・ダート

水曜日に14㎜と土曜日は11R頃からレース終了後に1.5㎜の雨が降り、馬場状態は2日間とも稍重。

時計は2日間とも-1.0秒位。2日間とも馬場状態が稍重だったためか時計は標準よりも少し速めだった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は5枠の好走が多かったが2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日は気持ち差しの好走が多かったがバイアスは出なかった。日曜日はスローペースで逃げ先行馬が残ったレースもあったが、馬場が湿っていたためか基本的には差し有利だった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は曇りのち雨、火曜日は雨のち晴れ、水~木曜日は晴れ、金曜日は曇りか雨、土曜日以降は晴れか曇り予報となっている。金曜日は雨量が少ない予報だが、土曜日以降は降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、水曜日以降にほぼ雨が降らなければ差し有利になる可能性がある。金曜日以降に雨が降ったが良馬場だと、馬場の表面が緩めになりそうなので外枠有利、差し有利になる可能性がある。ただ、馬場状態が回復する過程で馬場が内から乾燥すると内枠有利、内伸びになることもあり得る。時計は週間や当日の雨量次第で-2.7~-1.8秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、稍重から稍重に近い重程度だと馬場の表面が緩めだと思われるので外枠有利、差し有利になる可能性がある。不良に近い重から不良程度だとバイアスは出にくいか、上がりが遅くなると前有利になる可能性がある。ただ、馬場状態が回復する過程で馬場が内から乾燥すると内枠有利、内伸びになることもあり得る。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は曇りのち雨、火曜日は雨のち晴れ、水~木曜日は晴れ、金曜日は曇りか雨、土曜日以降は晴れか曇り予報となっている。金曜日は雨量が少ない予報だが、土曜日以降は降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、ここ数回の開催ではバイアスが出ないことが多いが、偶に外枠有利、差し有利になることがある。時計は含水率次第で-0.9~-0.3秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、近年の東京ダートの道悪の傾向からすると外枠有利、差し有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

4/26 予想


4/26 結果



4/27 予想


4/27 結果

 

ダート

4/26 予想


4/26 結果



4/27 予想


4/27 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火~水曜日に12㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

先週が開幕週。今年は気温が高かった日が多かったためか馬場は例年と同程度に良好そうに感じる。この2日間のレースで馬場には特にダメージは出なかった。馬場の硬さは標準位だったが馬場はかなり乾燥して土煙が上がるほどだった。

時計は、土曜日は-1.9秒位、日曜日は-2.0秒位。2日間とも開幕週ということもあり速めの時計が出ていた。日曜日は強風の影響で時計の出方が一定しなかったが、おおむね上記の通りだった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は7枠の好走が多かったが2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。

 

・ダート

火~水曜日に12㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は4~6%台なので若干の水分が残っていた。

時計は2日間とも-0.4秒位。2日間とも良馬場だったこともあり時計は標準位だった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は7,8枠の馬券圏内は無かったが2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は曇りのち雨、金曜日は曇りか雨、他は晴れか曇り予報となっているが、土~日曜日は降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、まだ馬場にダメージが出ていないのでバイアスも出にくいか、金曜日に雨が降ると馬場の表面が緩めになりそうなので外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は週間や当日の雨量次第で-2.4~-1.5秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、稍重~重程度だと馬場の表面が軟らかめになりそうなので外枠有利になる可能性があり、重~不良程度だと前有利か、馬場がかなりタフだと内枠有利になることもあり得る。ただ、馬場状態が回復する過程で馬場が内から乾燥し内枠有利、内伸びになることもあり得る。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は曇りのち雨、金曜日は曇りか雨、他は晴れか曇り予報となっているが、土~日曜日は降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは先週の傾向からすると出にくいだろう。時計は含水率次第で-0.6~-0.1秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、改修工事後の京都ダートの道悪の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。京都ダートは改修工事後に道悪になると良馬場よりも時計が遅くなることもあるので注意したい。

 

 

 

 

 

福島競馬場

4/26 予想


4/26 結果



4/27 予想


4/27 結果

 

ダート

4/26 予想


4/26 結果



4/27 予想


4/27 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

開催3週目、先週はA→Bコース替わり。コース替わりでダメージが出た箇所はおおむねカバーされたが、向こう正面から3~4コーナーの内ラチ沿いに若干のダメージが残った。この2日間のレースでコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきたが、芝の状態は春の福島開催の中では過去と比べてもかなり良好だった。馬場の硬さは2日間とも標準位。

時計は2日間とも-1.5秒位。コース替わりで馬場が良好だったためか2日間とも速めの時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は気持ち外枠の好走が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。日曜日は2000m以上はそこそこ差しが決まっていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

水曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は0~1%台だったのでカラカラに乾燥していたが、特に日曜日は限界までカラカラだった。

時計は2日間とも±0秒位。2日間とも良馬場だったため時計は標準位だった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は気持ち外枠の好走が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日は4角前々が目立っていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は例年通り約2か月後の6月28日から7月20日までの4週間の開催となる。例年はこの期間に3~4コーナーの内ラチ沿いの芝を小規模に張り替えることが多いが、前開催は馬場の傷みが少なかったので今年は芝を張り替えるかは不明。例年はこの期間にエアレーション作業を毎年のように行う。

次開催の馬場は例年通りであれば野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースは前2週がAコース、後2週がBコース。一年でもっとも気温が高い時期の開催だが、梅雨と重なることと福島芝は水はけが悪いため、少量の雨でも馬場がタフになることがある。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.8~-0.5秒位になることが多い。近年は温暖化の影響か良馬場だと速い時計が出ることが多い。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が7割位、内枠有利が3割位。直線の伸びは出ない確率が8割位、内伸びが2割位。前後は出ない確率が6割位、前有利が4割位となっている。

 

・ダート

次開催は例年通り約2か月後の6月28日から7月20日までの4週間の開催となる。例年はこの期間に毎年のようにクッション砂の洗浄を行う。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.6~+0.5秒位になることが多い。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が8割位、内枠有利が2割位。直線の伸びはほぼ出ない。前後は出ない確率が1割位、前有利が9割位となっている。

 

 

 

 

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